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ソニー銀行と富士通、勘定系システム開発への生成AI適用開始。開発期間を30%短縮

最終更新日:2026/09/17

勘定系システム 生成AI適用開始

ソニー銀行と富士通は、勘定系システムの実開発プロセスに生成AIを本格適用しました。システム開発の設計書やソースコードなどをAIが工程横断で活用する仕組みを構築し、開発期間を従来比で30%短縮しています。

このニュースのポイント

  • ソニー銀行と富士通、勘定系システムの実開発に生成AIを本格適用開始
  • 基本設計から結合テストまでの工程において、工数を40%削減、開発期間を30%短縮
  • 今後は要件定義や運用・保守領域へ適用を拡大し、ほかの金融機関向け開発モデルとしても展開

ソニー銀行株式会社と富士通株式会社は、本番稼働中の勘定系システムの実開発で、設計からテストまでの主要工程へ生成AIの本格適用を開始しました。

現在、日本の金融業界は、システム開発の長期化や高コスト化により、市場変化への迅速な対応が困難になっています。両社は変化に即応できる開発体制の構築に向け、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社と共にシステム開発プロセスの変革を進めてきました。

同システムには「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」上で稼働する、富士通の勘定系ソリューション「Fujitsu Core Banking xBank」を採用しています。

本取組により、基本設計から結合テストまでの工数を40%、開発期間を30%短縮しました。具体的には基本設計の影響調査や結合テスト実行の工数を最大90%、詳細設計書作成を最大40%削減し、製造工程では99%のコード生成率を達成するなどの効果を確認しています。

生成AIを特定の工程だけでなく、設計からテストまでの開発全体に適用しています。「Amazon Bedrock」上の生成AIモデル「Claude」などを中核とするAIエージェントを活用し、開発資産を工程横断で再利用することで効率化しています。

概念実証としてのPoCや限定的な試行ではなく、本番稼働する勘定系システムの実開発へ生成AIを適用し、オンライン取引やバッチなど多様な処理形態で実践的に活用しています。さらに、生成AIを開発の標準プロセスに組み込み、富士通の専門人材が評価や改善を行うことで、安全性と品質を担保しながら適用範囲を拡大しています。

「Core Banking xBank」のAWSで稼働するクラウドネイティブなマイクロサービス構造は、生成AI活用の重要基盤となっています。迅速なAI連携と機能単位の段階的な適用により、設計・製造・テストの各工程で継続的に効果を検証し、適用範囲を拡大しています。

ソニー銀行は今後、要件定義を含む開発工程全体へ生成AIの適用を進めるとともに、セキュリティや運用・保守領域へも段階的に拡大する方針です。さらに、得られた知見を周辺系システムへ活用し「AIネイティブな銀行」の実現を目指すとしています。

富士通は本取組で得た知見を、ほかの金融機関向け開発モデルとして展開します。金融機関のAI活用を支援する専有環境のAIプラットフォーム開発にも生かし、日本の金融システム開発の高度化に貢献するとしています。

出典:富士通株式会社

AIsmiley編集部

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