JCB、AI活用で加盟店の審査・登録プロセスを完全自動化

最終更新日:2023/06/19

JCBは、AIを活用し加盟店の審査・登録プロセスを自動化する新たなシステムをリリースしました。

このAIニュースのポイント

JCBがAIを活用し、加盟店の審査・登録プロセスを自動化するシステムをリリース
従来2～3日要していた審査・登録が、最短4時間で完了
審査を自動で行い、リードタイムの大幅な短縮と業務削減を実現

株式会社ジェーシービーは、AIを活用した加盟店の審査・登録プロセスを自動化する新たなシステムをリリースしました。このシステムにより、加盟店審査・登録に必要となる期間の短縮と審査精度の持続的向上が可能です。

キャッシュレス決済市場の拡大を受け、クレジットカードのみならず電子マネーやQRコード決済等に関する加盟申請が増加しています。また、決済代行サービス事業者を通じた加盟店との取引が拡大しており、より簡易でシームレスなやりとりと、加盟登録までのスピード向上ニーズも高まっています。それらを背景にJCBは、審査の高度化と登録プロセスのスピードアップを目指しシステム刷新に至りました。

新システムでは、EC決済代行サービス事業者が加盟店情報を自らアップロードでき、不備チェックの即時判定や審査、マスタ登録に至る一連のプロセスを完全自動化します。従来は加盟店申請を受領してから事業者へ回答するまで2～3日要していましたが、本システムにより最短4時間で審査・登録が完了し、利用が可能です。

審査工程は、AIが過去のデータを学習し付随情報として外部情報の収集・分析を行うことで、精度の持続的向上が実現しました。定められたロジックの範囲において、審査を自動で行い90%の判定率を誇ります。これによりリードタイムの大幅な短縮と業務の削減を実現しています。JCBは現在、店頭決済代行サービス事業者向けの開発に着手し、今後も加盟店のニーズにあった機能を適宜リリースする予定です。

JCBは「新技術を活用したシステムの導入に取り組み、安全安心な加盟店網の拡大を果たすことで社会とお客様の信頼に応えていきます」とコメントしています。

出典:PR TIMES