DXを推進するAIポータルメディア「AIsmiley」| AI製品・サービスの比較・検索サイト
お急ぎの方は、まずお電話で 03-6452-4750
MAIL
お急ぎの方は、まずお電話で 03-6452-4750 10:00〜18:00 年末年始除く

音声認識とは?AIを使った仕組みや特徴をわかりやすく解説!無料製品や事例も紹介!

最終更新日:2022/01/28

第三次AIブームと呼ばれる昨今、さまざまな分野でAI・人工知能が導入され始めています。サービスの品質向上や業務効率化など、数多くのメリットをもたらす存在であるため、多くの企業に注目されているのです。

そのような中で、AIを活用した音声認識にも大きな注目が集まっているのをご存知でしょうか。人の声を認識するAI技術を活用すれば、さまざまなことを実現でき、さらなる品質向上や業務効率化などが期待できます。

今回は、この「音声認識」の特徴や仕組み、歴史などを詳しく解説していくとともに、音声認識AIの導入事例をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

■音声認識とは?

■音声認識とは

音声認識には「音声を文字に変換する技術」「文字を音声に変換する技術」の2種類が存在します。これらを実現するには専用の機器が必要でしたが、最近はスマートフォンのアプリなどでも手軽に音声認識の機能を使えるようになりつつあります。

また、音声認識は活用の用途も広がりつつあり、ビジネスシーンでいえば会議の際の議事録を作成したり、カスタマーセンターで問い合わせを受けた際の会話内容を文字化したりと、さまざまな形で活用されています。

そんな音声認識ですが、中にはSiriやGoogle音声アシスタントといったアプリケーションを「音声認識アプリ」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、厳密には「音声アシストアプリ」という表現が適切なものになります。というのも、SiriやGoogle音声アシスタントにおける音声認識は、あくまでもそのアプリケーションの技術の一部に過ぎないからです。

音声認識は「人間の声を理解し、テキストに変換する技術」を指しますので、SiriやGoogle音声アシスタントなどに話しかけたときにテキスト変換されている機能が「音声認識」にあたります。

ちなみに、音声認識の本格的な研究が開始されたのは1971年のアメリカだとされています。軍事関連の研究を行っているアメリカ政府の機関「国防高等研究計画局」が音声認識についての研究に着手したことで、少しずつ技術が発展していきました。

そして、1975年にはITサービスの大手企業であるIBMが民間では世界初となる音声認識技術を開発して注目を集めました。その後、Microsoftが「Windows95」にスピーチツールを搭載したことでさらに話題を呼び、2011年にはiPhone4SにSiriが搭載されたことで、私たちにとって非常に身近な存在へとなっていったのです。

さらに2017年頃には、アップルの「ホームパッド」やAmazonの「Echo」、Googleの「Google Home」といったAIスピーカーが発売され始めたことで大きな注目を集めました。

声で操作!AIを活用した音声認識の仕組みとは?

●音声認識×AIでさらに可能性が広がる

そんな中、最近ではディープラーニング(深層学習)を行うAIと音声認識を組み合わせることで、さらに精度を高められるようになりました。また、より多様な場面で活用することもできるようになっています。その一例をいくつか見ていきましょう。

・音声だけで命令を出せるようになる

これまで、パソコンを操作して何かしらの命令を出すためには、マウスやキーボードを直接操作しなければなりませんでした。マウスの場合、ドラッグ&ドロップなどの労力がかかりますし、キーボードに関しては入力の労力がかかる上に、人によって入力スピードに差が生まれてしまいます。つまり、これまでは労力がかかる上にスピードを一定に保つこともできなかったということです。
その点、AIを利用した音声認識であれば、文字の入力はもちろんのこと、アプリケーションの起動・終了まで音声ひとつで行えるようになります。
また、プログラミング言語「Python(パイソン)」のカンファレンスなどでは、講演者の発音を正しく理解して、音声認識したAIがプログラミングコードを入力するといった使い方もされています。

・より「聞き取り」の精度を高められる

空港や駅のターミナルのような、大声で話す人が周囲にいる環境では、多くの人の声が入り混じる中で正確に声を聞き取り、適切な回答を示すことが難しくなってしまいます。しかし、AIを活用することによって、人間では聞き取るのが難しいような状況下においても正確に音を聞き分けることができるようになるのです。
その一例として、通信事業の大手であるNTTが開発した技術が挙げられます。NTTが開発したAIは、ノイズキャンセリングイヤホンのような仕組みでノイズを減らし、必要な音だけを効率的に聞き取ることができるのです。

・誤認識を減らし、信頼性を高められる

データ入力、電話対応といった事務作業は、比較的機械的な作業ではあるものの、時間がかかってしまう傾向にあります。また、人の手による作業ではミスが生まれにくい業務でもあるため、「できる限り効率的にミスなく進めたい」と考える人も多いことでしょう。
AIを活用した音声認識であれば、データ入力を自動化させることができるだけなく、その精度も高くすることができるため、企業としての信頼性向上につなげることができるでしょう。また、人の手による作業が必要なくなるため、人手不足という問題を抱える企業の「業務効率化」にも大きく貢献します。

■音声認識AIの導入事例

近年は、さまざまな業界で音声認識AIが導入され始めており、業務効率化やサービス品質向上といった結果につなげています。では、具体的にどのような業界で音声認識AIが導入されているのでしょうか。ここからは、音声認識AIの導入事例について詳しく見ていきましょう。

●コールセンターの負担を軽減

・レオパレス21:AI導入によりコールセンターにおける年間約2,633時間の作業時間を削減

・レオパレス21:AI導入によりコールセンターにおける年間約2,633時間の作業時間を削減

(参照:“コールセンターに音声認識”で時短とコスト削減を レオパレス21が導入へ – ITmedia エンタープライズ)

不動産開発事業や賃貸事業を行うレオパレス21では、全国5カ所の拠点にコールセンターを運営しています。同社のコールセンターに導入されているのが、音声認識ソリューションの「AmiVoice Communication Suite3(アミボイス コミュニケーション スイート スリー)」です。この音声認識ソリューションの導入によって、AI技術を活用したFAQ機能などの活用が可能になっています。質問に応じて適切な画面を表示させることができるため、応対するオペレーターはスムーズに案内を行うことができるのです。

また、通話はすべてテキストで保存されるため、書き起こしの時間を大幅に削減することもできます。テキストデータの分析によってクレーム内容の確認作業や評価診断などが大幅に軽減されるため、業務効率化にも大きく貢献できているといえるでしょう。レオパレス21では、この音声認識ソリューションの導入によって年間約2,633時間の作業時間削減、そして約460万円のコスト削減が可能になるとしています。

・損保ジャパン日本興亜:音声認識を活用した「アドバイザー自動知識支援システム」を導入

・損保ジャパン日本興亜:音声認識を活用した「アドバイザー自動知識支援システム」を導入

(参照:コールセンターにおける人工知能(AI)の本格導入を実施|損害保険ジャパン日本興亜株式会社 NTTコミュニケーションズ株式会社のプレスリリース)

保険大手の損害保険ジャパン日本興亜は2018年3月、コールセンターにおけるAIの本格導入を実施したと発表しました。同社では2016 年 2 月 から、自動車保険・火災保険・傷害保険などの一部のコールセンターにおいて「アドバイザー自動知識支援システム」を導入しています。これは、オペレーターと顧客の通話内容を音声認識技術によって記録し、そのデータに基づいて、オペレーターが使用するパソコン上にリアルタイムで最適な回答を表示させるというものです。AIの学習精度を高めた結果、音声認識精度が導入当初の 80%台から 95%に近づき、さらに質問に対する回答候補の表示精度も80%を達成したといいます。

同社では、これに加えてAIを活用した共同実験も実施しています。現行のシステムでは、音声認識技術で聞き取った複数の会話履歴から、オペレーター自身が最も重要と思う箇所(顧客が問い合わせしたいポイント)の会話を選んで、回答候補の中から選択しなければなりません。しかし、今回の共同実験では、AIが会話の内容を分析し、その内容に沿った回答のみを表示するようになります。そのため、オペレーターが自身で会話を選ぶ必要がなくなり、回答が迅速かつ適切になるのです。また、重要な箇所のみが表示されることで、応対履歴の入力もしやすくなります。今回の共同実験では、保険契約の複雑な約款などをAIが「読む」ことで、契約内容を新たな知識として獲得し、回答文を自動作成するという取り組みも行っています。こうした実験を経て、将来的にはAIによる自動通話対応(バーチャルアドバイザー)の実現を目指すとしています。

・パーソルワークスデザイン:音声認識システム導入でモニタリング工数を大幅削減

・パーソルワークスデザイン:音声認識システム導入でモニタリング工数を大幅削減

(参照:パーソルワークスデザイン、コールセンターにおける電話応対品質の自動評価モデルを開発|パーソルHDのプレスリリース)

事務処理やITヘルプデスク、コールセンターをはじめとする健康支援等のヘルスケア事業を展開しているパーソルワークスデザインでは、ビジネス拡大に伴ってコールセンター業務を担当する従業員が増加する一方で、モニタリング評価側のリソースは不足している状況にあったそうです。そのため、数百人のオペレーターが行っている応対の音源を、一つずつ人が耳で聞くという負担のかかるモニタリングになってしまっていたといいます。

その課題を解決すべく、音声認識AIを導入したところ、モニタリング評価者が一本ずつ耳で聞き取っていたモニタリングを自動で評価できるようになり、モニタリング業務の工数が大幅に削減されたそうです。人が評価を行う場合、最低でも30分ほどはかかってしまうものでしたが、音声認識AIを活用すれば一瞬で評価できるといいます。それを踏まえると、大幅な業務効率化につながった事例といえるでしょう。

●AIが工場などの現場で異音検知

・JR西日本:音声認識AIを活用して新幹線の走行音から異常を検知

・JR西日本:音声認識AIを活用して新幹線の走行音から異常を検知

(参照:台車の異常を空気バネや振動、音で検知…『のぞみ』台車亀裂を受けたJR西日本の安全性向上策 | レスポンス)

JR西日本では、AIを活用して新幹線の走行音から異常を検知するシステムを開発しています。このシステムを開発するきっかけとなったのは、2017年12月にJR西日本の山陽新幹線のぞみの台車が破断寸前のまま運行を続けた問題です。

この車両の乗務員は異音や振動など、計30の異変に気付きながら、のぞみ34号を約3時間走行させていました。台車の亀裂は破断寸前になっており、国の運輸安全委員会から新幹線では初となる「重大インシデント」と認定されたことでも知られています。

このような事態を防ぐために開発されたのが、線路近くに設置されたマイクで走行音を録音し、正常な走行音を学習したAIシステム(判別システム)に送るという仕組みのシステムです。もし、ここで通常とは異なる音を検知すれば、司令所に通知され、司令員が運行の可否を判断するという仕組みになっています。なお、マイクはすべて線路近くに設置されているため、車両自体への設備は不要となっているそうです。

こういった「音」による異常検知は、よほど聴力に長けた担当者がいない限り、人間の力だけで行っていくのは難しいと言わざるを得ないでしょう。しかし、JR西日本のように過去の走行音をAIに学習させていけば、過去の「正常音」との比較を高い精度で行えるようになるため、より確実に異常を検知していくことが可能になるのです。

特に新幹線などは、人の目や耳では確認できないレベルの異常が死亡事故を招いてしまう可能性も否めませんので、AI活用に相応しい分野といえるのではないでしょうか。

●音声認識AIで販売促進につなげることも

音声認識AIは、マーケティング等のビジネスシーンにも多く導入されています。何かしらの商品(サービス)を販売する場合、購入に至る最終決定はあくまでも顧客自身の手に委ねられているため、マーケティング担当者は販売促進しか行うことができません。つまり、マーケティング担当者が最終的な決定を下すことはできないということです。

しかし、最近では音声に加え、相手の感情も読み取ることができる感情認識AIというものが多く活用され始めています。この感情認識AIを活用すれば、商品に対して顧客がどのような感情を抱いているのか、より明確に知ることができるようになるのです。そのデータをマーケティングに活用すれば、販売促進の精度改善につなげていくこともできるでしょう。

もちろん、感情認識AIを活用する場合には、顧客の感情が反映されるデータを準備しなくてはなりませんので、コールセンターの通話記録やサイト上のユーザーレビューなど、分析のために必要となるデータが必要となります。しかし、これらのデータを用意することができれば、感情認識AIはすぐに活用できるようになるため、よりビジネス上の意思決定も効果的に行えるようになるでしょう。

●音声認識AIで議事録作成を効率化

・茨城県庁:音声認識AIで50%から70%作業時間短縮

・茨城県庁:音声認識AIで50%から70%作業時間短縮

(参照:茨城県庁、音声認識で議事録を自動作成するクラウドサービス「ProVoXT」を全庁で導入 | IT Leaders)

音声認識技術のエキスパートであるアドバンスド・メディアは、議事録作成のクラウドサービス「ProVoXT(プロボクスト)」を提供しています。茨城県庁では、その「ProVoXT」を導入し、会議の議事録作成の効率化を図ると明らかにしました。

自治体では、住民に公開するための議事録作成は大切な業務のひとつです。正確な内容を作成するために細心の注意が必要とされますが、専門の業者でない職員が手作業で入力しようとすると、かなりの作業時間を必要とします。その結果、職員の残業が増えたり、通常業務に支障をきたしたりといった問題がありました。重要な会議などは文字起こしの専門業者に委託することもありますが、費用がかかるというデメリットがあります。

「ProVoXT」はICレコーダーなどで録音した会議の音声をインターネット経由でアップロードすると、内容が文字化されるというサービスです。数時間の録音データも十数分で文字データに起こすことができます。そのため、人の手による議事録作成と比較すると、50%から70%の作業時間短縮につながるそうです。

また、アップロードした音声の認識結果は音声データと紐付けされているため、「AmiVoice Rewriter(アミボイス リライター)」というProVoXT専用の編集ソフトを使用することで、誤認識の修正を行えます。

現在、茨城県庁では小さい会議も含むかなりの数の議事録を作成しているといいます。「ProVoXT」を活用すれば、会議の内容を短時間で確認することができ、作業時間も大幅に短縮されるので、職員は議事録作成に充てていた時間を他の業務に活用することが可能になります。また、大事な発言だけを抜粋したいというニーズにも対応でき、導入の成果を挙げているということです。

自治体のAI導入事例をまとめたカオスマップを公開!

・滋賀県庁:手作業による文字起こしの2〜3倍の速さでテキスト化

・滋賀県庁:手作業による文字起こしの2〜3倍の速さでテキスト化

(参照:滋賀県庁、音声認識で議事録の作成を半自動化、手作業の2~3倍の速さでテキスト化 | IT Leaders)

茨城県庁が導入したアドバンスド・メディアの議事録作成支援システムは、滋賀県でも導入されています。滋賀県においても、議事録作成における「業務効率化」と「経費削減」は大きな課題となっていたことから、音声認識の導入に踏み切りました。従来の人の手による文字起こし作業と比べて、2~3倍の速さでテキスト化が可能になったといいます。また、滋賀県庁で過去に行われた会議の議事録をもとに専用辞書も搭載しているため、独特の言い回しや用語なども認識・変換が可能になっています。

さらに、アドバンスド・メディアの議事録作成支援システムは全庁にて利用可能であり、Webインターフェイスが採用されています。これにより、音声のアップロードをはじめ、認識結果の確認やダウンロードなどの作業をリモートで行うことができるのです。

ただし、音声認識の精度は録音状態に左右されてしまうため、マイクの整備など録音機能を高めるための環境整備が必要とされています。

議事録をAIが自動作成!文字起こしツールを機能別に紹介!

■おすすめ音声認識アプリ

ここまでは、音声認識の仕組みやメリット、導入事例などについて詳しくご紹介してきました。では、実際に音声認識の利用を検討していく場合、どのようなアプリ・製品を選択すれば良いのでしょうか。現在はさまざまなアプリや製品が存在しますので、まずは代表的な無料アプリからご紹介していきます。

●無料の音声認識アプリ

・Googleドキュメント

・Googleドキュメント

(参照:Google ドキュメント – オンラインでドキュメントを作成、編集できる無料サービス)

無料で利用することができる音声認識アプリの代表格として挙げられるのが、Googleドキュメントです。エディタが固定されてしまうという点はデメリットといえますが、Googleの音声認識エンジンは非常に優秀なので、最もおすすめできる無料アプリといえるでしょう。
ちなみにスマホアプリ版では、メニューから音声を入力するのではなく、ソフトウェアキーボード(IME)から音声を入力する形式となっています。

Googleドキュメントの音声入力で時間を節約!最新音声認識技術の仕組みも紹介

・Voicenote II

・Voicenote II

(参照:VoiceNote II – Speech to text – Chrome ウェブストア)

Voicenote IIは、他のエディタで音声認識機能を使用したいときにおすすめのアプリです。Google Chromeにアドオンとして追加可能なので、ブラウザで操作することができるオンラインテキストエディタであれば、音声入力対応にすることができます。
また、ブラウザで利用できるWebアプリ版が用意されているのも魅力のひとつです。

・Simeji

・Simeji

(参照:だるーいときには、Simejiの音声入力)

Simejiは、AppleとGoogle以外のサードパーティ製カスタムキーボードとして高い知名度を誇るアプリです。実際にきせかえキーボードアプリとして利用されている方も多いのではないでしょうか。実は、このSimejiでも音声認識を利用することができるのです。
そんなSimejiの大きな特徴としては、句読点や顔文字、そして絵文字なども自動で付くという点が挙げられるでしょう。

・Edivoice

・Edivoice

(参照:Edivoice – 音声入力で手軽に文章作成 マッシュルーム対応 – Google Play のアプリ)

Edivoiceは、Googleの音声認識システムを利用したAndroid専用の音声認識アプリです。このEdivoiceの特徴としては、句読点や改行を音声入力で行える点が挙げられるでしょう。多くのアプリは、句読点や改行を手入力で行わなければなりませんが、Edivoiceはそれらの作業も音声入力で行うことができます。
先ほどご紹介したSimejiのように、喋り終わると自動で句点が入力されるよう設定することも可能です。

・Speechnotes スピーチノート

・Speechnotes スピーチノート

(参照:Speechnotes スピーチノート – 音声から文字へ – Google Play のアプリ)

Speechnotesも、Edivoiceと同じくGoogleの音声認識システムを利用したAndroid専用の音声認識アプリです。句読点や改行がボタンになっているため、音声入力を止めることなくスムーズに句読点や改行を挿入することができます。

また、Speechnotesには有料版も設けられており、有料版ではカスタムキーを使用して定型文をワンタップ入力することが可能です。画面を見ながら音声入力とタップを同時に使いたい場合に向いているでしょう。

・Speechy Lite

・Speechy Lite

(参照:「音声をテキストに変換する – Speechy Lite」をApp Storeで)

Speechy Liteは、88以上の言語に対応しているiPhone専用の音声認識メモアプリです。無料版と有料版の2種類が用意されており、無料版では時間制限などが設けられています。ただ、さまざまなアプリにワンタップでテキストを送信することができるため、SNSなどでメッセージを作成する際に役立つでしょう。
また、大人数での音声認識モードも搭載されているため、さまざまな国籍の人々が集まる会議や打ち合わせにおいても重宝するかもしれません。

■無料プランや無料トライアルがあるAI音声認識の製品一覧

上記では音声認識アプリをご紹介しましたが、無料プランや無料トライアルが設けられているAI音声認識製品も多く存在します。ここからは、いくつか代表的なAI音声認識製品の特徴をご紹介していきますので、ぜひ比較検討の参考にしてみてください。

●AI翻訳ツール T-tact AN-ZIN®(ティータクト アンジン)

株式会社十印が提供しているT-tact AN-ZIN®(ティータクト アンジン)は、国家プロジェクトでつくられた高精度翻訳エンジンを搭載するAI翻訳ツールです。簡単便利に翻訳に関わる業務を効率化できるのが大きな特徴といえます。

また、高精度な翻訳によって海外の情報収集が手早くできるため、業務上の決断や、戦略立案をスピード化したい企業にも最適なツールといえるでしょう。ユーザー数無制限で文字数課金がないので、海外とのメールや、契約書の確認などを社員全員が自分で対応できるようになり、これまで対応していたグローバル社員は自身の業務に集中できるようになります。

ちなみに、T-tact AN-ZIN®に搭載されているAI翻訳エンジンは、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)が提供しているものです。NICTのAI翻訳エンジンは総務省と進めている「翻訳バンク」で蓄積された質の良い大量の対訳データから作成されており、TOEIC960点相当の実力を持っています。さらに、特許庁の協力で作られた、高精度の特許専用エンジン・特許請求項専用エンジンも搭載しています。また、自社独自の翻訳エンジンを作成・販売することも可能です。

T-tact AN-ZIN®の詳細を見る

●Rimo Voice

Rimo Voiceは、スマートフォンなどで録音した会議の音声などをアップロードすることで、文字に自動変換できるAI音声認識製品です。日本語に特化した自然言語処理技術が用いられているため、外国語を翻訳することはできません。ただし、高い精度で日本語を認識することができます。

また、録音データが一定期間残る仕様になっているため、ボイスレコーダーとして活用することも可能です。さらに、会議の参加者全体にシェアすれば、そのデータを議事録として代用できるという魅力もあります。文字起こし結果や音声データのダウンロードが可能である点も、大きなメリットといえるでしょう。

●感情解析API

メタデータ株式会社が提供している感情解析APIは、生データの感情判断を手軽に行うことができる感情解析AI製品です。日本語の文章を「好ましい―嫌い」「嬉しい―悲しい」「怒り―怖れ」の3軸で、6種の感情をそれぞれ3段階 +1 (0=中立) で解析し、文章に表現された感情を手軽に数値として抽出します。3軸7段階で感情を判断するため、ネガポジ判断よりもさらに精密な感情判断を行うことが可能です。

そんな感情解析APIの活用方法の一例としては、従業員のストレスチェックが挙げられるでしょう。近年はメンタルヘルスケアが話題となっていますが、人間の感情と心は密接な関係にあります。感情解析APIは6種の感情を段階に分けて解析し、ユーザーが書いた文章から感情の状態を解析します。過酷な仕事に携わるスタッフのストレスや不安のレベルの指標の一つとして、感情解析APIの活用が期待できるのです。

また、学校教育の分野でも有効活用できるでしょう。学校では、子どもの感情を文章からくみ取る学習ソフトウェアへの活用が期待されています。今後ますます進んでいく教室のデジタル化によって、子どもたちの考えた文章のデータが蓄積されていくことが考えられるわけです。そのため、近年では自閉症の子どもが他人の感情を認識するための手助けをする学習システムも研究されています。

感情解析APIの詳細を見る

●5W1H抽出API ~個人情報保護に!

メタデータ株式会社が提供している「5W1H抽出API ~個人情報保護に!」は、イベントを表すメタデータである5W1H「いつ、どこで、何を、誰が、どのように、いくらほど(数量表現)」を日本語の文章から抽出し、数値化・正規化してAtom-gData形式で出力するAPIです。アンケート自由回答やソーシャルメディアの書き込み等の生データから、マーケティングに有用なメタデータを抽出することができます。

具体的には、日本語テキストを受け取り、そこに含まれている日時・地名・人名といったイベントのメタデータを抽出して、数値化、正規化してAtom-gData 形式で返すというもの。 また、リアルタイムモードで提供するので、例えば今年の9月28日に「再来週金曜日朝八時」という表現を解析する と”2010-10-15T08:00:00+9:00″と出力します。

そんな「5W1H抽出API ~個人情報保護に!」の活用例としては、議事録起こしなどの作業が挙げられるでしょう。会議録の音声認識結果に5W1Hを適用すれば、次回予定や売上情報、予定価格などを漏らさず議事録起こしできます。営業日報については、新人がいつどこで誰と会っていくらの見積もりを提示したのかを書かずにポエムのような内容になっていないかを採点し、改善へとつなげていくことが可能です。

5W1H抽出API ~個人情報保護に!の詳細を見る

●Empath

株式会社Empathが提供している「Empath」は、音声等のから人間の気分の状態を独自のアルゴリズムで判定するプログラムです。数万人の音声データベースを元に喜怒哀楽や気分の浮き沈みを判定することができます。また、JavaScriptをWebサイト上に埋め込むだけで簡単に感情解析技術を導入可能です。

そんな「Empath」の活用例としては、メンタルヘルスケアが挙げられます。声の状態から、感情を解析し、精神状態の測定結果を出すことによって、ストレスチェックやメンタルトレーニングにつなげることができるのです。実際に Empathでは、メンタルヘルスケアでは多数の実績があります。

また、「Empath」は声から感情を解析するので、面接のシーンなどを想定したコミュニケーションテストにも最適といえるでしょう。自己紹介の練習から相手に伝わる印象テストを結果として出すことができます。

Empathの詳細を見る

■あなたにピッタリの音声認識AIをカオスマップで探す

音声認識AIカオスマップ

今回は、音声認識の仕組みやメリット、導入事例などを詳しくご紹介しました。音声認識を活用すれば、さまざまな業務を効率化できることがお分かりいただけたのではないでしょうか。特に昨今は人手不足が深刻化しているため、従業員一人ひとりの負担を軽減できるという点は極めて大きなメリットといえます。

とはいえ、現在はさまざまな種類の音声認識製品が存在しますので、音声認識の導入を検討する際は、あらかじめ自社の課題を明確にしておくことが大切です。自社にとって必要ではない機能を搭載した製品では、望んだ結果につながらない可能性もあります。そのような失敗を避けるためにも、しっかりと自社の課題や目的を明確化した上で、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、以下のページでは音声認識AIカオスマップを公開していますので、ぜひ製品の比較検討を行う際の参考にしてみてください。

音声認識AIカオスマップの詳細を見る

AIsmiley編集部

株式会社アイスマイリーが運営するAIポータルメディア「AIsmiley」は、AIの専門家によるコンテンツ配信とプロダクト紹介を行うWebメディアです。AI資格を保有した編集部がDX推進の事例や人工知能ソリューションの活用方法、ニュース、トレンド情報を発信しています。

・Facebookでも発信しています
@AIsmiley.inc
・Twitterもフォローください
@AIsmiley_inc

今注目のカテゴリー

チャットボット

画像認識・画像解析

需要予測

OCR・文字認識

AI活用のご相談したい企業様はこちら

03-6452-4750

AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら