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最終更新日:2026/10/26
Claudeアプリは、AIアシスタント「Claude」をパソコンやスマホから使うための公式アプリです。デスクトップ版・スマホ版・Web版があり、文章作成や調査、要約、翻訳、コーディングの支援に活用できます。
一方で、使える機能はアプリの種類や料金プラン、端末によって異なります。2026年9月からはチャットとCoworkの統合が始まり、画面の構成も変わりつつあります。導入前に、それぞれの違いを押さえておくことが大切です。
本記事では、Claudeアプリの導入方法と基本的な使い方、デスクトップ版・スマホ版・Web版の違いを解説します。内容は、2026年10月26日時点の公式情報にもとづいています。

Claudeアプリとは、Anthropicが提供するAI「Claude」を、パソコンやスマホから使うための公式アプリです。質問への回答、文章作成、要約、翻訳、コード作成、資料作成の補助など、さまざまな作業に使えます。
Webブラウザからも使えますが、アプリを入れると、すぐに起動して相談できます。基本的なチャットは無料で使えます。ただし、使える量や一部の機能はプランによって異なります。
デスクトップ・スマホ・Webでは、同じアカウントを使えます。外出先でスマホから相談し、自宅のパソコンで続きを確認するといった使い方も簡単です。
Claudeアプリには、パソコン向けのデスクトップ版と、スマホ向けのアプリがあります。ブラウザで使うWeb版も含めた主な違いは、次のとおりです。
| 比較項目 | デスクトップ版 | スマホ版 | Web版 |
| 対応環境 | macOS・Windows・Linux(ベータ) | iOS・Android | 対応ブラウザ |
| チャット・ファイルの添付 | 利用可能 | 利用可能(写真の撮影にも対応) | 利用可能 |
| Cowork(作業の依頼) | 利用可能。許可したフォルダのファイルも扱える | ベータ。クラウドで実行 | ベータ。クラウドで実行 |
| Claude Code | Codeタブ(ローカル・クラウド・SSHなど) | クラウドのセッション、Remote Control | クラウドのセッション、Remote Control |
| 音声 | 音声モード(ベータ)、音声入力 | 音声モード(ベータ)、音声入力 | 音声モード(ベータ) |
| 主な独自の機能 | クイックエントリー(Mac)、コンピュータ操作、内蔵ブラウザ | スマホのアプリとの連携、ウィジェット | インストール不要 |
パソコン内のファイルやアプリを使う作業は、デスクトップ版が起動している間だけ実行できます。スマホやWebで始めた作業でも、ローカルのファイルが必要な場合は、デスクトップ版を開いておきましょう。
デスクトップ版の機能は、Claude Desktopとは?使い方・料金・Mac/Windows導入方法を解説でも詳しく紹介しています。
出典:Use Claude Cowork on web, desktop, and mobile|Claude Help Center/Use voice mode|Claude Help Center
Claudeには、無料のFreeプランと、Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プランがあります。Freeプランでもチャットは使えますが、使える量や機能には制限があります。
有料プランでは使える量が増え、Claude CodeやCoworkなどの機能も使えます。デスクトップ版のCodeタブを使うには、Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかが必要です。
| プラン | 月額料金(米ドル) | 使える主なモデル | Claude Code | 向いている使い方 |
| Free | 無料 | Sonnet・Haiku | ✕ | まずClaudeを試したい個人 |
| Pro | $20(年払いは月$17) | Opus・Sonnet・Haiku(Fableは利用クレジットで使用) | 〇 | 日常的に文章作成や調査で使いたい個人 |
| Max 5x | $100 | Opus・Sonnet・Haiku・Fable | 〇 | 長文の作成や開発で多く使う個人 |
| Max 20x | $200 | Opus・Sonnet・Haiku・Fable | 〇 | 仕事で長時間使う個人・フリーランス |
| Team | 1人あたり$25〜(年払いは$20〜) | Opus・Sonnet・Haiku(Premiumの席ではFableも利用可) | 〇 | 複数人で使いたい企業・チーム |
| Enterprise | 1人あたり$20(年払い)+使用量に応じた料金 | Opus・Sonnet・Haiku・Fable | 〇 | 大規模な組織や高度な管理が必要な企業 |
※2026年10月26日時点の公式の価格です。Proの年払いは$200を一括で支払います。Maxプランは月払いのみで、Fableは週の利用上限の50%まで使えます。
※Teamの席は、Standard(月$25、年払いは月$20)とPremium(月$125、年払いは月$100)の2種類です。2〜150人で利用できます。Enterpriseは年間契約で、20席から申し込めます。
2026年10月時点の最新のモデルは、次の4つです。Fableは、Opusよりも上位に位置するモデルです。
使える量は、Web版・デスクトップ版・スマホ版・Claude Codeで共有されます。プランの違いや選び方は、Claudeのプランを比較!料金・機能の違いと選び方を解説で詳しく解説しています。
出典:料金プラン|Claude/Models overview|Claude Platform Docs
Claudeは、日本語での質問や文章作成に対応しています。日本語で依頼すれば日本語で回答するため、英語が苦手な方でも使いやすいAIです。
例えば、次のような作業に活用できます。
| 用途 | 使い方の例 |
| 文章作成 | ブログ記事、メール文、SNS投稿文のたたき台を作る |
| 文章校正 | 不自然な表現、誤字脱字、冗長な文を整える |
| 要約 | 長文の記事や資料の要点をまとめる |
| 翻訳 | 英語の資料を日本語に訳す、日本語の文を英語にする |
| 学習 | わからない用語や概念をわかりやすく説明してもらう |
| コーディング | コードの作成、修正、エラーの原因調査を依頼する |
画面の表示言語も、日本語に切り替えられます。左下のプロフィールアイコンから「Language」を選び、日本語を指定します。
ただし、新しい機能の名称やヘルプページは、英語のままの場合があります。また、音声モードと音声入力では、日本語を含む英語以外の言語がベータ版での対応です。設定画面やエラー文を確認するときは注意しましょう。

Claudeデスクトップアプリは、macOS・Windows・Linux(ベータ)向けに提供されています。非公式の配布サイトではなく、公式のダウンロードページから入手してください。
| OS | 提供状況 | 主な条件 |
| macOS | 正式提供 | macOS 13以降。IntelとApple Siliconの両方に対応 |
| Windows | 正式提供 | Windows 10以降。x64版とARM64版。Microsoft Storeからも入手可能 |
| Linux | ベータ提供 | Ubuntu 22.04以降、Debian 12以降(x64・arm64) |
WindowsとmacOSでは、次の流れでインストールします。
| ステップ | Windows | macOS |
| ①ダウンロード | 公式のダウンロードページからWindows版を取得する。x64版かARM64版を選ぶ | 公式のダウンロードページからmacOS版を取得する |
| ②インストール | インストーラー(ClaudeSetup.exe)を実行する | ダウンロードしたファイルを開き、Claudeを「アプリケーション」フォルダに移動する |
| ③起動 | スタートメニューからClaudeを起動する | 「アプリケーション」フォルダかDockからClaudeを起動する |
| ④サインイン | Claudeのアカウントでサインインする | Claudeのアカウントでサインインする |
| ⑤完了の確認 | Claudeの画面が表示されれば利用を開始できる | Claudeの画面が表示されれば利用を開始できる |
なお、Windows版でCoworkを含むすべての機能を使うには、インストール時に管理者の権限が必要です。会社のパソコンで使う場合は、情報システム部門に確認すると安心です。
出典:Claudeをダウンロードする|Claude/Install Claude Desktop|Claude Help Center
Windows版は、パソコンのプロセッサに合わせて、x64版とARM64版から選びます。多くのパソコンはx64版です。
| 項目 | x64版 | ARM64版 |
| 対象のプロセッサ | IntelやAMDのCPU | SnapdragonなどのARM系のCPU |
| 主な対象の端末 | 一般的なWindowsのデスクトップ・ノートパソコン | ARM系のCPUを搭載したWindowsのパソコン |
| 入手方法 | 公式のダウンロードページの「Windows」 | 公式のダウンロードページのARM64版 |
インストールが終わったら、Claudeを起動してサインインします。チャットは、この時点で使い始められる状態です。
Coworkを使う場合は、Windowsの「仮想マシンプラットフォーム」を有効にし、再起動します。英語の機能名は「Virtual Machine Platform」です。入れ子の仮想化に対応していない仮想マシンやVDIの環境では、Coworkを使えません。
企業で一括導入する場合は、IT管理者がMSIX形式のパッケージで配布する方法もあります。
WindowsでCodeタブを使う場合は、Git for Windowsを入れておきましょう。セッションごとに作業を分ける機能(ワークツリー)に、Gitが必要なためです。Gitが見つからないというエラーが出た場合は、インストール後にアプリを再起動します。
出典:Deploy Claude Desktop for Windows|Claude Help Center
Mac版は、IntelとApple Siliconの両方に対応するユニバーサル版です。macOS 13以降が必要です。
ダウンロードしたファイルを開き、Claudeを「アプリケーション」フォルダへ移動します。起動後にサインインして、Claudeの画面が表示されれば準備は完了です。
Macでは、Optionキーを2回押すと「クイックエントリー」が開きます。作業中の画面から、すぐにClaudeへ質問できる機能です。ショートカットは「設定」→「Desktop app」で変更できます。
コンピュータ操作(Computer Use)を使う場合は、追加の設定が必要です。コンピュータ操作は、Claudeがアプリを開き、画面を見ながらクリックや入力を行う機能です。
| 項目 | 内容 |
| 対象のプラン | Pro・Max(Team・Enterpriseは非対応) |
| 対応OS | macOS 14以降、Windows |
| 提供状況 | ヘルプではベータ、Claude Codeの公式ドキュメントでは研究プレビュー |
| 有効にする場所 | 「設定」→「This computer」→「System」(初期設定はオフ) |
| macOSの権限 | 「アクセシビリティ」と「画面収録」を許可する |
権限を付与した後は、アプリの再起動が必要になる場合があります。
出典:Use Claude Code Desktop|Claude Code Docs
Linux版は、ベータ版として提供されています。対象は、UbuntuやDebianなどのDebian系のディストリビューションです。Anthropicのaptリポジトリを登録してインストールする方法が案内されています。
Linux版のアプリは、自動では更新されません。aptでインストールすると、通常のパッケージの更新で最新版を取得できます。debファイルを直接ダウンロードした場合も、初期設定ではリポジトリが登録されます。
Linux版の主な制限は、次のとおりです。
Coworkを使うには、ハードウェアの仮想化(KVM)を有効にし、ユーザーをkvmグループに追加する必要があります。リポジトリの登録コマンドは、公式ドキュメントの最新のものを確認してください。
出典:Claude Desktop on Linux (beta)|Claude Code Docs

Claudeデスクトップアプリには、「チャット」「Cowork」「Code」の3つの使い方があります。従来は3つのタブに分かれていましたが、2026年9月16日から、チャットとCoworkの統合が順次進んでいます。
統合後は、1つの会話の中で、簡単な質問から複数の手順の作業まで依頼できます。「Code」タブとモデルの選択は、統合後も同じ位置に残ります。
統合された画面は、Pro・Maxプランから順次提供されています。Teamプランはベータとして、Enterpriseは管理者が設定を有効にした組織で使えます。Freeプランへは、今後の提供が予定されています。
それぞれの使い方の違いは、次のとおりです。
| 項目 | チャット | Cowork | Code |
| 主な目的 | 文章作成・調査・質問への回答 | 複数の手順が必要な作業の委任 | コードの読み取り・編集・コマンドの実行 |
| 動作する場所 | Anthropicのクラウド | 大きな作業はクラウド、パソコン内のファイルやアプリを使う作業はパソコン上 | ローカル・クラウド・SSHの接続先・WSL(Windows) |
| ユーザーの関わり方 | 対話しながら都度依頼する | 作業を任せ、進捗の確認や追加の指示を行う | 権限のモードに応じて、変更を承認する |
| 扱えるファイル | 添付したファイル | 添付したファイルと、許可したフォルダ | 選んだプロジェクトのフォルダ |
| 代表的な使い方 | 記事構成の作成、文章の添削、要約、アイデア出し | 資料の整理、レポート作成、複数のツールをまたぐ作業 | バグ修正、テストの追加、コードレビュー |
| 必要なプラン | Free以上 | 有料プラン(Freeは今後の提供予定) | Pro・Max・Team・Enterprise |
Coworkの機能は、Claude Coworkとは?料金・使い方・何ができるかを解説で詳しく紹介しています。
出典:Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center/Claude Cowork and chat are now one Claude|Claude
チャットは、最も基本的なClaudeの使い方です。Web版のClaudeと同じ感覚で、質問や文章作成、資料の要約ができます。
例えば、次のような依頼ができます。
| 目的 | プロンプトの例 |
| 文章作成 | 「このテーマでブログ記事の導入文を作ってください」 |
| 要約 | 「この資料の要点を3つにまとめてください」 |
| 校正 | 「以下の文章を自然で読みやすい日本語に整えてください」 |
| アイデア出し | 「初心者向けのAI活用記事の見出し案を10個出してください」 |
| 学習 | 「この専門用語を中学生にもわかるように説明してください」 |
チャットでは、PDFや画像、文書のファイルを添付して相談できます。ファイルの選択に加え、画面へのドラッグ&ドロップでも添付できます。
デスクトップアプリの利点は、ブラウザを開かずにすぐ起動できる点です。タスクバーやDockから開けるため、作業の合間に少し相談したいときにも便利です。Macでは、前述のクイックエントリーも使えます。
パソコン内のフォルダを直接読み書きする作業は、Coworkの機能で行います。アクセスできるのは、ユーザーが許可したフォルダだけです。
Coworkは、Claudeにまとまった作業を任せるための機能です。「この資料を整理して」「このフォルダの内容をもとにレポートを作って」など、複数の手順が必要な作業を依頼できます。
Claudeは、依頼の内容を確認し、進め方を考えながら作業を進めます。ユーザーは進捗を見ながら、必要に応じて追加や修正の指示を出せます。
例えば、次のような使い方ができます。
| 目的 | 依頼の例 |
| 資料の整理 | 「このフォルダ内の資料を確認し、要点を一覧にまとめてください」 |
| レポート作成 | 「複数の資料をもとに、社内共有用のレポートを作ってください」 |
| ファイルの整理 | 「このフォルダ内のファイルを内容ごとに分類してください」 |
| 情報収集 | 「関連情報を調べて、比較表に整理してください」 |
| 業務の補助 | 「メールや資料の内容をもとに、会議前のブリーフィング資料を作ってください」 |
Coworkは、デスクトップ版に加えて、Web版とスマホ版でもベータ版が提供されています。複数の手順がある作業はクラウドで実行されるため、パソコンを閉じても作業が続きます。
一方、次の機能は、デスクトップ版が起動している間だけ使えます。
作業の進め方は、メッセージの入力欄で選ぶ権限のモードで変えられます。
初期設定は、Pro・Max・TeamではAuto、EnterpriseではManualです。モードはいつでも変更でき、作業中に止めたり方向を修正したりもできます。
Codeタブは、Claude Codeをデスクトップアプリ上で使うための画面です。Claude Codeは、コードベースを読み取り、ファイルの編集やコマンドの実行を行うAIツールです。開発の作業を幅広く支援します。
デスクトップアプリにはClaude Codeが含まれているため、CLIやNode.jsを別に入れる必要はありません。ただし、プロジェクトの実行やテストに使う開発ツールは、パソコンに入れておく必要があります。
Codeタブでセッションを始めるときは、主に次の項目を設定します。
| 設定項目 | 内容 |
| 実行環境(Environment) | Claudeが作業する環境を選ぶ。Local・Cloud・SSH・WSL(Windows)から選択できる |
| プロジェクトのフォルダ | 作業するフォルダやリポジトリを選ぶ |
| モデル | 使うモデルを選ぶ |
| 権限のモード | Claudeにどこまで自動で作業させるかを選ぶ |
Localは、自分のパソコン上で作業する方法です。Cloudはクラウドで実行され、アプリを閉じても作業が続きます。SSHは、リモートのサーバーや開発用の仮想マシンに接続して作業する方法です。Windowsでは、WSL 2のLinux環境でも実行できます。
出典:Get started with the desktop app|Claude Code Docs

Codeタブには、コードの確認や修正を効率化する機能がまとまっています。セッションの並行管理、変更を確認する差分ビュー、アプリのプレビュー、統合ターミナルなどを活用できます。
主な機能は、次のとおりです。
| 機能のグループ | 機能名 | できること |
| セッションの管理 | 複数のセッション | サイドバーで複数のセッションを並行して管理できる |
| セッションの管理 | Gitのワークツリー | セッションごとに作業領域を分けて、変更を管理できる |
| 画面のレイアウト | ペインの配置 | チャット、差分、ターミナル、ファイル、ブラウザの画面をドラッグで並べられる |
| ファイルの確認 | ファイルの表示 | ファイルのパスをクリックして、内容を開ける |
| コードレビュー | 差分ビュー | Claudeの変更をファイル単位で確認し、行にコメントを残せる |
| コードレビュー | /code-review | Claude自身に変更内容をレビューさせられる |
| 動作確認 | ブラウザのペイン | 開発中のアプリを表示し、Claudeが画面を見ながら確認できる |
| ターミナル | 統合ターミナル | アプリを離れずにコマンドを実行できる |
| AIの制御 | 権限のモード | Claudeにどこまで自動で作業させるかを切り替えられる |
| サブチャット | サイドチャット | メインの作業に影響を与えずに、別の質問ができる |
| CIとの連携 | PRの監視(Auto-fix・Merge when ready) | CIの失敗の自動修正や、チェック通過後の自動マージを設定できる |
| 自動化 | スケジュールされたタスク | 定期的なコードレビューなどを自動で実行できる |
| 画面操作 | コンピュータ操作 | Claudeがパソコンの画面を見て、クリックや入力を行える |
| 外部との連携 | コネクタ・プラグイン | GitHubやSlackなどの外部ツールや、スキルを追加できる |
※コンピュータ操作は、Pro・Maxプランで使える研究プレビューの機能です(2026年10月26日時点)。
ただし、すべての機能がどの実行環境でも使えるわけではありません。例えば、統合ターミナルはローカルとSSHのセッションで使えます。プラグインの追加は、クラウドとWSLのセッションでは使えません。
PRの監視には、GitHub CLI(gh)のインストールと認証が必要です。会社のパソコンや重要なリポジトリで使う場合は、組織の設定や権限の範囲も確認しておきましょう。
サイドバーでは、複数のClaude Codeのセッションを管理できます。例えば、「ログイン画面のバグ修正」「依存関係の更新」「READMEの修正」を、別々のセッションで進められます。
各セッションは、会話の履歴や作業の対象、変更内容を個別に持つ仕組みです。プロジェクトのフォルダの設定で「Worktree」をオンにすると、セッションごとにGitのワークツリーが作られます。あるセッションの変更が、別のセッションにすぐ影響することを防げます。
ワークツリーの保存先は、初期設定ではプロジェクトの「.claude/worktrees/」です。アーカイブしたセッションのワークツリーは、約30日後に削除されます。コミットしていない変更が消える場合があるため、必要な変更は早めにコミットしましょう。
サイドバーの見出しにある「Group and sort」から、セッションの並べ方やまとめ方を変えられます。並行作業が増えるほど、変更の管理が重要です。セッション名をわかりやすく付け、PRやコミットの単位で内容を確認しながら進めましょう。
また、サイドチャットを使うと、メインの作業を止めずに別の質問ができます。Macでは「Cmd+;」、Windowsでは「Ctrl+;」で開くか、「/btw」と入力します。サイドチャットの内容は、メインの会話には追加されません。
Claude Codeでは、Claudeにどこまで自動で作業を任せるかを、権限のモードで調整できます。モードは、送信ボタンの横にある選択メニューで切り替えます。初めて使う場合や重要なコードを扱う場合は、確認しながら進めるモードから始めると安心です。
| モード名 | Claudeの自律度 | ファイルの編集 | コマンドの実行 | 主な使いどころ |
| Manual(初期設定) | 低い(都度確認) | 毎回、差分を見て承認する | 毎回確認する | 初めて使う場合、重要なリポジトリでの作業 |
| Accept edits | 中程度 | 自動で承認(mkdirなどの基本的なファイル操作も含む) | それ以外のコマンドは確認する | 修正の繰り返しが多く、確認の手間を減らしたい場合 |
| Plan | 編集しない | 編集せず、計画を提案する | 調査のための読み取りと実行のみ | 大規模な変更の前に、方針を確認したい場合 |
| Auto | 高い(安全の判定付き) | バックグラウンドの分類器が確認して実行 | バックグラウンドの分類器が確認して実行 | 定型的な変更を一気に進めたい場合 |
| Bypass permissions | 最も高い | 確認なしで実行 | 確認なしで実行 | 隔離されたコンテナや仮想マシン内での処理 |
各モードの利用条件は、次のとおりです。
以前のCodeタブでは、ManualからPlanまでの3つの名前が異なりました。それぞれ「Ask permissions」「Auto accept edits」「Plan mode」です。また、「dontAsk」のモードはCLIだけで使えます。
出典:Use Claude Code Desktop|Claude Code Docs
差分ビューは、Claudeが加えた変更を確認するための画面です。どのファイルのどの行が変わったかを確認できるため、AIに任せきりにせず、内容を見ながら開発を進められます。
気になる点がある場合は、該当する行にコメントを残して修正を依頼しましょう。例えば、「この処理は別の関数に分けてください」のように伝えます。具体的に伝えるほど、意図に沿った修正になりやすくなります。Claude自身にレビューさせたい場合は、「/code-review」と入力します。
ブラウザのペインでは、開発中のアプリを表示して動作を確認できます。コードだけでなく画面の見え方も確認できるため、レイアウトの崩れや表示のミスに気づきやすくなります。外部のサイトを開くこともできますが、サイトごとに承認が必要です。
Claudeが開発サーバーを起動すると、プロジェクトのフォルダに「.claude/launch.json」が作られます。独自の起動コマンドやポートを使う場合は、このファイルを編集して調整できます。初期設定では、Claudeが編集後に画面を撮影し、変更を自分で確認します。
なお、SSHのセッションでは、ブラウザのペインでアプリを開けません。ポートを自分のパソコンに転送して確認します。

Claudeは、iOSとAndroid向けのスマホアプリも提供しています。iPadでは、iOS版と同じアプリを使えます。
スマホアプリの主な特徴は、次のとおりです。
紙の資料を撮影して要点をまとめてもらったり、画面のスクリーンショットを見せて改善点を聞いたりできます。音声入力は、話した内容を文字にして送る機能です。音声モードは、Claudeと声で会話する機能で、全プランでベータ版が提供されています。
スマホのアプリと連携すると、予定の確認や作成、メールやメッセージの下書きを依頼できます。メールやメッセージは、内容を確認してから自分で送信します。リマインダーの追加はiOS版、アラームやタイマーの設定はAndroid版で使えます。
出典:Use dictation on Claude Mobile|Claude Help Center/Use Claude with iOS apps|Claude Help Center/Use Claude with Android apps|Claude Help Center
スマホアプリは、各OSの公式ストアで「Claude by Anthropic」を検索して入手します。
| OS | 入手先 | 対応バージョン |
| iOS・iPadOS | App Store | iOS 17以降 |
| Android | Google Play | Android 8.0以降 |
インストール後、デスクトップ版やWeb版と同じアカウントでサインインします。外出先でスマホから相談し、あとからパソコンで続きを確認するといった使い方がしやすくなります。
初期設定で確認したい項目は、次のとおりです。
| 確認項目 | 内容 |
| アカウント | デスクトップ版・Web版と同じアカウントでサインインする |
| 通知 | Coworkの完了や確認の依頼を受け取りたい場合は、通知を許可する |
| 写真・ファイル | 写真やPDFを添付したい場合は、必要に応じてアクセスを許可する |
| マイク | 音声入力や音声モードを使いたい場合は、マイクの権限を確認する |
| カレンダー・位置情報など | 連携を使うときに求められた場合に、内容を確認して許可する |
| アプリの更新 | 新しい機能を使う場合は、アプリを最新版にしておく |
なお、Team・Enterpriseプランのメンバーは、現時点では位置情報の機能を使えません。
出典:Install Claude for iOS|Claude Help Center/Install Claude for Android|Claude Help Center
スマホアプリからも、Coworkの作業を依頼できます。メッセージの入力欄で「Cowork」を選んで依頼します。選択肢が表示されない場合は、アプリを最新版に更新しましょう。
作業はクラウドで実行されるため、スマホを閉じても続きます。Claudeが作業を終えたときや確認が必要なときは、通知が届く仕組みです。パソコンで始めた作業の進捗確認や、追加の指示もスマホから行えます。
パソコン内のファイルやアプリを使う作業は、デスクトップ版が起動している間だけ実行できます。外出先から依頼する場合は、パソコンとデスクトップ版を起動したままにしておきましょう。
以前は、スマホからパソコンのClaudeに作業を頼む「Dispatch」という機能が使われていました。チャットとCoworkの統合後は、新しく使い始めることはできません。すでに使っている場合は、当面は引き続き利用できます。
出典:Use Claude Cowork on web, desktop, and mobile|Claude Help Center/Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center
スマホアプリの「Code」タブでは、2つの方法でClaude Codeを使えます。
Remote Controlでは、作業はパソコン側で実行されます。パソコン内のファイルや開発環境、MCPサーバーの設定を使ったまま、スマホから指示を出せます。
利用の流れは、次のとおりです。
デスクトップアプリのCodeタブでも接続できます。セッションの詳細画面にある「Remote Control」のスイッチをオンにします。
Remote Controlは、Pro・Max・Team・Enterpriseで使えます。APIキーでの認証には対応していません。Team・Enterpriseでは、オーナーが管理画面でRemote Controlを有効にする必要があります。
作業はパソコン上のプロセスで実行されます。そのため、ターミナルやアプリを閉じると、セッションはオフラインになります。パソコンがスリープしても、復帰すると自動で再接続されます。「claude remote-control」で起動した場合は、ネットワークに約10分つながらないと終了します。
スマホからは、「/plugin」などのターミナル専用のコマンドは使えません。権限のモードも、Remote ControlではManual・Accept edits・Planに限られます。
出典:Continue local sessions from any device with Remote Control|Claude Code Docs/Claude Code on mobile|Claude Code Docs

Claude Codeは、CLIとデスクトップアプリのどちらからでも使えます。CLIとは、ターミナルからコマンドで操作する形式です。どちらも同じ仕組みで動いており、設定ファイルやCLAUDE.md、MCPサーバーの設定は共通です。
CLIは、ターミナル中心で開発する人や、スクリプト・CI・自動化にClaude Codeを組み込みたい人に向いています。Amazon BedrockやMicrosoft Foundryなど、外部のクラウド経由で使う場合も、基本はCLIです。
一方、デスクトップアプリは、差分やプレビューを画面で確認しながら進めたい人に向いています。複数のセッションをサイドバーで管理し、チャット・差分・ブラウザ・ターミナルを並べて表示できる点が特徴です。
主な違いを、次の表にまとめました。
| カテゴリ | 機能・項目 | CLI | デスクトップアプリ |
| OS | 対応OS | macOS・Windows・Linux | macOS・Windows・Linux(ベータ) |
| AIの提供元 | Amazon Bedrock・Microsoft Foundry経由 | 利用可能 | 通常のアプリは非対応(Claude Desktop on 3Pで利用可能) |
| AIの提供元 | Google CloudのAgent Platform(旧Vertex AI) | 利用可能 | Enterpriseの導入で利用可能 |
| 権限のモード | dontAskモード | 利用可能 | 非対応 |
| 自動化 | -p(–print)による非対話の実行、Agent SDK | 利用可能 | 非対応 |
| 画面 | 複数のセッションのサイドバー、ペインの配置 | なし | 利用可能 |
| 画面 | 差分ビュー・ブラウザのペイン・統合ターミナル | なし(ターミナル上で表示) | 利用可能 |
| 画面操作 | コンピュータ操作 | macOSで利用可能(Pro・Max) | macOS・Windowsで利用可能(Pro・Max) |
| 外部との連携 | MCPサーバー・コネクタ | 設定ファイル(~/.claude.jsonや.mcp.json)で構成 | 設定ファイルに加え、画面からコネクタを追加できる |
| プラグイン | 管理の方法 | /pluginコマンド | 「+」→「Add plugins」から画面で管理(ローカル・SSH) |
| 定期実行 | スケジュールの設定 | /loop(セッション中の繰り返し)、/schedule(クラウドのスケジュール) | 画面からスケジュールされたタスクを登録 |
| セッションの移動 | ほかの環境への引き継ぎ | /desktopでデスクトップアプリへ移動 | 「Open in」でクラウドやエディターへ移動 |
※チャットやCoworkで使うローカルのMCPサーバーは、別に設定します。デスクトップの拡張機能か、claude_desktop_config.jsonを使います。
ClaudeとClaude Codeの違いは、Claude CodeとClaudeの違いを解説|用途・機能・料金を徹底比較で解説しています。
出典:Platforms and integrations|Claude Code Docs/Commands|Claude Code Docs
CLIで進めていたセッションは、「/desktop」コマンドでデスクトップアプリへ引き継げます。「/app」という別名でも実行できます。ターミナルで作業している途中に、差分やプレビューを画面で確認したくなったときに便利です。
基本の流れは、次のとおりです。
「/desktop」の対象は、macOSとx64版のWindowsです。Claudeのサブスクリプションでのサインインも必要です。条件を満たさない場合、コマンドは一覧に表示されません。
デスクトップアプリから別の環境へ移る場合は、セッションのメニューから「Open in」を選びます。「Cloud」を選ぶと、会話の要約を引き継ぎ、クラウドのセッションとして作業を続けられます。インストール済みのエディターで、フォルダを開くこともできます。
ファイルの移動やローカルのセッションのアーカイブについては、確認の画面に表示されます。なお、SSHとWSLのセッションは、この方法では移動できません。クラウドのセッションをターミナルに取り込む場合は、CLIで「/teleport」を使います。
出典:Commands|Claude Code Docs/Use Claude Code Desktop|Claude Code Docs
デスクトップアプリは視覚的に作業しやすい一方で、CLIにしかない機能もあります。公式ドキュメントでは、スクリプトによる処理とAgent SDKはCLI専用とされています。
CLIが向いているのは、主に次のようなケースです。
特に、自動化やCIでClaude Codeを使いたい場合はCLIが向いています。人が画面を見ながら操作するのではなく、処理の一部として組み込みやすいためです。
以前は、Linuxで使う場合もCLIが必須でした。現在は、デスクトップアプリのLinux版がベータ版として提供されています。
デスクトップアプリは、差分を確認しながら修正したい場合や、プレビューで画面を見ながら進めたい場合に向いています。普段はCLIで作業し、レビューや画面の確認ではデスクトップアプリを使うなど、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

アプリが起動しない、インストールできない、Codeタブでエラーが出る。このような場合は、原因をひとつずつ確認しましょう。よくある原因は、OSの対応状況、アプリのバージョン、サインインの状態、プラン、Gitの有無、権限の設定などです。
まずは、アプリの再起動や再サインイン、最新版への更新など、基本的な対処から試すのがおすすめです。それでも解決しない場合は、OSごとの設定やCodeタブに必要な環境を確認します。
Claudeの利用中に表示されるエラーについては、Claudeのエラー原因と対処法でも解説しています。
Claudeデスクトップアプリで起こりやすいエラーは、OSによって原因が異なる場合があります。代表的な原因と対処法を確認しておきましょう。
| OS | よくある原因 | 対処法 |
| Windows | Gitが入っていない(Codeタブ) | Git for Windowsを入れ、アプリを再起動する |
| Windows | x64版とARM64版の選択ミス | パソコンのプロセッサに合ったインストーラーを選び直す |
| Windows | Coworkが使えない | インストール時の管理者の権限と、仮想マシンプラットフォームの有効化を確認する |
| Windows | 仮想マシンやVDIでCoworkが動かない | 入れ子の仮想化に対応していない環境では使えない |
| Windows | /desktopコマンドが表示されない | ARM64版のWindowsでは使えない。Claudeのサブスクリプションでのサインインも確認する |
| macOS | コンピュータ操作が動かない | macOS 14以降か確認し、「アクセシビリティ」と「画面収録」を許可する |
| macOS | サインインの不具合 | サインアウトした後、再度サインインする |
| Linux | コンピュータ操作や音声入力が見つからない | Linux版では非対応のため、macOSかWindowsで使う |
| 共通 | 有料の機能が使えない | 対象のプランか、組織の管理者が機能を有効にしているかを確認する |
| 共通 | 選択したセッションを読み込めない | フォルダの存在、ファイルの権限、Git LFSの有無を確認する |
| 共通 | npmやnodeなどのコマンドが見つからない | 通常のターミナルで実行できるか確認し、アプリを再起動する |
会社のパソコンでは、管理者の権限やセキュリティの設定によって、一部の機能が制限されることがあります。特に、Coworkやコンピュータ操作、外部ツールとの連携を使う場合は、情報システム部門や管理者に確認しましょう。
アプリがうまく動かない場合は、まず次の順番で確認してみましょう。
Codeタブで403のエラーや認証のエラーが出た場合も、サインインし直すと改善することがあります。オンラインでのサインインを求められた場合は、サインインを完了してからアプリを再起動します。
アプリを閉じるだけでは、プロセスが残ることもあります。再起動する際は、完全に終了してから開き直しましょう。Linux版をaptで入れた場合は、パッケージの更新で最新版にできます。
再インストールしても解消しない場合は、アプリ本体以外の設定も確認します。プロジェクトのフォルダ、Gitの状態、Git LFS、MCPの設定などが原因の場合もあります。ネットワークやプロキシの設定も見直しましょう。
また、CLAUDE.mdやMCPの設定は、アプリ本体ではなく、プロジェクトのフォルダやユーザーの設定に保存されています。アプリを入れ直しても、設定の影響が残ることがあります。同じエラーが続く場合は、選んでいるフォルダや設定ファイルの内容も見直しましょう。
出典:Get started with the desktop app|Claude Code Docs

Claudeアプリは、Claudeをパソコンやスマホから使いやすくするための公式アプリです。デスクトップ版では、チャット、複数の手順の作業を任せるCowork、コーディングを支援するCodeタブを使えます。
デスクトップアプリは、macOS・Windowsに加え、Linux(ベータ)にも対応しています。チャットとCoworkの統合も進み、スマホやWebから依頼した作業はクラウドで続けられるようになりました。
一方で、Claude CodeやCowork、コンピュータ操作などの機能には、有料のプランや対応する環境が必要です。パソコン内のファイルを使う作業は、デスクトップ版が起動している間だけ実行できる点にも注意しましょう。
まずはチャットで、文章作成や要約から試してみてください。慣れてきたら、Coworkへの作業の依頼やCodeタブでの開発へと範囲を広げましょう。Claudeアプリを無理なく使いこなせます。
最新の情報は、Claude公式ヘルプセンターとClaude Codeの公式ドキュメントで確認してください。
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