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神戸大学とフューチャー、医学生向けにAIを活用した医療面接トレーニングアプリを開発

最終更新日:2024/12/24

神戸大学とフューチャーは、AIを活用した医療面接トレーニングアプリを開発し、2024年10月から11月末にかけて有効検証を実施しました。

このニュースのポイント

  • 神戸大学とフューチャー、AIを活用した医療面接トレーニングアプリを開発
  • AIが模擬患者役を担うことで、医学生は時間や場所に縛られず音声対話による自習に取り組める
  • 客観的なフィードバックにより、効率的な技能習得が可能になり、医学教育の質の向上も期待できる

国立大学法人神戸大学とフューチャー株式会社は、医学生向けにAIを活用した医療面接トレーニングアプリを開発し、2024年10月から11月末にかけて有効検証を実施しました。

神戸大学とフューチャーは、神戸大学医学研究科および神戸大学医学部附属病院におけるDXの調査研究・試行に関する共同研究契約を2023年4月に締結し、最先端のテクノロジーを活用した大学および附属病院のDXとイノベーションを推進しています。

今回の取り組みは、文部科学省の「質の高い臨床教育・研究の確保事業」において採択された事業の一環で、自然言語処理技術を活用し医学生向けの対話型AIアプリを開発するものです。

臨床実習前教育において重要な「医療面接」教育では、対面のトレーニングが必要な一方、時間的・人的制約から十分な学修時間の確保に課題がありました。今回開発されたアプリを使用することで、これまで教員等が務めていた模擬患者役をAIが代替し、医学生は時間と場所にとらわれずに音声対話による自習に取り組むことができます。

また、公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)が公表している学修・評価項目に沿った形で対話が自動評価されるため、客観的なフィードバックによる効率的な技能習得が可能になり、医学教育の質の向上が期待できます。トレーニング画面では、実写映像により患者の表情も再現され、高精度な医療面接練習が体験できます。

今後、神戸大学とフューチャーは、医学生から得たフィードバックをもとに実用化に向けた改修を行い、学習の効率化による臨床教育の質の向上と教員の負荷軽減を目指し「医師の働き方改革」や「医療の2040年問題」といった社会課題の解決に向けたデジタル活用を推進していきます。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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