生成AI

最終更新日:2026/07/22
宇宙空間 フィジカルAI実装支援
ABEJAは、JAXAから委託を受け、自律飛行型カメラロボット向けの音声認識システムを提供しました。国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟内での軌道上実証において、宇宙飛行士の音声指示通りにロボットを操作することに成功しました。
このニュースのポイント
株式会社ABEJAは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)より委託を受けて、自律飛行型カメラロボット「Internal Ball Camera2(以下「Int-Ball2」)」向けの音声認識システムを提供しました。
「Int-Ball2」は、宇宙飛行士の撮影作業を支援する船内ドローンです。カメラロボットとしての利用のほか、各種プログラムを国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟内で実行するプラットフォーム機能を備えています。
2025年5月には、狭小空間かつ騒音源が多い宇宙船内のシミュレーション環境を再現し、音声認識システムの動作確認が実施されました。そして今回「きぼう」日本実験棟内において、本システムを搭載した「Int-Ball2」の軌道上実証がJAXAにより行われました。
ABEJAは今回、制限されたハードウェアリソース下でも稼働できるように、前回構築した音声認識システムをベースにソフトウェアをさらに軽量化しました。また、実環境の音声データに基づき作成した疑似ノイズを用いてファインチューニングを行い、最適化を図りました。
今回の軌道上実証では、宇宙飛行士が「Int-Ball2」にインストールされた本システムを実際に起動し、言語による具体的な移動指示を口頭で発声して行いました。結果として「Int-Ball2」を上下左右に移動・回転させることに成功し、宇宙船内におけるハンズフリー操作の有効性を確認されました。
ABEJAは、宇宙空間という極限のリアル空間で行われた本取り組みを、フィジカルAIの研究開発における重要なユースケースと位置づけています。同社は今後も「ABEJA Platform」を通じ、ミッションクリティカル業務におけるAI活用支援と、産業構造の変革を推進する方針です。
出典:株式会社ABEJA
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