生成AI

最終更新日:2026/04/14
名古屋市 AIで催告業務効率化
名古屋市は、提示型支援事業において、国民健康保険料の収納率向上を目的に、生成AIや自動架電を活用した催告業務の効率化に関する実証実験を実施し、電話催告や多言語対応の課題解決を目指します。
このニュースのポイント
名古屋市が実施する提示型支援事業「Hatch Technology NAGOYA」では、国民健康保険料の収納率向上を目的に、生成AIや自動架電を活用した催告業務の効率化に関する実証実験を実施しています。
名古屋市では、限られた職員リソースで複雑化する徴収業務に対応し、収納率の向上が課題となっています。特に電話による催告は、日中の限られた時間内での対応となり、不在率の高さや多言語対応が課題です。

そこで、本実証プロジェクトでは、株式会社TACTの音声AI対話技術と、生成AI・機械学習モデルによる高度なビッグデータ解析を組み合わせ、電話催告業務の効率化に取り組んでいます。過去の滞納データや架電履歴を分析し、より効果的なタイミングや言語での架電を目指します。
本実証プロジェクトに使用する技術・機能では、音声認識および音声合成技術を活用したボイスボット「AIコンシェルジュ®」を導入し、コールセンター運用のノウハウを反映した対話を実現します。利用者の曖昧な回答にも対応し、文脈に応じた応答が可能です。

さらに、TACTが所属するUSEN&U-NEXT GROUP独自の生成AIを「専任のデータサイエンティスト」として活用しています。従来の機械学習モデルと組み合わせながら、滞納者の属性データや交渉履歴を分析し、より効果的な架電手法の検証を進めています。
セグメンテーション分析を行った結果、対象者ごとに最も電話が繋がりやすく、かつ話を聞いてもらいやすい時間帯である「ゴールデンタイム」を特定しました。

加えて、通話中にSMSを連携し、口座振替のWeb申込フォームを即時送信する仕組みを導入しました。納付意思が薄れる前に手続きを完結できる導線を構築し、行動経済学的な「ナッジ(行動を促す仕組み)」を技術的に実装しています。
これらの技術を使って、納期前の国民健康保険加入者を対象に、2025年11月から実際にAIによる架電を開始しています。
2026年1月からは、生成AIと機械学習モデルによる「ゴールデンタイム」の特定で得られた仮説を元に、架電の時間や内容をターゲットごとに変えて収納率の変化があるか検証を行っています。
外国人市民への対応としては、英語やベトナム語に加え「やさしい日本語」による案内にも対応し、多様な住民に配慮した徴収業務の実現を目指します。
出典:名古屋市
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