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最終更新日:2026/07/28
Claude(クロード)のAPIとは?
自社で新しく開発するAIサービスにClaudeを組み込みたいので、ClaudeのAPIについて知りたいけれど、何から始めればよいかわからず困っている人はいませんか?
あるソフトウェアから別のソフトウェアの機能を利用するための窓口となるAPIの普及とともに、さまざまなアプリやサービスを通してAIを活用できるようになりました。
Claudeの知識や能力もAPIを通じて活用できるため、ビジネスの可能性がさらに広がります。
この記事では、ClaudeのAPIの使い方や実装できる最新機能について詳しく解説します。

ClaudeのAPIは正式には「Claude API」(旧称:Anthropic API)という名称で、Anthropicが開発・提供するAI「Claude」をアプリやシステムに組み込むための窓口です。
Claude APIを使用することで、ClaudeのAI機能をアプリやサービスで活用できるようになります。
Anthropicの「サポートされている地域」ページによると、日本を含む150以上の国・地域からClaude APIを利用できますが、使える国や地域は変更される可能性があるため、事前に「サポートされている地域」から確認するのが望ましいでしょう。
またClaude APIはいきなりローカル環境を整えなくても、クラウド上の管理画面であるClaude Console(開発者コンソール)や、APIを試せる専用画面のワークベンチなどが準備されているため、使い方を理解してから本格的な開発に取り組むことができます。
Claude APIは、ClaudeのAI機能をアプリやサービスでどのように生かせるのかを試してから本格的に開発に取り組みたい場合におすすめです。
参考:Claude Platform Docs「Intro to Claude」
Claude APIを通じて使うことができる主なClaudeのモデルは以下の通りです。
| モデル名 | API ID | 特徴 |
| Claude Fable 5 | claude-fable-5 | Mythosクラス初の一般公開モデルで現行最上位。Opus 5の上位に位置し、長時間・複雑なタスクに最適。コンテキストウィンドウ100万トークン |
| Claude Opus 5 | claude-opus-5 | 複雑なエージェント型コーディングやエンタープライズ業務向けの高性能モデル。迷ったらまずこのモデルが推奨される。コンテキストウィンドウ100万トークン |
| Claude Sonnet 5 | claude-sonnet-5 | Sonnet 5 速度と知能のバランスに優れた標準モデル。コーディングやエージェント用途に幅広く使える。コンテキストウィンドウ100万トークン |
| Claude Haiku 4.5 | claude-haiku-4-5 | 最速でコストを抑えられるモデル。近フロンティア級の知能を持ちながらリアルタイム用途に向く。コンテキストウィンドウ20万トークン |
なお、これより前の世代であるClaude Opus 4.8/4.7/4.6/4.5やClaude Sonnet 4.6/4.5、Claude Haiku 3.5なども、順次非推奨・提供終了(レガシー化)が進められています。最新のモデル一覧や提供状況は変更される可能性があるため、利用前に必ず公式ドキュメントで確認してください。
Claude APIを通じてどのモデルを使うかは、開発したいアプリやサービスに合わせて考えましょう。
API利用時の注意点として、Fable 5はアダプティブ思考が常時オンのため思考の無効化には対応していません。
また、サイバーセキュリティ・生物化学・蒸留(競合モデル学習)に関するリクエストには安全機構が働き、応答がOpus 5や4.8に切り替わる「フォールバック」が発生します(拒否時はstop_reasonが「refusal」の正常応答が返り、出力が生成されないため課金されません)。
APIでの実装方法や料金の詳細は、以下の記事で解説しています。
Claude Fable 5とは?性能・料金・使い方やMythos 5との違いを解説

ClaudeのAPIを通じてできることを10個ご紹介します。
バッチ処理とは複数のデータやタスクをまとめて処理することです。
Claude APIのバッチ処理(Message Batches API)を使うと、複数のリクエストを一度に送信して処理できるため、個別にリクエストを送るよりも高速で効率よく結果を得ることができます。
Claude APIのバッチ処理を利用すると、以下のようなことが可能です。
多くのバッチは1時間以内に処理が完了し、個別にリクエストを送信した場合より50%低いコストで処理できます。ただし処理が24時間以内に終わらなかったリクエストは期限切れとなる点に注意しましょう。現在提供されているすべてのモデルがバッチ処理に対応しています。
詳細なやり方はClaude Platform Docsのバッチ処理のページをご参照ください。
Claude APIの引用機能とは、Claudeが生成する回答の正確性を高めるために、信頼できる情報源の文章の一部を引用して使用するということです。
著作権法上の「引用」とは異なる意味である点に注意しましょう。
引用できるコンテンツの種類は以下の通りです。
| 種類 | 概要 |
| プレーンテキスト | テキスト形式の情報 |
| 文書ファイルとして保存されたPDF形式の情報 | |
| カスタムコンテンツ | ユーザーが提供した独自のコンテンツやデータ |
現在提供されているすべてのモデルが引用機能に対応していますが、2026年7月時点でも画像を引用することはまだできません(テキストの引用のみ対応)。
詳細な仕組みはClaude Platform Docsの「引用」のページに記載があるため、使いたい人は目を通しておきましょう。
パソコン利用機能とは、ClaudeがPCを操作して外部のアプリやツールを操作できる機能のことで、引き続きベータ版として提供されています。
ClaudeがPCを安全に、そして正しく操作するためには以下の環境を整える必要があります。
| 項目 | 概要 |
| 仮想ディスプレイ | ClaudeがPCを操作するために必要な仮想ディスプレイが設定されている |
| デスクトップ環境 | Claudeが操作するために、PC上のグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)がセットアップされている |
| アプリケーション | Claudeが操作できるアプリケーションがインストールされ、動作している |
| ツールの実装 | ClaudeがPCを操作する際に必要となるツールやコマンドが実装され、正しく設定されている |
| エージェントループ | ClaudeとPCの間で、指示のやり取りと結果のフィードバックを繰り返し行うプログラム=エージェントループを準備する |
パソコン利用機能はベータ機能のためベータヘッダーの指定が必要で、Claude Opus 5・Claude Sonnet 5・Claude Opus 4.8など比較的新しいモデルではcomputer-use-2025-11-24ヘッダーを、Claude Sonnet 4.5やClaude Haiku 4.5など一部のモデルではcomputer-use-2025-01-24ヘッダーを指定します。
対応モデルやヘッダーの詳細は変更される可能性があるため、利用前にツールリファレンスで最新の対応状況を確認しましょう。
Claude Platform Docsのコンピュータ利用ツールのページでは、ベータ版の状態で使用するリスクとそれに対する予防策の講じ方も記載されているため、使用前には必ず目を通しましょう。
PDFサポート機能とは、ClaudeがPDFを直接読み込んでその内容を理解し、適切な回答を生成できる機能のことを指します。
Claudeが読み込めるのは以下の要件を満たしたPDFです。
| 項目 | 概要 |
| ファイルサイズ | 最大32MB(利用するプラットフォームにより異なる場合がある) |
| ページ数 | 最大600ページ(コンテキストウィンドウが100万トークン未満の場合は最大100ページ) |
| 形式 | パスワード保護や暗号化がされていない標準PDF |
現在提供されているすべてのモデルがPDF処理に対応しています。
詳細な仕組みやパフォーマンスを向上するための方法はClaude Platform DocsのPDFサポートのページに記載してあるため、必要な人は目を通しておきましょう。
プロンプトのキャッシング機能とは、Claudeに過去に送信したプロンプトとその結果を保存しておき、次回同じプロンプトを送ったときにキャッシュから結果を返す仕組みです。
プロンプトのキャッシング機能は自動キャッシングと明示的なキャッシュ区切りの2種類の方法で有効化でき、保存しておけるデータの種類には以下のようなものがあります。
| 項目 | 概要 |
| ツール(Tools) | Claudeが使うツールの定義(APIや関数の指定) |
| システムメッセージ(System) | Claudeの動作指示(プロンプトの最初に記載する「あなたはアシスタントです」といった役割の指示) |
| メッセージ(Messages) | ユーザーの入力やClaudeの返答(会話の流れ) |
| 画像やドキュメント | ユーザーが送った画像やPDFなど |
| ツールの使用結果 | Claudeがツールを使って得た結果(計算や検索のデータ) |
プロンプトのキャッシング機能は現在提供されているすべてのモデルで利用できますが、キャッシュ可能な最小のプロンプトの長さはモデルによって異なり、2026年7月時点では以下の通りです。
| モデル | 保存できる最小のプロンプトの長さ |
| Claude Fable 5 | 512トークン |
| Claude Opus 5 | 512トークン |
| Claude Sonnet 5 | 1024トークン |
| Claude Haiku 4.5 | 4096トークン |
またプロンプトのキャッシング機能を使う場合は、通常のAPIリクエストとは別の料金体系(5分間キャッシュは通常の1.25倍、1時間キャッシュは2倍、キャッシュ読み込みは0.1倍が目安)が適用されるため、Claude Platform Docsの「プロンプトのキャッシング」ページで詳細を確認しておきましょう。
トークンカウント機能とは、プロンプトやClaudeからの回答に含まれるトークンの数を数える機能のことです。
Claude APIの料金はトークン数に応じて決まるため、長文のプロンプトを送信する場合などは、あらかじめトークンの数を数えておくとコスト管理がしやすくなります。
トークンの数はトークンカウントAPIで無料にカウントでき、現在提供されているすべてのモデルが対応しています。
トークンカウントAPIを使用する手順は以下の通りです。
なおClaude Opus 4.7以降の世代(Claude Fable 5・Claude Mythos 5を含む)は新しいトークナイザーを採用しており、同じテキストでも従来より約30%多いトークン数として数えられる点に注意しましょう。
詳細な手順はClaude Platform Docsの「トークンカウント」のページに記載されているため、確認しながら使ってみましょう。
ツールの使用機能を使うと、ClaudeはAPIを呼び出したり特定の操作を実行したりできます。
使うツールを指定する時には、以下の3つの情報を記載する必要があります。
| 項目 | 概要 |
| name | ツールの名前を正規表現に従ったフォーマットで記載する |
| description | ツールの動作や使用タイミング、詳細な説明を記載する |
| input_schema | ツールが必要とするパラメータの定義(JSONスキーマ)を記載する |
またモデルはタスクの複雑さに合わせて以下のような目安で選ぶとよいでしょう。
| タスクの種類 | 適するモデル |
| 複雑なアプリ、サービスの開発/あいまいなクエリへの対応 |
|
| 簡単なアプリ、サービスの開発(速度やコストを優先したい場合) |
|
詳細な仕組みや使用例を知りたい人はClaude Platform Docsの「ツール使用」ページを確認しておきましょう。
参考:Claude Platform Docs「Pricing」
Messages APIからMCP(Model Context Protocol)サーバーに直接接続できる機能です。
外部ツールやサービスにClaudeがアクセスできるようになり、MCPクライアントを別途構築する手間を省けます。
Claudeがリアルタイムでウェブを検索し、最新の情報を取得してから回答を生成できる機能です。
ファイルをAPIにアップロードして管理・再利用できる機能です。同じファイルを複数のAPIリクエストで繰り返し送信する手間を省きコストを削減できます。

Claude APIはクラウド環境、ローカル環境両方で使えますが、クラウド環境で先に開発を試し使い方を覚えてからローカル環境に移行した方がスムーズです。
Claude APIを通してClaudeを使用するためには、最初に以下のものを準備しましょう。
Claude APIを通してClaudeを使用するための初期設定の手順は以下の通りです。
ANTHROPIC_API_KEYなど)に設定するSDKとは特定のソフトウェアやプラットフォームを使ってアプリケーションやサービスを開発するためのツールセットで、ライブラリ、ドキュメント、コードサンプル、APIなどが含まれています。
詳細はClaude Platform Docsの「Get started」のページに記載があるので内容をもっと知りたい人は目を通してみてください。なお開発者向けドキュメントのドメインはdocs.anthropic.comからplatform.claude.com/docsへ移管されています。
参考:Claude Platform Docs「Get started with Claude」
Claude APIの利用料金は、モデルごとに入力トークン・出力トークン単位で従量課金される仕組みです。プラン契約や月額固定費はなく、使った分だけ支払う設計になっています。
2026年7月時点のモデル別料金(100万トークンあたりの米ドル建て)は以下の通りです。
| モデル | 入力トークン | 出力トークン |
| Claude Fable 5 | $10 / MTok | $50 / MTok |
| Claude Opus 5 | $5 / MTok | $25 / MTok |
| Claude Sonnet 5 | $2 / MTok(2026年8月31日まで の導入価格。9月1日以降は$3 / MTok) | $10 / MTok(2026年8月31日まで の導入価格。9月1日以降は$15 / MTok) |
| Claude Haiku 4.5 | $1 / MTok | $5 / MTok |
※MTok=100万トークンの略。
料金を抑えるポイントとしては、主に以下の3つが挙げられます。
なお、モデルごとの料金体系は変更される可能性があるため、実際の導入検討時にはAnthropic公式の料金ページで最新情報を確認することをおすすめします。
参考:Claude Platform Docs「Pricing」
Claudeには消費者向け利用規約と商用利用規約の2種類の利用規約がありますが、Claude APIには商用利用規約が適用されます。\
そもそもの「利用規約」においてAnthropicは生成目的が倫理的に適切であること、開発者がコンテンツに対して責任を負うことを求めているため、規約にしっかりと目を通し使用における責任を理解することが重要です。
ClaudeのAPIは正式には「Claude API」(旧称:Anthropic API)という名称で、Anthropicが開発・提供するAIのClaudeをアプリやシステムに組み込むための窓口です。
この記事も参考にして、ぜひ積極的にClaude APIを通してClaudeを使ってみてください。
アイスマイリーでは、生成AIサービスと提供企業の一覧を無料配布しています。課題や目的に応じたサービスを比較検討できますので、ぜひこの機会にお問い合わせください。
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