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Grok Imagineとは?特徴・使い方・料金・API・他ツール比較まで徹底解説【2026年最新】

最終更新日:2026/06/10

Grok Imagine 1.0とは?

xAIが開発するAIアシスタント「Grok」の画像・動画生成機能「Grok Imagine」は、2026年に入って急速に進化しています。

2026年2月の1.0で最大10秒・720pのHD動画と音声の同時生成に対応し、5月には無限キャンバス上で制作する「Agent Mode」、さらに動画モデル「Grok Imagine Video 1.5」が登場しました。

この記事では、Grok Imagineの特徴や使い方、料金体系、企業向けAPIの仕様、そして他のAI動画生成ツール(Veo 3.1Runway Gen-4.5、Kling 3.0)との比較まで、企業のマーケティング担当者や経営者が導入を検討する際に必要な情報を網羅的に解説します。

Grok・Grok Imagineとは?

GrokやGrok Imagineの概要からGrok Imagine 1.0が登場したことでどんな変化が起きているのかを紹介します。

xAIが開発したAIアシスタント「Grok」

Grokは、イーロン・マスク氏が設立したAI企業xAIが開発する生成AIアシスタントです。2023年11月にリリースされ、X(旧Twitter)との深い統合が特徴となっています。

Grokは、Xプラットフォーム上のリアルタイム情報にアクセスでき、時事問題や最新トレンドに関する質問に対して、他のAIアシスタントよりも新鮮な情報を提供できる強みがあります。

また、ユーモアのある回答スタイルや、他のAIでは回避されがちなトピックにも対応する柔軟性も特徴の一つです。

画像と動画、両方の生成が可能な「Grok Imagine」

Grok Imagineは、Grokに統合された画像生成・動画生成機能です。テキストプロンプトから画像や動画を生成したり、既存の画像を編集・アニメーション化したりすることができます。

Grok Imagineの大きな特徴は、画像生成と動画生成の両方に対応している点です。企業のマーケティング担当者にとっては、SNS投稿用の静止画から製品紹介動画まで、一つのプラットフォームで制作できる利便性があります。

Grok Imagineの進化の流れ

Grok Imagineの画像生成技術は、以下のように進化してきました。

  • 2024年8月:Black Forest LabsのFLUX系モデルを活用した画像生成機能が追加
  • 2024年12月:xAIの画像生成モデル「Aurora」を公開し、生成品質や表現幅を強化
  • 2025年8月:Grokの「Imagine」機能として画像生成に加え、短尺の動画生成が広がる
  • 2025年10月:Imagine v0.9として動画生成の品質・動き・音声表現を強化
  • 2026年1月28日:Grok Imagine APIを公開し、開発者向けの動画生成・編集ワークフローを提供
  • 2026年2月2日:v1.0にアップデートし、10秒・720pの選択肢拡充や音声品質の改善などを反映
  • 2026年3月:「Extend from Frame(フレーム延長)」を追加し、クリップを継ぎ足して長尺化できるように
  • 2026年5月1日:無限キャンバス上で制作する「Agent Mode(ベータ)」をWeb版で公開
  • 2026年5月31日:動画生成モデル「Grok Imagine Video 1.5」を公開(6月3日にAPIプレビューも提供)

このように、Grok Imagineは約1年という短期間で急速に機能拡張を続けており、今後もさらなる進化が期待されています。

最新バージョンで進化したポイント

2026年に入ってからのGrok Imagineの主な進化ポイントは以下の通りです。

動画生成機能の強化

  • 動画の長さ:約6〜15秒の短尺動画に対応。「Extend from Frame(フレーム延長)」で継ぎ足して長尺化も可能(利用できる選択肢はプランや提供状況で変わる場合があります)
  • 解像度:480p/720pに対応し、SNS投稿から簡易プロモーションまで用途に合わせて選びやすい
  • 音声生成:動画と同時に音声を生成可能(キャラクターボイス、BGM、効果音、リップシンクに対応)
  • 雰囲気設定:Normal/Fun/Custom/Spicyの4モードで動画のテイストを指定可能
  • アスペクト比:16:9、9:16、1:1など7種類のフォーマットから選択可能

画像生成機能

  • Auroraモデルによる画像生成は継続し、写真風、イラスト、ロゴなど幅広いスタイルに対応
  • プロンプトから複数枚を同時生成し、気に入った画像をそのまま動画化する流れも取り入れやすい

動画モデル「Grok Imagine Video 1.5」

  • 2026年5月末に登場した最新の動画生成モデル
  • 静止画から、カメラの動き・空気感・物理表現を保ったままシネマティックな動画を生成
  • 入力した画像の質感やライティングを引き継ぎ、最大720pで出力できる
  • 複数カットを連結して、一貫したトーンの長尺シーンも制作しやすい

無限キャンバスで制作する「Agent Mode(ベータ)」

  • 2026年5月にWeb版で公開された、エージェント型のクリエイティブ機能
  • チャット形式ではなく「無限キャンバス」上で、計画→生成→編集→連結を一気通貫で行える
  • Create Worlds/Short Film/UGC Product Stories/Brand Identityの4テンプレートを用意
  • バッチ画像生成や、6秒クリップをつないだ長尺フィルム化にも対応
  • 現時点ではWeb版(デスクトップ)のみで、SuperGrok(月額$30)以上の有料アカウントが必要

特に注目すべきは、動画と音声を同時に生成できる点です。従来は動画生成後に編集ソフトでBGMやナレーションを足す工程が発生しがちでしたが、1.0ではプロンプトだけで音声まで含んだ短尺動画を出力できます。

そのため、製品紹介のたたき台やSNS用のバリエーション作成を短時間で回しやすくなります。

無料プランと有料プランの違い

以前は無料プランでも生成を試せましたが、2026年4月以降、xAIは無料プランでの画像・動画生成の提供を終了しました。

現在、画像や動画を生成するには有料プランへの加入が必須です。

入門向けの「SuperGrok Lite(月額$10)」では、以下の制限付きで画像・動画生成(音声付き)が可能です。

  • 動画の長さ:最大6秒程度
  • 解像度:480p程度
  • 生成回数:1日の生成回数に上限あり(具体的な本数は非公開。少数〜十数本程度が目安)
  • 音声品質:基本的な音声生成は可能だが、高品質音声(感情表現、音楽同期)は制限

より長尺・720pのHD動画や高品質音声、雰囲気設定のフル活用、Agent Modeの利用には、SuperGrok(月額約$30)以上、またはX Premium+への加入が必要です。

Grok Imagineの動画生成でできること

Grok Imagineの動画生成でできることを紹介します。

テキストから動画を生成

Grok Imagineでは、テキストプロンプトから直接動画を生成できます。生成できる動画は最大15秒程度で、解像度は720pのHD画質に対応します。

さらに「Extend from Frame(フレーム延長)」を使えば、クリップを継ぎ足してより長いシーンを作ることも可能です。

活用例

・製品のコンセプト動画制作
・SNS広告用動画
・イベント告知動画

プロンプトの書き方次第で、リアルな実写風からアニメーション風まで、様々なスタイルの動画を生成できます。

企業のマーケティング担当者にとっては、企画段階でのコンセプト確認や、A/Bテスト用の複数パターン作成に活用できます。

静止画をアニメーション化

既存の静止画をアップロードし、それをベースに動画を生成することも可能です。静止画に動きを加えることで、より訴求力の高いコンテンツに変換できます。

活用例

製品画像のアニメーション化:静止した製品写真に回転や拡大のモーションを追加
イラストへの動きの付与:キャラクターイラストに瞬きや微笑みなどの動作を追加
風景写真の動画化:静止した風景写真に雲の流れや水の動きを追加

この機能は、既存の静止画アセットを有効活用したい企業にとって有益です。

新たに動画を撮影することなく、手持ちの画像素材から動画コンテンツを生成できます。

2026年5月末に登場した動画モデル「Grok Imagine Video 1.5」では、この静止画→動画(Image to Video)の品質が向上しました。入力画像の質感やライティングを保ったまま、カメラの動きや空気感を加えたシネマティックな動画を生成しやすくなっています。

動画と音声を同時に生成

Grok Imagine 1.0の最大の特徴は、動画と音声を同時に生成できる点です。プロンプトで指定することで、以下の音声要素を動画に組み込めます。

生成できる音声要素

・キャラクターボイス:登場人物のセリフや会話
BGM(背景音楽):シーンの雰囲気に合った音楽
効果音:足音、ドアの開閉音、環境音など
リップシンク:キャラクターの口の動きと音声の同期

従来のAI動画生成ツールでは、動画と音声を別々に生成し、後から編集ソフトで合成する必要がありました。

しかし、Grok Imagine 1.0では一度の生成で動画と音声が統合されるため、制作ワークフローを大幅に効率化できます。

特に企業のマーケティング担当者にとっては、製品説明動画やプロモーション動画を短時間で量産できるメリットがあります。

動画の雰囲気を選択できる

Grok Imagineでは、生成する動画の雰囲気を4つのモードから選択できます。

Normal(ノーマル)

標準的でバランスの取れた表現。製品紹介やビジネス用途に適している

Fun(ファン)

明るく楽しい雰囲気。SNS投稿やエンターテイメント系コンテンツに適している

Custom(カスタム)

プロンプトで細部まで指定し、生成を細かくコントロールできるモード。意図に沿った表現を作り込みたい場合に適している

Spicy(スパイシー)

よりドラマチックで刺激的な演出。インパクト重視の演出に向くが、表現には制限があり、利用には年齢確認が必要

この機能により、同じプロンプトでも異なる雰囲気の動画を複数生成し、ターゲット層や配信プラットフォームに応じて使い分けることができます。

Grok Imagineの画像生成でできること

Grok Imagineの画像生成機能でできることを紹介します。

テキストから画像を生成

Grok Imagineの画像生成機能は、xAI独自のAuroraモデルを使用しており、高品質な画像を生成できます。

1K〜2Kの解像度に対応し、より高精細に仕上げたい場合は高品質モード(Quality)も選択できます。生成できる画像のスタイルは多岐にわたります。

生成できる画像スタイル

  • 写真風:実写のような質感の画像。人物、風景、製品など
  • イラスト:アニメ風、漫画風、水彩画風など多様なタッチ
  • ロゴ・アイコン:企業ロゴやアプリアイコンのデザイン
  • ミーム:SNSで使われるミーム画像やユーモラスなコンテンツ

企業のマーケティング活動においては、以下のような用途で活用できます。

ビジネス活用例

  • SNS投稿用のアイキャッチ画像
  • プレゼンテーション資料のビジュアル素材
  • Webサイトのヒーロー画像、サムネイルやバナー
  • 製品コンセプトの視覚化
  • 社内資料のイラスト挿入

画像編集が可能

Grok Imagineでは、新規生成だけでなく、既存画像の編集も可能です。主な編集機能は以下の通りです。

主な編集機能

  • 背景の差し替え:人物や製品の背景を別のシーンに変更
  • 画像の合成:複数の要素を一つの画像に統合
  • オブジェクトの追加:画像内に新しい要素を追加
  • オブジェクトの削除:不要な要素を画像から除去
  • スタイル変更:写真をイラスト風に変換するなど、全体の雰囲気を変更
  • 複数画像の編集(マルチイメージ編集):複数の画像を読み込み、要素を組み合わせて1枚の画像に再構成

これらの編集機能は、既存の画像アセットを再利用したい場合や、撮影後に背景を変更したい場合などに有効です。

例えば、製品写真の背景を季節や販促キャンペーンに合わせて変更したり、プレゼン資料の画像から余計な要素を削除したりといった用途で活用できます。

Grok Imagineの使い方

Grok Imagine 1.0の使い方を順番に紹介します。

grok.com/imagineからの利用手順

Grok Imagine 1.0を利用する最も基本的な方法は、専用のWebサイトにアクセスすることです。

利用手順

  1. ブラウザで「 https://grok.com/imagine 」にアクセス
  2. アカウントでログイン(X・Google・Appleアカウントなどで登録可能)
  3. プロンプト入力欄にテキストを入力(日本語・英語両方対応)
  4. 「画像」または「動画」を選択
  5. 動画の場合は雰囲気(Spicy/Fun/Normal)を選択
  6. 「生成」ボタンをクリック
  7. 生成された画像・動画を確認・ダウンロード

なお、前述の通り画像・動画の生成には有料プラン(SuperGrok Lite以上)への加入が必要です。ログイン後に生成ボタンが利用できない場合は、プランを確認してください。

Webブラウザからの利用は、PCでの作業に適しています。大画面で生成結果を確認でき、複数のバリエーションを比較しながら制作を進められます。

Agent Mode(無限キャンバス)で制作する

2026年5月に登場した「Agent Mode(ベータ)」は、従来のチャット形式に代わり、無限キャンバス上で「計画→生成→編集→連結」を一気通貫で進められる新しい制作方法です。

1枚ずつプロンプトを打ち直す必要がなく、ストーリーボードのように複数の画像・動画をまとめて扱えます。

【利用手順】

  1. grok.com(デスクトップ版)にSuperGrok(月額$30)以上の有料アカウントでログイン
  2. Imagineを開き、入力欄で「Agent Mode」をオンにする
  3. 4つのテンプレート(Create Worlds/Short Film/UGC Product Stories/Brand Identity)から選ぶか、作りたい内容を1文で入力
  4. エージェントが計画を立て、画像・動画の生成や編集、6秒クリップの連結を進める
  5. キャンバス上で各要素を確認・修正しながら仕上げる

現時点ではWeb版(デスクトップ)のみで、モバイルアプリやSuperGrok Lite($10)では利用できません。

短編動画やブランド素材のように、複数カットを使う制作で特に効果を発揮します。

Grokアプリ(iOS/Android)からの利用

Grokは、iOS(iPhone/iPad)およびAndroid向けのモバイルアプリも提供しています。アプリからもGrok Imagine機能を利用できます。

アプリからの利用手順

  1. App StoreまたはGoogle PlayからGrokアプリをダウンロード
  2. アカウントでログイン(X・Google・Appleアカウントなどで登録可能)
  3. アプリ内でチャット画面を開く
  4. メッセージ入力欄に画像・動画生成のリクエストを入力
  5. 「Imagine」ボタンをタップ
  6. 生成された画像・動画を確認・保存

Grok Imagine 1.0

Grok Imagine 1.0

モバイルアプリからの利用は、外出先やスマートフォンで完結させたい場合に便利です。撮影した写真をその場でアップロードして編集・アニメーション化するといった使い方もできます。

なお、アプリでも画像・動画の生成には有料プラン(SuperGrok Lite以上)への加入が必要です。

X上で直接Grokに指示を出す方法

X Premium(旧Twitter Blue)またはPremium+に加入している場合、X上で直接Grokに話しかけて画像・動画を生成できます。

X上での利用手順

  1. Xで任意のポストを開く、または新規ポストを作成
  2. リプライ欄で「@grok」とメンションを付けてプロンプトを入力
  3. 例:「@grok 夕暮れのビーチで波が寄せる様子の動画を生成して」
  4. Grokが返信として画像または動画を生成

この機能の利点は、X上で完結できる点です。生成したコンテンツをそのままXに投稿したり、他のユーザーと共有したりする際に便利です。

ただし、この機能はX PremiumまたはPremium+加入者限定となっています。

注意点として、X上でGrokを利用する場合、生成内容が公開状態になる可能性があります。企業の機密情報や未発表の製品情報などを含むプロンプトは、grok.com/imagineやアプリから非公開で利用することをおすすめします。

プロンプト例と作成時のコツ

Grok Imagineで高品質な画像・動画を生成するには、プロンプトの書き方が重要です。

効果的なプロンプトは、以下の3つの要素で構成されます。

プロンプトの基本構成

  1. 被写体(What):何を生成するか
  2. アクション(Action):被写体がどんな動作をしているか(動画の場合)
  3. スタイル(Style):どんな雰囲気・表現方法で生成するか

具体例

悪い例:「犬」

良い例:「柴犬が公園で飼い主とフリスビーで遊んでいる様子、暖かい午後の光、シネマティックな動画」

さらに、以下の追加要素を含めることで、より意図に沿った結果が得られます。

【追加要素】

  • 環境・場所:「オフィス」「カフェ」「海辺」など
  • 時間帯・照明:「夕暮れ」「朝の光」「ネオンライト」など
  • カメラアングル:「クローズアップ」「俯瞰」「ローアングル」など
  • カラートーン:「暖色系」「モノクロ」「ビビッドな色彩」など
  • 質感:「シネマティック」「ドキュメンタリー風」「アニメ風」など

ビジネス活用プロンプト例(広告/ブランディング/プレゼン)

企業のマーケティング活動で実際に使えるプロンプト例をご紹介します。

製品紹介動画

「最新のノートパソコンをモダンなオフィスデスクに置いて、画面が起動する様子。洗練されたライティング、シネマティックな動画、プロフェッショナルな雰囲気」

SNS広告動画

「カフェでスマートフォンアプリを使う若い女性、笑顔で画面をスワイプしている。自然光、明るく親しみやすい雰囲気、縦型動画」

ブランドイメージ動画

「都市の夜景をバックに、高層ビルの窓から街を見下ろす様子。洗練された照明、ドラマティックな音楽、企業の成長と革新を象徴するビジュアル」

プロモーション動画

「ソフトウェアの操作画面を説明するナレーター、画面上にカーソルが動き重要な部分をハイライト。明瞭なナレーション、教育的でわかりやすい雰囲気」

イベント告知動画

「ステージ上でプレゼンテーションを行うスピーカー、聴衆が拍手している。エネルギッシュな音楽、ダイナミックなカメラワーク、期待感を高める雰囲気」

これらのプロンプトを参考に、自社の製品やサービスに合わせてカスタマイズすることで、効果的なマーケティングコンテンツを生成できます。

Grok Imagineの料金体系と回数制限

Grok Imagineの課金は、大きく分けて「X側のサブスク(X Premium)」と「Grok単体のサブスク(SuperGrok)」があります。

プラン 料金(Webの目安) 課金先 想定される使い方
無料(未加入) $0 X / grok.com テキスト中心のGrok利用(2時間あたり約10メッセージ程度)。画像・動画生成は不可
X Premium Basic 月額$3/年額$32
(日本: 月額¥368/年額¥3,916)
X Xの基本機能の拡張が中心。AI機能の上限は上位ティアほど増える傾向
X Premium 月額$8/年額$84
(日本: 月額¥980/年額¥10,280)
X Grokの利用上限が増える。日常的に触る人向け
X Premium+ 月額$40/年額$395
(日本: 月額¥6,080/年額¥60,040)
X Grokの上限がさらに増え、SuperGrok相当の生成機能も含む。生成頻度が高い人向け
SuperGrok Lite 月額$10 xAI(Grok) 入門向け。480p・最大6秒の画像・動画生成を手頃に試したい人向け
SuperGrok 月額$30/年額$300 xAI(Grok) 720p・最大30秒の動画、実質無制限級の画像生成。Agent Modeもこのプラン以上
SuperGrok Heavy 月額$300/年額$3,000 xAI(Grok) 最大級の上限を求めるチーム向け

※X Premium(Basic/Premium/Premium+)の価格はWeb決済の表記です。税、iOS/Androidのアプリ内課金、地域設定によって変動します。
※SuperGrok Lite/SuperGrok/SuperGrok Heavyの価格は公開情報に基づく目安で、表示通貨や提供条件は変更される可能性があります。

無料プラン(提供状況によって制限あり)

無料プランでは、テキストによるGrokとの対話(おおむね2時間あたり約10メッセージ程度が目安)は利用できますが、画像・動画の生成はできません。

2026年初頭の不適切な生成をめぐる問題を受けて、xAIは画像生成機能を有料加入者に限定する運用へ切り替えました。その後も方針が強化され、現在は画像・動画生成を使うには有料プランへの加入が必要です。

【無料プランでできること・できないこと】

  • テキスト対話:可能(2時間あたり約10メッセージ程度が目安)
  • 画像生成:不可(有料プランが必要)
  • 動画生成:不可(有料プランが必要)
  • 優先度:混雑時は待ち時間が長くなる場合がある

無料枠は、Grokの対話機能を試したい場合に向いています。画像・動画生成を社内の制作フローに組み込む場合は、後述の有料プランが前提になります。

X Premium(Basic/Premium/Premium+)

BasicはXの機能拡張が中心で、Grokの利用上限増はPremium以上で案内されています。

【X Premium Basic】

  • 月額$3/年額$32、日本: 月額¥368/年額¥3,916
  • Xの投稿編集、長文投稿など、基本的なプレミアム機能が中心
  • AI機能の上限を重視するなら、上位ティアも合わせて検討する

【X Premium】

  • 月額$8/年額$84、日本: 月額¥980/年額¥10,280
  • Basicの機能に加えて、チェックマーク、広告表示の軽減などが含まれる
  • Grokの利用上限が増える(上位ティアほど上限が高い)

【X Premium+】

  • 月額$40/年額$395、日本: 月額¥6,080/年額¥60,040
  • Premiumの機能に加えて、Grokの上限がさらに増える
  • 広告表示がより抑えられるなど、X体験も含めて重視する人向け

X上での制作や投稿と一体で考えるなら、X Premium側でまとめて管理する方が運用は単純です。逆に「Xの機能は不要で、生成だけ厚くしたい」場合は、次のSuperGrok系も候補になります。

SuperGrok Lite / SuperGrok / SuperGrok Heavy

Xのサブスクとは別に、grok.comやGrokアプリ向けにSuperGrok系のプランが用意されています。公開情報ベースの目安では、SuperGrok Liteが月額$10、SuperGrokが月額$30/年額$300、SuperGrok Heavyが月額$300/年額$3,000です。

【SuperGrok Lite】

  • 2026年3月に追加された入門向けプラン(月額$10)
  • 480p・最大6秒程度の画像・動画生成と、無料枠より長い対話が可能
  • 1日の生成回数には上限があり、本格的な制作よりお試し向き
  • 無限キャンバスのAgent Modeは対象外

【SuperGrok】

  • Grokを高頻度で使う前提の上位プラン(月額$30)
  • 720pのHD動画(最大30秒程度)に対応し、画像生成は実質無制限級、動画も毎日まとまった本数を生成可能
  • 無限キャンバスのAgent Modeもこのプラン以上で利用できる

【SuperGrok Heavy】

  • さらに高い上限を前提とした最上位プラン(月額$300)
  • 制作現場で待ち時間や上限到達のストレスを減らしたいケースで候補になりやすい

回数制限の考え方

Grok Imagineの生成回数制限は、プランによって異なりますが、具体的な数値は公式には明示されていません。これは、サーバー負荷やユーザーの利用状況に応じて、動的に調整されるためです。

企業で本格的に活用する場合は、事前にテスト運用を行い、1日あたりどの程度の生成回数が必要かを把握した上で、適切なプランを選択することをおすすめします。

Grok Imagine API(開発者・企業向け)

2026年1月28日、xAIはGrok Imagine APIを正式公開しました。これにより、企業は自社のシステムやアプリケーションにGrok Imagineの画像・動画生成機能を統合できるようになりました。

Grok Imagine APIは、画像生成・動画生成に加えて、動画編集のワークフローも扱えます。

さらに2026年6月には、最新の画像→動画モデル「grok-imagine-video-1.5-preview」もAPIプレビューとして提供が始まりました。

主なワークフロー

  1. T2I(Text to Image):テキストから画像を生成
  2. I2I(Image to Image):画像を別の画像に変換・編集
  3. T2V(Text to Video):テキストから動画を生成
  4. I2V(Image to Video):画像を動画化(静止画をアニメーション化)
  5. V2V(Video to Video):既存動画を指定して編集(色や小物の追加などの変更)
  6. R2V(Reference to Video):参照画像をもとに、スタイルや被写体を引き継いだ動画を生成
  7. Video Extension(動画延長):生成済みの動画を継ぎ足して長尺化

これらのAPIを活用することで、以下のような企業システムへの統合が可能になります。

統合例

  • ECサイト:商品説明テキストから自動的に商品画像を生成
  • SNS管理ツール:投稿内容から自動的にアイキャッチ画像・動画を生成
  • マーケティングオートメーション:キャンペーン内容に応じて広告クリエイティブを自動生成
  • コンテンツ管理システム(CMS):記事公開時に自動的にサムネイル画像を生成

API料金の目安(画像$0.02〜$0.07/枚、動画$0.05〜$0.14/秒)

Grok Imagine APIの料金は、生成する画像・動画の種類と量に応じた従量課金制です。

【料金の目安】

※2026年6月時点 xAI公式

  • 画像生成:grok-imagine-image は$0.02/枚(1K・2K)、grok-imagine-image-quality は$0.05/枚(1K)〜$0.07/枚(2K)
  • 動画生成:grok-imagine-video は$0.05/秒(480p)〜$0.07/秒(720p)、最新のgrok-imagine-video-1.5-preview は$0.08/秒(480p)〜$0.14/秒(720p)

例えば、1ヶ月に1,000枚の画像と、100本の10秒動画を生成する場合の概算コストは以下の通りです。

【コスト試算例】

(高品質画像=grok-imagine-image-quality 2K、動画=grok-imagine-video 480pの場合)

  • 画像1,000枚:$0.07 × 1,000 = $70
  • 動画100本(10秒×100本=1,000秒):$0.05 × 1,000 = $50
  • 合計:約$120/月

※標準画質のgrok-imagine-imageなら$0.02/枚でさらに低コストに抑えられます。720pや最新のVideo 1.5を使う場合は単価が上がります。
※最新の料金はxAI公式「Models and Pricing」を参照してください。

これは、デザイナーやビデオクリエイターを雇用するコストと比較すると、大幅なコスト削減になります。

ただし、API利用料金は予告なく変更される可能性があるため、導入前に最新の料金を公式サイトで確認することをおすすめします。

他のAI動画生成ツールとの比較

Grok Imagineを他の主要なAI動画生成ツールと比較すると、以下の通りです。

主要AI動画生成ツール比較

※2026年6月時点

ツール 特徴 動画の長さ/解像度(目安) 音声生成 料金(目安)
Grok Imagine(xAI) X統合、画像生成も可能、無限キャンバスのAgent Mode
  • 約6〜15秒
  • 480p/720p
対応(ボイス、BGM、効果音、リップシンク) 有料のみ(SuperGrok Lite $10〜、APIは秒課金)
Veo 3.1(Google) プロンプト追従・音声・高解像度に強く、Google環境と相性が良い
  • 最大8秒
  • 最大4K
音声付き出力に対応 提供形態により異なる(Google AI系プラン・Flow等、地域に依存)
Runway Gen-4.5(Runway) 編集ワークフローが豊富で、微調整して詰めたい制作向き
  • 5秒/8秒/10秒
  • 720p(代表的設定)
別工程になりやすい 月額+クレジット運用
Kling 3.0(Kuaishou/快手) 「AIディレクター」によるマルチショット表現に強く、コスパも良い
  • 最大15秒
  • 最大4K(60fps対応)
対応(カット間のネイティブ音声同期も) 無料プランあり、有料プランあり

このほか、2026年に入って画像→動画(Image to Video)の分野で「Seedance 2.0」が高い評価を集めており、ブラインド比較でも上位に挙がる新興の有力モデルとして注目されています。

各ツールの強み

各AI動画生成ツールには、それぞれ異なる強みがあります。導入を検討する際は、用途に応じて使い分けることが重要です。

Grok Imagineが優れている点

  • X(旧Twitter)との統合:SNSマーケティングに最適
  • 画像生成と動画生成の両方に対応:一つのプラットフォームで完結
  • 比較的安価なAPI料金:コスト重視の企業に適している
  • 無限キャンバスのAgent Modeで、複数カットの制作を一気通貫で進められる

Veo 3.1が優れている点

  • 圧倒的なリアリティとプロンプト追従性:光や影、物理法則を正確に再現するシネマティックな表現
  • Googleエコシステムとの統合:Google FlowやGeminiなどの環境内でシームレスに利用・連携しやすい

Runway Gen-4.5が優れている点

  • 4K出力対応:最高解像度の動画が必要な場合
  • クリエイター向け高度編集機能:細かい調整が必要なプロジェクトに最適

Kling 3.0が優れている点

  • マルチショット表現と一貫性:1回の生成で複数のカメラアングル(最大6カット)を構築し、キャラクターの一貫性を保てる
  • 音声同期の質:生成した複数カット間で、自然なリップシンクやネイティブな音声同期が可能
  • コストパフォーマンス:無料プランから手軽に始められる

企業がGrok Imagineを利用する際の注意点

著作権・肖像権リスク

AI生成コンテンツを企業が利用する際、最も注意すべきは著作権と肖像権の問題です。

【著作権リスク】

Grok Imagineは、学習データに含まれる既存の画像・動画の特徴を学習して生成を行います。そのため、生成されたコンテンツが既存の著作物に酷似する可能性があります。

特に、有名なキャラクター、ロゴ、アート作品などを想起させるプロンプトを使用した場合、意図せず著作権侵害となるリスクがあります。

Grokは、他の主要な生成AIツールが制限しがちな著名キャラクターや実在の人物の生成にも比較的寛容とされています。その分、企業利用では「生成できてしまう」ことを前提に、著作権・肖像権の確認をより慎重に行う必要があります。

【肖像権リスク】

実在の人物の名前や特徴を含むプロンプトで生成した場合、その人物の肖像権を侵害する可能性があります。

特に有名人や公人の顔に似た画像・動画を商業利用する場合、肖像権侵害で訴訟リスクがあります。

NSFW(Not Safe For Work)問題

Grok Imagineでは、暴力的、性的、または社会的に不適切なコンテンツが生成される可能性があります。

実際に、2025年末には非同意の性的なディープフェイク生成をめぐって世界的に問題視され、2026年に入ってからはXプラットフォーム上の画像生成・編集を有料加入者に限定するなど、運用側の対応が大きく変化しました。

企業としては「作れてしまう」こと自体を前提に、ガイドラインと監査フローを先に用意しておく必要があります。

AI生成コンテンツの明示義務・商用利用条件

近年、AI生成コンテンツの透明性を求める動きが世界的に広がっています。企業がGrok Imagineで生成したコンテンツを公開・商用利用する際は、以下の点に注意が必要です。

AI生成コンテンツの明示義務

日本:現時点で法的義務はないが、業界ガイドラインや自主規制の動きあり
米国:一部の州で、AI生成コンテンツのラベル表示を求める法案が検討中
欧州:EUのAI規制法(AI Act)第50条により、2026年8月2日からAI生成コンテンツの明示・マーキングが義務化(市場に既存のシステムは2026年12月2日までの移行期間あり)

企業としては、法的義務の有無にかかわらず、透明性の観点から「AI生成」「AIアシスト」などの表記を行うことが推奨されます。特にSNS投稿やマーケティングコンテンツでは、消費者の信頼を損なわないよう、適切な情報開示が重要です。

【商用利用条件の確認】

Grok Imagineで生成したコンテンツの商用利用については、xAIの利用規約を確認する必要があります。2026年6月時点では、以下の条件が一般的です。

個人利用:原則として自由に利用可能
商用利用:有料プラン(Premium以上)加入者は商用利用可能だが、規約の遵守が必要
二次配布:生成コンテンツを第三者に販売・譲渡する行為は制限される場合あり

また、消費者向けの利用規約にはIP(知的財産)の補償(インデムニティ)が含まれないとされています。第三者の権利を侵害した場合のリスクは利用者側が負う前提で考えておく必要があります。

まとめ

Grok Imagineは、xAIが提供するAI画像・動画生成ツールです。2026年2月の1.0で最大10秒・720pのHD動画と音声の同時生成に対応し、その後も無限キャンバスのAgent Modeや動画モデル「Grok Imagine Video 1.5」が登場するなど、急速に進化を続けています。動画は現在、最大15秒程度まで生成できます。

企業のマーケティング担当者にとって、Xとの統合によるシームレスな投稿、画像と動画の両対応、月額10ドル〜(SuperGrok Lite)から始められるコストパフォーマンス、短期間での量産が主なメリットです。

一方、著作権・肖像権リスク、NSFW問題、商用利用条件の確認、AI規制法(EU AI Actは2026年8月適用)への対応が必要です。Veo 3.1やKling 3.0などの競合と比較すると、X統合とコスト面で優位性があります。

なお、2026年4月以降は無料プランでの画像・動画生成ができなくなっているため、導入時はSuperGrok Lite(月額10ドル)などの低価格プランでテスト運用し、自社の用途に適しているか確認することをおすすめします。

アイスマイリーでは、生成AI のサービス比較と企業一覧を無料配布しています。課題や目的に応じたサービスを比較検討できますので、ぜひこの機会にお問い合わせください。

よくある質問

Grok Imagine 1.0は無料で使えますか?

はい、無料でも利用できます。ただし、無料プランでは動画の長さが最大6秒程度、解像度が480p程度に制限され、1日あたりの生成回数も数本〜10本程度に制限されます。音声付き動画の生成は可能ですが、高品質音声や感情表現、音楽同期などの機能は制限されます。企業のマーケティング活動で本格的に活用する場合は、10秒・720p HD動画が生成できるSuperGrok(月額約$30)またはX Premium+への加入が推奨されます。

Grok Imagineで生成した動画を商用利用できますか?

有料プラン(X Premium以上)に加入している場合、生成した動画を商用利用できます。ただし、xAIの利用規約を遵守する必要があり、著作権や肖像権を侵害するコンテンツの生成・利用は禁止されています。また、AI生成コンテンツであることの明示が推奨されます(特に欧州では法的義務化の動きがあります)。企業で大規模に商用利用する場合は、xAIの営業チームに問い合わせ、エンタープライズ契約を締結することで、より明確な利用条件を取り決めることができます。

Grok Imagine 1.0は日本語プロンプトに対応していますか?

はい、日本語プロンプトに対応しています。grok.com/imagineやGrokアプリのプロンプト入力欄に日本語でテキストを入力することで、画像や動画を生成できます。ただし、より高品質な結果を得るためには、英語でプロンプトを入力する方が効果的な場合もあります。これは、AIモデルの学習データに英語が多く含まれているためです。日本語プロンプトで満足できる結果が得られない場合は、翻訳ツールを使って英語に変換してから入力することをおすすめします。

AIsmiley編集部

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