さくらインターネット、生成AI向けクラウド提供に向け大規模クラウドインフラ整備を発表
最終更新日:2024/01/19
さくらインターネットは、生成AI向けクラウドサービスの提供に向け、大規模クラウドインフラを整備すると発表しました。
このAIニュースのポイント
- さくらインターネットは、民間で初めて経済産業省から「クラウドプログラム」認定を受け、AIに関連するコンピューティングリソースの安定供給確保を目指す
- 生成AI向けクラウドサービスの提供開始に向けNVIDIA社のGPUを搭載した大規模クラウドインフラを整備
- サービス提供は2024年1月以降を予定し、無償トライアルと有償の先行利用の申し込みが可能
クラウドコンピューティングサービスを提供するさくらインターネット株式会社は、生成AI向けGPUクラウドサービスの提供に向け、3年間で130億円規模の投資をし「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」を搭載した大規模クラウドインフラを整備すると発表しました。
さくらインターネットは、民間で初めて経済産業省から認定された「クラウドプログラム」の供給確保計画に基づき、AIに関連するコンピューティングリソースの安定供給確保を目指します。構築を進めていくGPUクラウドサービスは大規模言語モデルなどの生成AIの活用を想定し、GPUにはNVIDIA社の「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」を2,000基以上採用する予定です。
またGPUクラウドサービスは、さくらインターネットが運営する石狩データセンターで提供を予定しています。石狩データセンターは、北海道の冷涼な気候を活用した外気冷房や、水力発電を中心とした再生可能エネルギー電源100%のCO2排出量ゼロを実現するデータセンターです。
サービス提供は2024年1月以降を予定しています。また、現在さくらインターネットはGPUサービスに関する調査アンケートを行っており、そこでは無償トライアルと有償の先行利用の申し込みが可能です。
さくらインターネットは「今後もやりたいことをできるに変えるという企業理念のもと、DXプラットフォーマーとしてデジタル社会の継続的な発展へ寄与していきます」とコメントしています。
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