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最終更新日:2026/05/21
Gemini 3.5 Flash 提供開始
Googleは、新たなAIモデルファミリー「Gemini 3.5」を発表し、第1弾として「Gemini 3.5 Flash」の提供を開始しました。高速な応答性能を維持しながら、AIエージェントの構築やコーディング分野において高い性能を実現します。
このニュースのポイント
Googleは、最先端の知能と実行能力を組み合わせた最新のモデルファミリー「Gemini 3.5」を発表しました。その第1弾として「Gemini 3.5 Flash」の提供を開始します。
本モデルは、従来のFlashシリーズと同等のスピードを維持しながら、複数の指標でフラッグシップモデルに匹敵する高度な知能を提供します。Googleは「特にAIエージェント構築やコーディングの分野においては、Google史上最も強力なモデル」と位置付けています。

実際に、難解なコーディングやエージェント評価のベンチマークである「Terminal-Bench 2.1」「GDPval-AA」「MCP Atlas」において、複数のベンチマークで「Gemini 3.1 Pro」を上回るスコアを記録しました。
さらに、学術的な図表を含むマルチモーダルな理解力を測る「CharXiv Reasoning」でも84.2%という優れた成績を収めています。1秒あたりの出力トークン数は、他の最先端モデルと比較して4倍の速さを誇ります。

AIモデルの性能やコストを独立して評価する第三者機関Artificial Analysisの指標においても、本モデルはリーダー領域に位置付けられました。これは、優れた処理スピードを得るために、モデルの品質や精度を犠牲にする必要がなくなったことを証明するものです。
複雑で長期的なエージェントタスクを処理するうえで、開発者が数日から数週間かけて行っていた作業も、本モデルを活用すれば、わずかな時間で完了できます。新しいアプリケーションの開発、既存コードベースのメンテナンス、財務書類の作成支援など、あらゆるユースケースに対し、計画、構築、改善を繰り返しながらサポートします。

さらに、本モデルと「Google Antigravity harness」と組み合わせることで、複数のサブエージェントを連携させる用途にも対応可能です。これにより、人間の監視のもとで最先端のパフォーマンスを維持しながら、複数のステップからなる複雑なワークフローやコーディングタスクを、高い信頼性で実行できます。

また「Gemini 3」シリーズで培われた強力なマルチモーダルの基盤を受け継ぎ、本モデルは、より表現力が豊かでインタラクティブなWeb UIやグラフィックスの生成が可能です。

同時に発表された個人向けAIエージェント「Gemini Spark」にも本モデルが標準採用されています。まずは信頼されたテスター向けに提供開始し、米国の「Google AI Ultra」のユーザーを対象にベータ版を提供する予定です。
本モデルは、Googleが定めた最先端の安全基準であるFrontier Safety Frameworkに準拠して開発されています。サイバーセキュリティやCBRN(化学・生物・放射性物質・核)に関する防衛・安全対策を大幅に強化し、有害なコンテンツ生成リスクを低減しています。
同時に、AIが回答を出力する前に内部の推論プロセスを検証する「Interpretability tools」などの緩和策を導入した結果、安全な質問に対して回答を不必要に拒否する確率を大幅に減少させることにも成功しています。
なお、Googleは次期モデル「Gemini 3.5 Pro」の開発も進めています。すでに社内での活用が始まっており、2026年6月に提供される予定です。
出典:Google
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