JALとNEC、世界初となる機内持ち込み手荷物の積載量をAIで推定するソリューションの実証実験を実施
最終更新日:2024/12/13
JALとNECは、搭乗口にて機内持ち込み手荷物の個数と種類を、AIを活用して自動解析するソリューションの実証実験を実施しました。搭乗口にて機内持ち込み手荷物をAIで解析するソリューションは世界初です。
このAIニュースのポイント
- JALとNEC、世界初となる機内持ち込みをAI解析し、積載量を推定する実証実験を実施
- AIで機内持ち込み手荷物を分類。機内の収納棚の占有具合をリアルタイムで推定し、閾値を超えるとアラートを発生させる
- フライトの遅延防止による定時性向上や、顧客満足度の向上に貢献
日本航空株式会社(JAL)と日本電気株式会社(NEC)は、世界初となる搭乗口で機内持ち込み手荷物の個数や種類をAIで自動解析する「NEC Baggage Counting Solution(NECバゲージ・カウンティング・ソリューション)」の実証実験を実施しました。この実験は、2024年4月から9月までの期間、東京国際空港(羽田)の第一ターミナルで行われました。
実験では、搭乗口に設置されたカメラで撮影した映像をAIが解析し、搭乗者が持つ機内持ち込み手荷物を検知します。検知された手荷物は、あらかじめ登録された種類に基づいて分類され、さらに手荷物収納棚を占有するスペースがリアルタイムで推定されます。また、推定積載量が事前に設定された閾値に達した際にはアラートが発せられます。
これらのデータを収集・分析することで、手荷物の収納や貨物室への再搭載による出発遅延を防ぐための具体的な対策を、データに基づいて講じることが可能になります。
JALは、今後もデジタル技術を活用し、定時性の向上などカスタマーエクスペリエンスの最大化に向けて取り組んでいくとコメントしています。
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