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最終更新日:2026/07/03
Anthropic Fable5 Mythos5 再開
Anthropicは、米政府による輸出規制の解除を受け、AIモデル「Fable 5」と「Mythos 5」の提供を再開しました。
このニュースのポイント
米Anthropicは、米政府による同社のAIモデル「Fable 5」および「Mythos 5」に対する輸出規制の解除を発表し、両モデルの提供を再開しました。
「Fable 5」は2026年7月1日(現地時間)より全ユーザーへ提供を再開されています。一方「Mythos 5」は一部の米国組織向けを対象にアクセスを再開しており、今後はGlasswingプログラムにおける国内外のより幅広いパートナーへのアクセス拡大に向けて、米政府と連携を継続するとしています。
両モデルは2026年6月12日、米政府から国家安全保障上の権限に基づく輸出管理指令を受け、全ユーザーへのアクセスを一時停止していました。この指令は、米Amazonの研究者が「Fable 5」の安全機能を回避する手法「ジェイルブレイク」を発見し、ソフトウェアの脆弱性を特定・悪用するコードを生成できる可能性を報告したことを受けて発令されたものです。
また「Fable 5」にソフトウェア脆弱性を特定させる手法が示され、あるケースでは関連する脆弱性の悪用方法を示すコードも生成されています。これに対し、同社は過去2週間、米政府やAmazonを含むパートナーと緊密に連携して検証を実施しました。
同社のテストでは「Opus 4.8」のほか「GPT-5.5」や「Kimi K2.7」などの他社モデルでも同様の脆弱性が確認されています。結果として、この手法はMythos級独自の危険なサイバー能力を示すものではなく、通常の防御的セキュリティ作業の境界線上にあるケースだったと結論付けられました。

同社は安全性の懸念に対処するため、政府と緊密に連携し、特定の挙動をブロックする「改良型安全分類器」を開発しました。本分類器は、Amazonの報告で示された特定の手法を99%以上のケースでブロックします。
「Fable 5」へのリクエストがブロックされた場合はユーザーに通知され、代わりに「Opus 4.8」にリクエストが送信される仕組みです。
なお、この厳格な防御措置により、日常的なコーディングやデバッグ作業中において、問題のないリクエストがブロックされてしまう誤検出も一部発生しています。同社は、今後も分類器の改良を進め、正当なリクエストと悪用識別精度を高めていく方針です。
あわせて同社は、Amazon、Microsoft、Google、その他のProject Glasswingパートナーと協力し、AIモデルの「ジェイルブレイク」の深刻度を評価する業界共通の枠組みも策定しています。本取り組みでは、攻撃者の能力向上幅や攻撃の容易さなどを多角的に評価し、適切な対応を調整する基準を作ります。
さらに同社は、国家安全保障に関わるAIモデルについて、米政府に対し事前アクセスや評価の機会を提供し、安全対策の迅速な情報共有や共同研究を行う専門リソースの配備、セキュリティ基準の策定を推進していく方針を示しています。
「Fable 5」は現在、Claude Platform、Claude.ai、Claude Code、Claude Coworkを利用中のユーザーを対象に提供されています。加えて、AWS、Google Cloud、Microsoft Foundryでも順次提供が再開される予定です。
出典:Anthropic
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