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最終更新日:2025/02/26
退院サマリ自動生成の実証開始
ユカリアとSapeetは、生成AIを用いた退院サマリ自動生成の実証実験を川口工業総合病院で実施しました。
このニュースのポイント
株式会社ユカリアと株式会社Sapeetは、生成AIを用いた退院サマリ自動生成の実証実験を、ユカリアの提携医療法人である川口工業総合病院で実施しました。実証実験を通して、文書作成時間の大幅な短縮を図り、医療業界の働き方改革促進を目指します。
現在、日本の超高齢社会では医療サービスの需要が増大する一方で、人材不足が深刻な課題となっています。特に、入院患者の病歴や入院時の身体所見、検査所見、入院中に受けた医療内容についてまとめた記録である退院サマリの作成は医療従事者の負担となり、業務を圧迫しています。
この課題解決のため、医療DXを推進するユカリアとAIソリューションとAIプロダクトの提供を行うSapeetは、退院サマリ作成時間を短縮する実証実験を実施。医療従事者が患者ケアにより専念できる時間を創出することを目指します。

川口工業総合病院で2024年8月から11月に実施した実証実験では、AIが電子カルテデータを収集し、実務担当者と共に退院サマリを作成、その成果物を比較して精度を向上させるためにアルゴリズムをチューニングし、電子カルテデータを基にした退院サマリの自動生成プロセスを構築しました。
AIと実務担当者が協力して退院サマリを作成し、その結果を比較することでAIのアルゴリズムを改善し、約80%の精度で医療従事者と同等の文書を生成し、高い評価を得ました。
この技術により、退院サマリ作成の時間が大幅に短縮され、医療従事者は患者とのコミュニケーションにより多くの時間を割くことが期待されています。

ユカリアは今後も、ヘルスケア領域のあらゆる課題に対応できるよう、病院経営サポートを通じて蓄積してきた豊富な知見や、独自に保有する電子カルテ由来の医療データなどを活用し、様々なサービスの開発を進めていくとコメントしています。
出典:PR TIMES
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