NEC、電子部品購買の効率化に向け自動交渉AIの実証実験を実施
最終更新日:2023/12/10
電子部品購買業務への活用を目指し、NEC、BIRD INITIATIVE、自律調整SCMコンソ―シアムが共同で自動交渉AIの実証実験を行いました。
このAIニュースのポイント
- NECらが電子部品購買業務への活用を目指し、自動交渉AIの実証実験を実施
- 自動交渉AIによって販売側との納期・数量調整にかかる時間が短縮
- 購買担当者の業務が大幅に効率化され、変動対応力の向上が見込める
NEC、BIRD INITIATIVE、自律調整SCMコンソ―シアムは、電子部品購買における調整・交渉自動化の実証実験を行いました。これにより、通常数日から数週間かかる調整が分単位に短縮され、大幅な効率化が見込まれることを確認されています。
自動交渉AIとは、交渉の場面において相手との調整や双方の利益を最大化するような最適解を自動で導く技術です。従来、購買担当者は、生産計画変更の際には必要部品の在庫を確認して不足量を予測し、需給状況に応じたサプライヤとの交渉に手間と時間をかけていました。自動交渉AIは、状況によって異なる複雑な条件を考慮し、適時・適量の確保に向けて瞬時に最適解を導き出すことで効率化が図れます。
今回の実証実験では、NEC関係会社が実際に取引先企業から購入している部品に関して、購買側が生産計画の変更を受け、発注数量や納期の変更が必要になったシーンを想定。部品の在庫状況と手配状況の実データを用いて、購買側に導入された自動交渉AIが、チャットボットを介して販売側の担当者と納入条件の変更調整を行えるかを検証しています。
具体的には、在庫に余裕がない場合の購入量を増やす手配や、急な生産計画変更に伴う部品の手配数量の増減といったいくつかの需要変動のパターンについて、調整結果の妥当性や調整に要した時間・工数を評価しました。
実証実験の結果、販売側の在庫で購買側と調整可能な解が存在する場合は自動交渉AIと販売側担当者の間で合意。販売側との調整・交渉にかかっていた時間が大幅に短縮されています。
在庫確認、発注量算出、販売側担当者とのやりとりが自動化され、取引先との調整がスピードアップすることで、購買担当者の負担が軽減。部品在庫の適正化や予期せぬ需要変動への対応などに取り組める余力が増え、変動対応力の向上が期待されます。
今回の実証結果を踏まえ、NEC、BIRD INITIATIVEの2社は、自動交渉AIの適用業務の選定・社会実装を推進し、2023年度の実用化を目指しています。
出典:PR TIMES
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