生成AI

最終更新日:2026/07/22
キリンとファンケル 錠剤設計AI
キリンホールディングスとファンケルは、サプリメントの錠剤設計を支援する「錠剤設計AI」を共同開発しました。複数の物性を予測し、開発の効率化と品質向上を目指します。
このニュースのポイント
キリンホールディングス株式会社と株式会社ファンケルは、サプリメントの錠剤の大きさ、硬さ、飲みやすさなどを検討する錠剤設計を支援する「錠剤設計AI」を共同で開発しました。
サプリメントの錠剤設計では、飲み込みやすさ、輸送に耐えうる硬さ、体内での溶けやすさなど複数の物性を同時に満たす必要があります。しかし、これらの物性は互いに影響し合うため、最適な処方設計を導き出すには膨大な試作と試行錯誤を要していました。
今回開発した「錠剤設計AI」は、サプリメント開発で蓄積してきた過去の研究・製造データを学習し、錠剤の「飲み込みやすさ」「輸送中に割れにくい硬さ」「体内での溶けやすさ」といった複数の要素を予測します。
さらに、人の手では検討が困難である数千から数万通りの処方条件の組み合わせも、高速かつ高精度に予測・比較検討できます。これにより、錠剤の品質向上および安定化、開発期間の短縮、原料ロスの削減が期待されます。
キリンは、グループ各社が持つ専門性や独自データをAIなどの先端技術と組み合わせることで、研究開発の変革と新たな顧客価値の創出を目指すとしています。
また、今回のファンケルとの共同開発は、研究者の経験知をデータとして活用し、人とAIが共創することで製品開発の精度とスピードを高める取り組みと位置付けています。
キリンは今後も、グループ各社が保有する独自データを活用しながら「KIRIN Digital Vision 2035」で掲げる「生産性向上」と「価値創造」の両軸を推進し、食から医にわたる領域での顧客価値と社会価値の創出を目指す方針です。
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