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最終更新日:2026/06/12
Apple 「Siri AI」発表
Appleは「Apple Intelligence」を基盤としたSiriの新バージョン「Siri AI」を発表しました。会話能力向上に加え、パーソナルコンテキストの理解や「オンスクリーン認識」の搭載、アプリ間の操作などにも対応します。
このニュースのポイント
Appleは、Siriの新バージョン「Siri AI」を発表しました。Siriに「Apple Intelligence」を活用し、詳細で関連性の高い回答の提示や、自然な会話のやり取りにより、ユーザーの日常をより強力にサポートします。

本バージョンのSiriは「Apple Intelligence」を中核に据えることで、パーソナルコンテキストの理解を利用して、個人的なメッセージやEメール、写真などのデータから関連情報を抽出し、ユーザーがその時々に必要な情報を提示します。
例えば「友人がメッセージで教えてくれたおすすめのレストランを探す」「過去のEメールからホテルの予約番号を見つける」といった日常のタスクをより直感的に実行できます。 また、Spotlightと統合すれば、パーソナルコンテキストの理解を他社製アプリに連携することも可能です。

本バージョンの大きな特徴の1つが「オンスクリーン認識」です。ユーザーが画面で見ているコンテンツの文脈を理解し、関連する質問に答えます。例えば、友人からホームパーティーの誘いを受けたメッセージ画面を開いたまま、Siriと持っていく料理のアイデアをブレインストーミングし、そのレシピを直接メモアプリに追加できます。
さらに、ほぼすべてのトピックに関する最新情報をWebから取得できます。「次の日食はいつどこで見られるか」「特定のミュージシャンがいつ地元に来演するか」などの質問に対して役立つ回答を生成し、会話を発展させて補足の質問も可能です。

また、システム全体からSiriを呼び出せます。iPhoneでは、ウェイクワード「Hey Siri」による呼びかけやサイドボタンに加え、Dynamic Islandから下にスワイプして会話を開始し、詳しい回答を取得できます。

iPadとMacの場合は、本バージョンがSpotlightに組み込まれているため、ほぼすべての質問に対する回答を検索できます。また、システム全体のコンテキストメニューにも統合されているため、画面上の画像やファイル、テキストを「control」キーを押しながらクリックすると、それに関して質問することも可能です。
Apple Vision Proの場合、空間内に配置できる3Dビジュアライゼーションを使い、ユーザーが見つめて話し始めるだけでSiriを呼び出せます。

Apple Watchでは、手首から直接Siriとの会話を始められるほか、直近の会話を続けるためのスマートスタック提案を自動表示できます。

本バージョンは、デバイス上とサーバ上で動作する次世代の「Apple Intelligence」を活用したアーキテクチャを採用しています。ユーザーのデータは「プライベートクラウドコンピューティング」によって厳重に保護され、リクエスト処理中も Appleを含む第三者に保存・アクセスされないとしています。
加えて、本バージョンはシステムオーケストレーターを使い、SpotlightインデックスやApp Toolboxなどのコアテクノロジーを活用し、ユーザーが常に自分のデータを管理できるようにします。

同社の最も高性能なオンデバイスモデルに対応する製品では、Siriの音声の表現力とペースを自分に合うようにカスタマイズできます。音声入力は精度が大幅に向上し、大文字(英語の場合)、句読点、書式を自動的に処理します。
なお、このオンデバイスモデルや音声入力は「iPhone Air」「iPhone 17 Pro/Pro Max」最小で12GBのユニファイドメモリを搭載した「iPad(M4以降)」と「Mac(M3以降)」が利用可能です。モデルと表現力豊かな音声は「Apple Vision Pro(M5)」でも利用できます。

本バージョン発表に伴い、専用のSiriアプリも用意されました。同アプリでは、過去の会話履歴を確認でき、新しい会話も開始できます。iCloudを使い、プライバシーを保護しながら、会話の履歴をユーザーの製品間で同期するため、Macで始めた会話をiPhone、iPad、Apple Watch、Apple Vision Proで続けることも可能です。

さらに「ビジュアルインテリジェンス」も搭載され、画像を理解する能力とマルチモーダル機能などが構築されています。カメラのシャッターボタンをタップして撮影した写真をSiriに見せるだけで、被写体に関する詳細な回答が得られます。
他にも、カメラアプリのSiriモードには、Apple Cashを使って友人と会計を割り勘にしたり、料理の栄養に関する情報を取得したりする機能なども追加されています。

「ビジュアルインテリジェンス」はiPad、Mac、Apple Vision Proでも使えるようになり、画像を使った検索や質問、アクションの実行などができるようになります。
iPadでは、ビジュアルインテリジェンスがスクリーンショット体験に直接組み込まれており、Macでは専用のキーボードショートカットからアクセスし、ディスプレイ上の対象を選択し、Siriにタイプ入力することで回答が得られます。
Apple Vision Proでは、アプリウィンドウ内のコンテンツや周囲の物体などを見つめるだけでSiriに質問できます。
本バージョンでは、文章の作成機能も備わっています。ユーザーが必要な内容を説明すると、Siriが下書きを作成し、指示に応じて作業や修正を行います。

メールやメッセージで作文をする際は、普段の句読点やトーンなどユーザーのコミュニケーション傾向を反映でき、ユーザーが書いた文章を改善するためのヒントや提案も提供します。さらに、多くの他社製アプリを含むシステム全体での自動校正も可能です。
「Siri AI」の機能は、デベロッパーによるテスト用に提供を開始し、年内にベータ版としてユーザーに提供される予定です。iOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27の「Apple Intelligence」と「Siri AI」は「iPhone 16以降のモデル」「iPhone 15 Pro/Pro Max」「iPad mini(A17 Pro)」「MacBook Neo(A18 Pro)」を対象に提供されます。
加えて「M1以降を搭載したiPadモデル」「M1以降を搭載したMac、Apple Vision Pro」および「Apple Intelligence」を有効にした近くにあるiPhoneとペアリングした「Apple Watch Series 9以降」「Apple Watch Ultra 2以降」「Apple Watch SE 3」でも利用できます。
出典:Apple
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