生成AI

最終更新日:2026/05/25
Claude(クロード)のAPIとは?
自社で新しく開発するAIサービスにClaudeを組み込みたいので、ClaudeのAPIについて知りたいけれど、何から始めればよいかわからず困っている人はいませんか?
あるソフトウェアから別のソフトウェアの機能を利用するための窓口となるAPIの普及とともに、さまざまなアプリやサービスを通してAIを活用できるようになりました。
Claudeの知識や能力もAPIを通じて活用できるため、ビジネスの可能性がさらに広がります。
この記事では、ClaudeのAPIの使い方や実装できる最新機能について詳しく解説します。

ClaudeのAPIとはAnthropic APIという名前で、Anthropicが開発・提供するAI「Claude」をアプリやシステムに組み込むための窓口です。
Anthropic APIを使用することで、ClaudeのAI機能をアプリやサービスで活用できるようになります。
2026年5月現在、Anthropic APIは日本国内で利用できますが、使える国や地域は限定されているため、事前にAnthropicの「サポートされている地域」から確認するのが望ましいでしょう。
またAnthropic APIはいきなりローカル環境を整えなくても、クラウド上の管理画面のWebコンソール、APIを試せる専用画面のワークベンチなどが準備されているため、使い方を理解してから本格的な開発に取り組むことができます。
Anthropic APIは、ClaudeのAI機能をアプリやサービスでどのように生かせるのかを試してから本格的に開発に取り組みたい場合におすすめです。

Anthropic APIを通じて使うことができるClaudeのモデルは以下の通りです。
| モデル名 | API ID | 特徴 |
| Claude Opus 4.7 | 最も高性能な一般利用可能モデル。複雑な推論・エージェント型コーディングに最適。コンテキストウィンドウ100万トークン | |
| Claude Sonnet 4.6 | 速度とインテリジェンスの最適な組み合わせ。コンテキストウィンドウ100万トークン | |
| Claude Haiku 4.5 | 最速モデル。リアルタイム用途・大量処理向け。コンテキストウィンドウ20万トークン |
Anthropic APIを通じてどのモデルを使うかは、開発したいアプリやサービスに合わせて考えましょう。

ClaudeのAPIを通じてできることを7つご紹介します。
バッチ処理とは複数のデータやタスクをまとめて処理することです。
Anthropic APIのバッチ処理を使うと、複数のリクエストを一度に送信して処理できるため、個別にリクエストを送るよりも高速で効率よく結果を得ることができます。
Anthropic APIのバッチ処理を利用すると、以下のようなことが可能です。
またバッチ処理は24時間以内に行われ、個別にリクエストを送信した場合より50%低いコストで処理できます。
詳細なやり方はAnthropic APIリファレンスのメッセージバッチのページをご参照ください。
Anthropic APIの引用機能とは、Claudeが生成する回答の正確性を高めるために、信頼できる情報源の文章の一部を引用して使用するということです。
著作権法上の「引用」とは異なる意味である点に注意しましょう。
引用できるコンテンツの種類は以下の通りです。
| 種類 | 概要 |
| プレーンテキスト | テキスト形式の情報 |
| 文書ファイルとして保存されたPDF形式の情報 | |
| カスタムコンテンツ | ユーザーが提供した独自のコンテンツやデータ |
また2026年5月現在、画像を引用することはできません。
詳細な仕組みはAnthropicユーザーガイドの「引用」のページに記載があるため、使いたい人は目を通しておきましょう。
パソコン利用機能とは、ClaudeがPCを操作して外部のアプリやツールを操作できる機能のことで、まだβ版です。
ClaudeがPCを安全に、そして正しく操作するためには以下の環境を整える必要があります。
| 項目 | 概要 |
| 仮想ディスプレイ | ClaudeがPCを操作するために必要な仮想ディスプレイが設定されている |
| デスクトップ環境 | Claudeが操作するために、PC上のグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)がセットアップされている |
| アプリケーション | Claudeが操作できるアプリケーションがインストールされ、動作している |
| ツールの実装 | ClaudeがPCを操作する際に必要となるツールやコマンドが実装され、正しく設定されている |
| エージェントループ | ClaudeとPCの間で、指示のやり取りと結果のフィードバックを繰り返し行うプログラム=エージェントループを準備する |
またパソコン利用機能で使用できるClaudeのモデルは以下の通りです。
※対応モデルは随時更新されるため、最新情報はAnthropic公式ドキュメントでご確認ください。
PDFサポート機能とは、ClaudeがPDFを直接読み込んでその内容を理解し、適切な回答を生成できる機能のことを指します。
Claudeが読み込めるのは以下の要件を満たしたPDFです。
| 項目 | 概要 |
| ファイルサイズ | 最大32MBまで |
| ページ数 | 最大100ページまで |
| 形式 | パスワード保護や暗号化がされていない標準PDF |
またPDFサポートが利用できるモデルは次の通りです。
※対応モデルは随時更新されるため、最新情報はAnthropic公式ドキュメントでご確認ください。
プロンプトのキャッシング機能とは、Claudeに過去に送信したプロンプトとその結果を保存しておき、次回同じプロンプトを送ったときにキャッシュから結果を返す仕組みです。
プロンプトのキャッシング機能で保存しておけるデータの種類は以下の5つで、「cache_control」を設定した部分だけが保存されます。
| 項目 | 概要 |
| ツール(Tools) | Claudeが使うツールの定義(APIや関数の指定) |
| システムメッセージ(System) | Claudeの動作指示(プロンプトの最初に記載する「あなたはアシスタントです」といった役割の指示) |
| メッセージ(Messages) | ユーザーの入力やClaudeの返答(会話の流れ) |
| 画像やドキュメント | ユーザーが送った画像やPDFなど |
| ツールの使用結果 | Claudeがツールを使って得た結果(計算や検索のデータ) |
プロンプトのキャッシング機能は、2026年5月現在以下のモデルで利用でき、それぞれ保存できる最小のプロンプトの長さは以下の通りです。
| モデル | 保存できる最小のプロンプトの長さ |
| Claude Opus 4.7 | 1024トークン |
| Claude Sonnet 4.6 | 1024トークン |
| Claude Haiku 4.5 | 1024トークン |
またプロンプトのキャッシング機能を使う場合は、通常のAPIリクエストとは別の料金体系が適用されるため、Anthropicユーザーガイドの「プロンプトのキャッシング」ページで詳細を確認しておきましょう。
なお、標準のキャッシュ保存期間は5分ですが、追加コストで1時間のキャッシュ期間も利用可能になっています。長時間のバッチ処理など、キャッシュの有効期間を長くしたい場合に活用できます。
トークンカウント機能とは、プロンプトやClaudeからの回答に含まれるトークンの数を数える機能のことです。
Anthropic APIの料金はトークン数に応じて決まるため、長文のプロンプトを送信する場合などは、あらかじめトークンの数を数えておくとコスト管理がしやすくなります。
トークンの数はトークンカウントAPIでカウントできます。
トークンカウントAPIを使用する手順は以下の通りです。
詳細な手順はAnthropic APIリファレンスの「メッセージトークンをカウントする」のページに記載されているため、確認しながら使ってみましょう。
ツールの使用機能を使うと、ClaudeはAPIを呼び出したり特定の操作を実行したりできます。
使うツールを指定する時には、以下の3つの情報を記載する必要があります。
| 項目 | 概要 |
| name | ツールの名前を正規表現に従ったフォーマットで記載する |
| description | ツールの動作や使用タイミング、詳細な説明を記載する |
| input_schema | ツールが必要とするパラメータの定義(JSONスキーマ)を記載する |
またモデルはタスクの複雑さに合わせて以下のような目安で選ぶとよいでしょう。
| タスクの種類 | 適するモデル |
| 複雑なアプリ、サービスの開発
あいまいなクエリへの対応 |
|
| 簡単なアプリ、サービスの開発(ただし不足しているパラメーターを推測する可能性がある) |
|
詳細な仕組みや使用例を知りたい人はAnthropic ユーザーガイドの「クロードでのツール使用」ページを確認しておきましょう。
Messages APIからMCP(Model Context Protocol)サーバーに直接接続できる機能です。
外部ツールやサービスにClaudeがアクセスできるようになり、MCPクライアントを別途構築する手間を省けます。
Claudeがリアルタイムでウェブを検索し、最新の情報を取得してから回答を生成できる機能です。
ファイルをAPIにアップロードして管理・再利用できる機能です。同じファイルを複数のAPIリクエストで繰り返し送信する手間を省きコストを削減できます。

Anthropic APIはクラウド環境、ローカル環境両方で使えますが、クラウド環境で先に開発を試し使い方を覚えてからローカル環境に移行した方がスムーズです。
Anthropic APIを通してClaudeを使用するためには、最初に以下のものを準備しましょう。
Anthropic APIを通してClaudeを使用するための初期設定の手順は以下の通りです。
SDKとは特定のソフトウェアやプラットフォームを使ってアプリケーションやサービスを開発するためのツールセットで、ライブラリ、ドキュメント、コードサンプル、APIなどが含まれています。
詳細はClaude API Docsの「クイックスタート」ページに記載があるので内容をもっと知りたい人は目を通してみてください。
Claudeには消費者向け利用規約と商用利用規約の2種類の利用規約がありますが、Anthropic APIには商用利用規約が適用されます。
APIを通じた開発・商用利用においては消費者向け利用規約ではなく商用利用規約が適用されます。個人がclaude.aiを通じて利用する場合は消費者向け利用規約が適用されるため、利用形態に応じて適切な規約を確認してください。
そもそもの「利用規約」においてAnthropicは生成目的が倫理的に適切であること、開発者がコンテンツに対して責任を負うことを求めているため、規約にしっかりと目を通し使用における責任を理解することが重要です。
ClaudeのAPIとはAnthropic APIという名前で、Anthropicが開発・提供するAIのClaudeをアプリやシステムに組み込むための窓口です。
この記事も参考にして、ぜひ積極的にAnthropic APIを通してClaudeを使ってみてください。
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