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Google、AIによる飛行機雲回避プロジェクトを発表。航空機による気候影響を空域規模で削減

最終更新日:2026/09/03

Google AI活用で飛行機雲を抑制

Googleは、イギリス政府や航空業界のリーダー達と共同でAIを活用し、航空機による気候影響の軽減を目指す実証プログラム「Operation Blue Skies」を開始すると発表しました。

このニュースのポイント

  • Google、イギリス政府や航空業界と連携し、AI活用で航空機による気候影響の軽減を目指す「Operation Blue Skies」実証開始
  • 温暖化の原因になる飛行機雲が発生しやすい空域をAIが予測し、回避することで気候変動へ与える影響を軽減
  • 英国の専門機関によるコンソーシアムが参加し、それぞれが予測AIの開発や予測AIの開発などを担う

Googleは、イギリス政府や航空業界と共同で、AIを活用して飛行機雲の発生を抑える実証プログラム「Operation Blue Skies」を北大西洋で開始すると発表しました。

飛行機雲は無害に見えて、航空業界全体が与える気候変動への影響の約3分の1を占めています。

同社はこれまで、アメリカン航空や欧州の航空管制機関などとの個別連携を通じ、飛行機雲を回避するための適格な調整を科学的に検証し、運用の実効性を実証してきました。今回は取り組みを一段進め、飛行経路全体にわたる協調的な飛行機雲抑制へ拡大する実証実験を開始します。

本実証実験は、世界の飛行機雲による温暖化の約5%を占める北大西洋回廊の東半分、シャンウィック空域で実施されます。期間は30ヶ月で、このうち約4ヶ月間の運用実証を2回実施します。

実証実験の実施時間帯において、年間約1万便がこの空域を通過しますが、経路を変えるのは飛行機雲ができやすい区域を通るごく一部の便に限られます。これらの便をわずかに迂回させることで、強い温暖化をもたらす飛行機雲の発生を防ぎます。

プロジェクトには英国の専門機関によるコンソーシアムが参加します。Googleは予測AIの開発に加え、機械学習と衛星画像を使い、実際に飛行機雲を減らせたかを追跡し、航空管制機関のNATSが空域の運用や管制官の訓練を担当し、Contrails.orgは予測の評価や実証の設計に携わります。

また、インペリアル・カレッジ・ロンドンとケンブリッジ大学は、気候への影響に関する独立した検証を提供し、イギリス気象庁が新たな飛行機雲予測機能を開発します。

本実証実験の資金は業界パートナーと英運輸省が、航空技術の研究支援枠組み「ATIプログラム」を通じて共同で拠出します。このうち英国政府が半分超を負担し、その全額が学術機関や非営利団体、航空パートナーに直接配分される仕組みです。グーグルはプロボノとして参加し、140万ポンド相当を現物で提供します。

本実証実験は、飛行機雲の課題解決が運用上実現可能であることを示し、空域管理によって航空の気候影響を大きく減らすための「検証済みの青写真」を提供することを目指しています。

出典:Google

AIsmiley編集部

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