生成AI

最終更新日:2026/04/21
三菱電機ビル AI危険予知アプリ
三菱電機ビルソリューションズは、AI危険予知アプリ「KY-Support」を開発しました。AIで潜在リスクを洗い出し、KY活動を高度化することで労働災害防止を目指します。
このニュースのポイント
三菱電機ビルソリューションズ株式会社は、危険予知活動(KY活動)の高度化を目的として、AIを活用した危険予知アプリ「KY-Support」を開発しました。
近年、労働災害の防止は最優先の経営課題となっています。同社は、重篤災害ゼロを目指した現場の安全管理追求に取り組むとともに、軽微な災害や繰り返し発生する事象の防止に向けた取り組み強化を推進しています。
KY活動は、作業前に潜在的なリスクを洗い出し、対策と行動目標を共有することで労働災害を防ぐ活動です。しかし経験の浅い作業者は潜在的なリスクに気づきにくい点、ベテラン作業者においては活動が形骸化する点が課題です。
そこで同社は、誰もが質の高いKY活動を実施できる仕組みの構築を目的に、個人の経験や知識に依存せず、各種作業のデータや過去の労働災害事例を活用するAIを搭載したアプリケーションを開発し、2026年4月から順次全社へ導入します。

「KY-Support」は、三菱電機株式会社が2025年1月に公表した「Amazon Web Services」との戦略的協業にもとづく「生成AIを活用した現場作業支援技術」をベースに構築したアプリケーションで、当社における初のAI本格運用事例です。
本製品は、AIが蓄積された作業データに基づいて作業特有の潜在的なリスクを洗い出し、行動目標に対してアドバイスを行い、KY活動の形骸化を防ぎます。
また、現場での機動性を重視し、スマートフォンに特化した設計となっています。音声入力の活用やタップ中心の直感的な操作など、片手操作に最適化されているため、スムーズな操作が可能です。
加えて、KY活動の基本手法「4ラウンド法(現状把握・本質追求・対策樹立・目標設定)」のステップをアプリケーション内で再現しており、画面内の案内に沿って操作することで、初心者からベテランまで、標準化した質の高い安全確認を実施できます。
トライアル現場検証では、AIによる潜在的リスクの網羅率が9割を超え、実効性が確認されました。さらに利用者へのアンケート調査でも、「役立つ」「安全意識が向上した」などの回答が9割を超え、安全性の向上効果が実証されました。
今後は機能を改善して現場の情報や他システムとの連携強化を図りながら、現在の用途である昇降機に加えて対象範囲を空調冷熱や他のビル設備にも拡大する予定です。
三菱電機ビルソリューションズは、今後もデジタル技術の積極的な活用を通じて、安全・安心・快適なビル空間の提供に取り組んでいくとしています。
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