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高校生の生成AI活用に関する意識調査を実施。恋愛・人間関係の相談相手は生成AIが44.2%で1位

最終更新日:2026/07/13

生成AIの相談行動に関する意識調査

塾選ジャーナルは、高校生104人を対象に生成AIの利用実態調査を実施しました。恋愛・人間関係の相談で生成AIが44.2%と首位になる一方、進路では大人を頼るなど内容に応じた使い分けが見られます。

このニュースのポイント

  • 塾選ジャーナルが、高校生の生成AI利用実態と相談行動に関する「高校生の生成AI活用に関する意識調査」を実施
  • 恋愛・人間関係の相談相手に生成AIを選ぶ割合は44.2%に達し、友人や先輩を上回る支持を獲得
  • 進路や志望校の相談では保護者や先生を選ぶ割合が6割以上となり、相談内容に応じて生成AIと人を使い分ける傾向が判明

株式会社DeltaXが運営する塾選ジャーナルは、全国の高校生104人を対象に生成AIの活用状況や相談行動に関する「高校生の生成AI活用に関する意識調査」を実施しました。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

ChatGPTなど生成AIの利用経験を尋ねたところ「週に数回以上使っている」と回答した高校生は49.0%「月に数回程度使っている」人は32.7%でした。「数回試したことがある」人の14.4%を合わせると、一度でも利用経験がある割合は96.2%にのぼります。

同調査の結果から、高校生の間では生成AIが広く認知されており、日常的に活用している層が多いといえます。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

生成AIの使用目的で最も多かったのは「勉強以外の検索・調べもの」で56.0%でした。次いで「悩み相談や話し相手」が50.0%となっており「学校の宿題や課題を終わらせるため」と「学校の定期テストの勉強・対策のため」はいずれも31.0%を記録しています。

高校生にとって生成AIは勉強を効率化する手段にとどまらず、気軽に話せる相手としても活用されている傾向です。自由回答では、AIが話し相手や気持ちの整理に役立ったという声が多く寄せられました。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

「恋愛・人間関係の悩み」の相談相手を尋ねたところ、最も多く選ばれた回答は「生成AI」で44.2%でした。次いで「友人・先輩」が26.0%「検索エンジン」が14.3%となっています。

特にプライベートな悩みの相談相手にAIが選ばれる背景には、AIならではの心理的安全性があるとみられます。

対人関係の相談では「否定されるのではないか」「噂になるかもしれない」といった不安がありますが、感情や偏見を持たないAIであれば、そのような心配は不要です。

思春期特有の複雑な感情やまとまらないモヤモヤを、24時間いつでも吐き出せる相手として、高校生は生成AIに安心感を抱いているといえます。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

一方「進路や志望校」の相談相手を尋ねたところ「誰にも相談しない」と回答した学生を除く84名のうち34.5%が「保護者・家族」を選択しました。次いで多かったのは「学校の先生」の31.0%で、進路の相談において「生成AI」を選んだ割合は13.1%です。

同調査結果から、将来の選択や人生に関わる現実的な相談では、実際に経験のある大人や自分の性格を深く理解している人物を頼りたいと考える高校生が多いといえます。高校生は周囲の大人に対し、単なる知識の提示を超えた伴走者としての役割を求めていると考えられます。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

学校の勉強や宿題での具体的な使い方では「わからない問題の解き方や解説を聞く」が56.0%で最多でした。次いで「授業の調べものなど検索ツールの代わりに使う」が41.0%「長い文章の要約や外国語の翻訳をさせる」が33.0%と続きます。

「自分で考えず、宿題の答えだけをすぐに出してもらう」との回答も21.0%ありましたが、単に答えを求めるのではなく「学びの補助」として活用する高校生が多い傾向です。実際の自由回答でも、解説をより詳しく聞ける点にメリットを感じる声が多く寄せられました。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

生成AIの活用による学力向上の実感について尋ねたところ「向上したと思う」が17.0%「やや向上したと思う」が41.0%でした。合計すると、58.0%の高校生が学力の向上を実感しています。

一方「あまり変わらない」は34.0%「やや低下」と「低下」の合計は8.0%という結果から、生成AIの利用が必ずしも学力向上に直結するわけではなく、活用方法によって効果に差が生じる現状を示しています。

自由回答のデータによると、学力向上を実感した層は、AIに問題作成やスケジュール管理といった学習の準備を任せ、自身は問題を解くなどの実践に集中するという、能動的な工夫を取り入れています。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

AIへの依存度について尋ねたところ「とても感じる」が12.0%「やや感じる」が45.0%でした。合算すると57.0%の高校生が依存を自覚していると回答しています。自由回答では、AIに頼りすぎたことへの反省や、自身の力にならなかったという声が寄せられました。

塾選ジャーナル調べ:「高校生の生成AI活用に関する意識調査」

AIを使用して注意されたり失敗したりした経験があるかを尋ねたところ「ある」と回答した高校生は14.0%でした。生成AIの利用自体より、出てきた内容を理解しないまま提出したり、禁止されている場面で使ったりしたことが失敗につながるケースが多い傾向です。

同調査では、恋愛や人間関係の相談相手としてAIが1位に選ばれるなど、高校生にとって生成AIが学習ツールにとどまらず、悩み相談や話し相手として浸透している実態が明らかになりました。

一方、進路の相談相手では保護者や学校の先生が上位に入っており、内容に応じた明確な使い分けが見られます。AIと人それぞれの強みを理解したうえで相談先を選ぶ姿は、デジタルネイティブ世代ならではといえます。

生成AIは高校生にとってすでに身近な相談先のひとつですが、AIへの依存を感じる高校生も過半数にのぼりました。

今後の教育現場や家庭においては、AIを一律に禁止するのではなく、AIが役立つ場面と人に相談すべき場面の切り分け、そして出力された情報をどう自身の学習に落とし込むかを一緒に考えていくことが大切です。

出典:塾選ジャーナル

AIsmiley編集部

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