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ChatGPTは社内利用できる?おすすめツール10選

最終更新日:2024/04/18

人間に代わってさまざまなことを行ってくれるAIは、日々その機能や精度を向上させています。ビジネスの世界においても、労力の削減や仕事の迅速化のため、AI利用への関心は日々高まっています。

当記事ではそんなAIの中でも最近話題になっている「ChatGPT」について解説し、社内で実際に役立てられる連携ツールを紹介します。

ChatGPTとは

「ChatGPT」は、アメリカのAI研究機関であるOpenAIによって開発された、AIによるチャットボットサービスです。利用者がチャットで質問すると、AIが答えを生成して回答してくれます。

ChatGPTが特に優れているのは、人間同士で会話しているかのように自然にチャットでやり取りできる点です。高度な自然言語処理技術を用いることで、AIが文法や文章の流れなどを理解し、違和感のない文章を生成しています。英語だけでなく日本語にも対応しています。
そしてネット上のあらゆる情報を収集しているため、専門性の高い分野からエンターテイメントの領域まで、幅広いジャンルの質問に対応可能です。

ChatGPTはこちらの会話の内容を理解して回答してくれるので、創造的な内容までカバー可能です。
例えば書きかけの文章の続きを考えたり、検討中のテーマについてアイディア出しを手伝ってくれるなど、工夫次第でさまざまな使い方ができます。

ChatGPTの費用やプラン

AI技術の発展と普及のために公開されたChatGPTは、基本的に無料で使えます。ただしこの無料版には、利用者が増加するピークタイムにサーバーが混雑し、応答が中断してしまうなどの問題が発生する場合があります。また利用できる自然言語処理モデルは、旧型の「GPT-3.5」のままです。

一方有料サービスの「ChatGPT Plus」においては、優先的なアクセス権が付与され回答時間が短縮し、最新の自然言語処理モデルである「GPT-4」を利用できます。GPT-4は回答の精度がより向上しただけでなく、テキスト以外にも画像や音声を認識できるようになり、入力方法も多岐に及ぶようになりました。

無料で利用できるChatGPTと有料プランのChatGPT Plusの違いをまとめると次の通りになります。

・ChatGPT
利用料金:無料
アクセス:ピーク時に混雑あり
使用モデル:GPT-3.5
学習した情報:ネット上のテキストデータ
入力フォーマット:テキスト
生成可能なもの:テキストのみ
回答速度:高速

 

・ChatGPT Plus
利用料金:月額 20ドル(約2,600円)
アクセス: 優先的なアクセス権
使用モデル:GPT-4
学習した情報:ネット上のテキスト、画像、音声
入力フォーマット:テキスト、画像、音声
生成可能なもの:テキスト、画像、音声
回答速度:やや遅い

ChatGPTを社内で活用する方法

人間に代わってAIが迅速に答えを生成してくれるChatGPTを社内に導入し、業務改善を進めている企業はすでに多数存在します。ここではChatGPTを活用できる場面を紹介します。

チャットボットを作成する

チャットボットの回答は、事前に作成されたQ&Aの内容に基づいて行われます。このQ&Aの作成の際にChatGPTを用いることで、業務を大幅に減らすことが可能です。具体的には、以下のような作業をChatGPTに代行させられます。

問い合わせ履歴から想定されるQ&Aを作成する
メールやチャットによる問い合わせ対応履歴から、問い合わせの多い質問やそれに対する回答を把握しQ&Aを作成してもらえます。

一般的な「よくある質問」をリストアップする
業種や部署、商品やサービスなどに関して、一般的にどのような質問が多いかリストアップしてもらえます。

既存の文章から、分かりやすい回答文を作成する
回答に利用できる記事や資料、大まかな回答案などをChatGPTに要約させ、分かりやすい回答文を作成してもらえます。内容の正確な元ネタがあるので、正確性が担保しやすいのがメリットです。

質問をカテゴリー別に分ける
質問内容に応じてカテゴリー分けする作業もChatGPTに任せられます。カテゴリー分けすることでQ&Aを整理できる上、担当部署に回答文の作成やチェックを分担してもらいやすくなります。

ChatGPTの活用により、網羅性のあるQ&Aを迅速に作成できます。よく知られている通り、ChatGPTの回答は必ずしも正確ではないことがあります。そのため、ChatGPTが生成した文が正しいかを人間がチェックしなければなりません。とはいえ、上記のような作業を代行させられるので、大幅な業務効率化が可能です。

また、専門の技術は必要になりますが、「ChatGPT API」と連携することで、チャットボットの利用者が直接ChatGPTとやり取りすることもできます。その場合、事前に想定されていない質問についても、ChatGPTが答えられることもあります。ただし間違った情報を回答してしまうこともあるため、どのような分野で活用することにするか慎重な判断が必要です。

議事録を作成する

ChatGPTが用いられているアプリを利用するなら、音声認識機能によりリアルタイムでテキスト化が可能です。ZoomなどのWeb会議システムでの会話の内容を記録することもできます。

文字起こしの際も、会話の合間の「えーっと」「あのー」などのいわゆるケバ取りを指示できます。そのため、より読みやすい形式で記録に残せます。

文字起こし完了後のテキストについて、ChatGPTに内容を解析してもらい、小見出しや箇条書きを使って見やすくしたり、指定文字数で内容を要約したりすることも可能です。以上のような機能を使うことで、手間のかかる議事録作成を自動化できます。

文章検索に使う

ChatGPTを社内文書の文章検索に利用することも可能です。そのためには、通常はインターネット上にある一般的な情報から回答するChatGPTに、社内文書などの情報を追加学習させ、ファインチューニング(微調整)する必要があります。

膨大な社内文書の中から特定の情報について知りたいとき、人力で探すのは労力がかかりますが、ファインチューニング済みのChatGPTがあれば、知りたい情報に即座にアクセスできます。

所定の手続きや社内での仕事の進め方に関して「このときはどうすればよいのだっけ?」「この資料はどこにある?」といった疑問を抱いたときも、回答してくれるようになります。新入社員や部署に異動した社員にも、その都度説明する必要がなくなり、労力の削減に繋がります。

ChatGPTの社内利用に役立つ!おすすめツール10選

ChatGPTと連携したアプリケーションやサービスはすでに多数開発されています。その中でも社内での効率向上のため役立てられる10のツールについて紹介します。

Dialog Play

TIS株式会社が提供する「Dialog Play」は、業務用のチャットボットの作成を手助けしてくれるツールです。

例えば複雑な社内手続きなどについてもあらかじめ情報を登録しておくことで、Dialog Playが窓口になり社員に案内できます。事前に想定された情報をもとに回答するのはもちろん、実行したい処理についてチャットボットがユーザーにヒアリングする機能もあります。

過去に問い合わせされた内容を自動で分析して、新たに作成するFAQや改善内容についても提案してくれます。

利用料金:月額50,000円から
初期費用:なし
無料プラン:なし
無料トライアル:あり

HUE Chatbot

株式会社ワークスアプリケーションズ・システムズが提供する「HUE Chatbot」は、日本最大規模(290万語)を誇る辞書とNLP技術を応用し、高い精度の会話を行える全自動AIチャットボットです。日本語言語処理に特化した辞書を搭載しているため、ひらがなやカタカナのブレや送り仮名の違い、誤字などのさまざまな表記ブレについても正しく理解して応答してくれます。日本国内での利用に強みのあるサービスです。

業界独自の用語や社内用語などについてもユーザー自ら登録が可能。FAQの作成やユーザー固有の辞書登録は、プログラミングの技術なしに作成・追加できます。
利用状況についてもグラフで可視化してくれるため、改善点がわかりやすく、PDCAも的確に回せます。

利用料金:問い合わせ
初期費用:問い合わせ
無料プラン:なし
無料トライアル:あり

HUEチャットボット

OK SKY Chat Cloud

株式会社空色が提供する「OK SKY Chat Cloud」は、オンライン上でユーザーの接客を代行してくれるWeb接客ソリューションです。店員に代わって接客し、混雑時でも来店客に適切な商品を紹介できます。会話の最中にユーザーの好みを抽出して最適な商品を案内でき、ユーザーの満足度向上に繋げられます。また、有人での接客と連動させることで顧客と密に接触し、更なる購入機会の向上も狙えます。

カスタマイズによってECパッケージなど自社の基幹システムと連携させることで、革新的な接客サービスを実現可能です。

利用料金:問い合わせ
初期費用:問い合わせ
無料プラン:問い合わせ
無料トライアル:30日

CB3 Lite Edition

NDIソリューションズ株式会社の「汎用AIチャットボット CB3 Lite Edition」は、社内外からの広範なお問い合わせに対応した、汎用AIチャットボットです。
ひとつのチャットツールで複数のカテゴリーについて検索できる「マルチコーパス」対応。事前に学習済みデータがテンプレートで用意されているので、導入当初の社員の負担を大きく削減できます。

多機能で全社規模の利用が可能であった「AIチャットボット CB3」の主要な機能はそのまま、規模と費用を抑えて提供されるツールとなっています。小さな規模からチャットボットの導入を始めたい企業様向けのサービスです。

利用料金:月額75,000円(条件によって変動あり)
初期費用:250,000円
無料プラン:なし
無料トライアル:あり

CB3 Lite Edition

ログミーツ Powered by GPT-3/4

株式会社時空テクノロジーズが提供する「ログミーツ Powered by GPT-3/4」は、対面とウェブ上の両会議に対応した、議事録作成と要約を行ってくれる会議支援ツールです。

対面での会議は専用の端末を使って高品質な録音や文字起こしができます。導入時点でChatGPT3.5/4とも連携済みで、1ボタンで誰でも会議内容の要約や翻訳が可能です。

操作が簡便で導入しやすく、面接の振り返りや多言語の会議の翻訳、クライアントの打ち合わせの議事録など、幅広い場面で活躍します。そのため多くの自治体や企業で導入されています。

利用料金:月額10,000円から
初期費用:お問い合わせ
無料プラン:なし
無料トライアル:あり

ログミーツ Powered by GPT-3/4

LinKa

株式会社ナノコネクトが提供する「LinKa」は、独自のAI会話アルゴリズムとChatGPTにより、受付・接客・商談を自動化してくれるAIコンサルタントです。すでに学習が完了しているため、導入時に即利用が可能です。またAIが自分から学習に必要な質問を尋ねてくるため、そこからさらに学習させることも可能となっています。その場で回答できなかった質問についても回答案を出してくれるので、学習を進めやすくなっています。

大事な商談が始まった際には、フレキシブルに人間のスタッフに切り替えられます。

なお、表示されるAIキャラクターについては、独自のキャラクターを設定したり、表示をなくしたりすることも可能です。

利用料金:月額50,000円から
初期費用:なし
無料プラン:なし
無料トライアル:あり

WisTalk

パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社の「WisTalk(ウィズトーク)」は、社内向けの問い合わせ対応業務を効率化してくれるAIチャットボットです。その強みは人事・総務・経理・ITなど企業用語に関する単語が99%以上網羅されている点です。そのため、質問する際の用語の揺らぎにも的確に対応でき、高い回答精度で応答してくれます。

特定の質問に回答する際には、事前に設定しておくことでファイルや画像を表示させられるので、複雑な事務手続きなどについても、分かりやすく社員に案内できます。

複数の分野においてチャットボットを設立しても、料金は据え置きのまま。それぞれの部門別にチャットボットを管理運用できるため、全社展開がスムーズに行えます。

利用料金:月額100,000円
初期費用:なし
無料プラン:なし
無料トライアル:1か月間

AIアシスタント チャットボット ASBOT

アルプス システム インテグレーション株式会社が提供する「AIアシスタント チャットボット ASBOT」は、「Microsoft Teams」上で従業員の業務を代行してくれる、企業向けチャットボットです。

外部のシステムと連携することで、勤怠やスケジュール管理のほか、経費精算や営業管理といった経理に関わることまで幅広い業務をサポートします。質問に対して聞き返すことで学習をするほか、外部システムにアクセスして情報を検索・確認することも可能です。元々業務用プラットフォームとして普及しているTeams上で動くので、従業員も使いやすいのがメリットです。

検索ログを分析すれば、従業員が現在関心を持っている課題について把握できます。解決率が低いものについては優先的にQA情報を更新するといった改善対応もしやすくなっています。

利用料金:月額150,000円
初期費用:問い合わせ
無料プラン:なし
無料トライアル:15日もしくは30日

Calqtalk

株式会社KandaQuantumが提供する「Calqtalk」は、会議やセミナーの議事録作成に特化したツールです。
AIによる高精度な音声認識でリアルタイムに会話内容の文字起こしが可能。テキスト化された文章をサマリ化した上で、各内容について質の高い要約をしてくれます。ただ要約するだけでなく、会議で決まった決定事項についてまとめてくれるなど、議事録ツールとして業務に活用しやすいのが強みです。

議事録はリアルタイムで遠隔地の相手とも共有可能で、過去の議事録についても内容をチャット形式で検索できます。そのため社内で情報の共有が容易になり、円滑なコミュニケーションに役立ちます。

利用料金:要見積もり
初期費用:要見積もり
無料プラン:あり(自社情報を入れない場合)
無料トライアル:1か月間

ChatGPTを社内で利用する際の注意点

ChatGPTはユーザーの質問や要求に対して迅速に答えたり、要約や分析をしてくれる、大変便利なツールです。しかし、社内で利用するには、コンプライアンスやプライバシーなどに注意しつつ、適切な方法で使う必要があります。

まず、ChatGPTは人間のような受け答えをしてくれますが、それはあくまで自然言語処理技術で擬似的に生成されたものであり、限界があることを理解しましょう。

特に注意したい点として、ChatGPTはあくまでも過去に収集されたデータに基づいて文章を生成しているため、未知の質問や最新の情報については答えられません。専門的な領域については、あらかじめ自分たちで情報を登録しておく必要があります。
間違った答えや不適切な情報を提示することもあるため、それらの間違いを見抜いて適宜フィードバックしていかなければなりません。

また、自分が何を尋ねたいのか、何をして欲しいのかといった要件を明確にして、分かりやすく伝える必要があります。

最後に、ChatGPTは外部のネットワークに繋ぐサービスです。機密情報や個人情報と言った重要な情報を入力するのは控えた方が良いでしょう。

まとめ

ChatGPTの特性と強みを理解することで、適切な指示を出せるようになり、業務の効率化を図れます。一方で、情報の正しさを確認し、個人情報の取り扱いにも配慮する必要があります。

今回紹介したツールを活用して、さまざまな場面で業務の効率化を進めましょう。

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