生成AI

最終更新日:2025/07/17
ファミリーマートは、AIを活用した発注システム「AIレコメンド発注」を2025年6月末から全国500店舗にて運用を開始しました。これにより、店舗の業務効率化に加え、品揃えの最適化と販売機会の最大化を目指します。
このニュースのポイント
ファミリーマートは、AIを活用した発注システム「AIレコメンド発注」を2025年6月末から全国500店舗にて運用を開始しました。
これまで店舗の発注業務は、自店舗の実績や経験に基づき発注を実施する傾向にありました。その結果、商品の欠品による販売機会ロスや廃棄ロスの発生が課題となっていました。
「AIレコメンド発注」では、AIが通行量や気象データ、カレンダー情報といった多岐にわたる膨大なデータから高精度の販売予測ができます。また、立地条件が一致する利益率が高い店舗を「お手本店」とし、店舗の品揃え改善を提案します。
加えて、販売予測数に加え、販売機会ロスを防ぐために、次の納品までの在庫の繰り越し分を考慮した「売場ボリュームを保つ数」を自動で算出・加算し、AIが推奨値を自動で算出することで、発注業務にかかる時間を1週間あたり約6時間削減します。
AI推奨値は、1日4回更新され、店舗の状況に合わせて手動で調整することが可能です。特に新商品や販促商品、イレギュラーなイベントなど、AIが考慮しきれない要素に対しては、店舗の判断で調整することを推奨しています。
ファミリーマートは、500店舗に本システムを導入し、その売上や店舗収益への効果をふまえ、展開店舗の拡大を目指します。これにより、お客さまへより良い品揃えとサービスの提供を図り、フードロス対策を推進するとともに、店舗の業務効率化を図ります。
出典:ファミリーマート
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