生成AI

最終更新日:2026/07/22
会議システム 資料検索要約AI
キッセイコムテックは、会議支援システム「SmartDiscussion」に生成AIを活用した資料検索・要約機能を搭載しました。AIエンジンに「Claude」を採用し、顧客ごとの専用環境での管理により機密情報の安全性を確保しています。
このニュースのポイント
キッセイコムテック株式会社は、ペーパーレス会議システム「SmartDiscussion」に、AIによる自然言語検索や資料要約、チャットでの問い合わせ機能を搭載した新バージョンの提供を開始しました。
昨今、高度な生成AIが急速に普及しており、その利便性の高さや有用性は多くの人に認知されています。しかし、法人組織においては、経営会議資料など機密性の高い情報の流出を懸念し、生成AI活用に慎重な組織も多く、保有資料の有効活用が進んでいないケースも見受けられます。
「SmartDiscussion」は、組織内のあらゆる資料を一元管理・共有・閲覧するシステムで、民間企業や官公庁など約800団体で利用されています。一方、既存顧客から「複数資料を横断的に分析・整理した要約情報を得たい」「長文資料を要約したい」といった資料活用に関する要望が多く寄せられていました。
同社は資料の有効活用に関する課題や顧客のニーズをふまえ、最新のAI技術を活用した大量資料の解析・検索機能を開発し、今回オプション機能として提供開始しました。
新機能のAIエンジンには、長文コンテキスト処理や文書生成に優れた性能を持つAnthropic社の「Claude」を採用しています。
また、重要文書の機密性を担保するため「SmartDiscussion」が備えるきめ細かいアクセス管理機能を踏襲しています。データは顧客ごとの専用環境で管理され、AIモデルの学習には利用されません。これにより、機密情報の安全性を確保しています。
さらに、数千~数万件の対象資料を一元管理できます。登録した資料は自動でAI処理に最適化され、利用者からの問い合わせに対して高速で回答します。
例えば100ページを超える報告書においても、速やかに概要を把握できます。また、数千件以上の大量資料から、曖昧なキーワードや話し言葉で目的の資料を抽出します。過去数年間や複数資料にわたる議論の経緯も要約可能です。
本機能により、組織内資料の活用の幅が広がり、業務の生産性向上が期待されます。組織内に蓄積された知見や過去資料を効率的に活用できる環境の実現を支援します。
本機能を先行導入したANAホールディングス株式会社は、2026年4月より経営会議でAIを活用した質問・資料検索を開始しました。1万件を超える資料の共有に同システムを利用しており、今後はAI活用の幅をさらに広げていくとしています。
キッセイコムテックは「SmartDiscussion」について、今後は単なるペーパーレスという枠組みを超え、高度な文書活用システムとして進化すべく、AI関連機能の強化・拡充を図る方針です。
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