DXを推進するAIポータルメディア「AIsmiley」| AI製品・サービスの比較・検索サイト
03-6452-4750 10:00〜18:00 年末年始除く

【2026年最新】ChatGPT Canvasとは?機能の移行状況とライティングブロックの使い方

最終更新日:2026/10/05

ChatGPT Canvasとは?

OpenAI社は、2024年10月に新機能「Canvas」をベータ版として公開し、同年12月のイベント「12 Days of OpenAI」で全ユーザーへの提供を始めました。Canvasは、ChatGPTと対話しながら生成コンテンツの修正や編集を行える機能です。

ただし、2026年5月28日の更新により、GPT-5.5 InstantとGPT-5.5 ThinkingではCanvasが使えなくなりました。現在のChatGPTでは、回答の中に表示される「ライティングブロック」と「コードブロック」で文章やコードを編集します。

本記事では、ChatGPT Canvasの主な機能やメリットに加え、現在の提供状況と、Canvasに代わるライティングブロック・コードブロックの使い方を解説します。

ChatGPT Canvasとは?


ChatGPT Canvasとは、ChatGPTとの対話中にコンテンツをリアルタイムで編集できる機能です。サイド画面にChatGPTが生成した文章やプログラミングコードが表示され、内容を見ながらプロンプトで修正や編集を指示できました。

2024年10月3日に提供を開始。2025年1月のアップデートでは、HTMLやReactのコードを画面として表示するプレビュー(レンダリング)機能も追加されました。

ChatGPT Canvasの現在の提供状況

2026年5月28日、OpenAIはGPT-5.5 Instantの更新をリリースノートで発表。この更新により、GPT-5.5 InstantとGPT-5.5 ThinkingではCanvasを利用できなくなりました。文章作成とコーディングの機能は、チャットの回答内に表示されるライティングブロックとコードブロックへ引き継がれています。

有料プランのユーザーは、旧モデル(レガシーモデル)が提供終了するまでの限られた期間、旧モデルでCanvasを使い続けられるとされています。ただし旧モデルは順次提供を終えているため、Canvasを使えるモデルが残っているかは、モデルの選択画面で確認する必要があります。

その後、既定のモデルはGPT-5.6に切り替わりました。有料プランではGPT-5.6 Sol、無料プランとGoプランではGPT-5.6 Lunaが使われます。2026年9月時点で、GPT-5.6や上位プラン向けのGPT-6 ProでCanvasが再び使えるようになったという発表はなく、文章やコードの編集は「ライティングブロック」「コードブロック」で行います。

ライティングブロックは長文にも対応しています。2026年6月8日の更新で、エッセイ・レポート・ブログ記事・メモなどの文書作成に使えるようになり、Web版では長い文章を全画面の編集ビューで開けるようになりました。

項目 Canvas ライティングブロック・コードブロック
表示される場所 チャットの横に開く別の画面 チャットの回答の中
開き方 ツールから選ぶ、またはプロンプトで指示 下書きやコードの依頼に応じて表示
長い文章の編集 Canvasの画面で編集 全画面の編集ビュー(Web版)
以前の状態に戻す 戻るボタンで以前のバージョンを復元 直近のAIによる編集を元に戻す・やり直す
コードの確認 Pythonの実行とHTML・Reactのプレビュー Pythonの実行とHTML・React・SVGなどのプレビュー

大きな違いは、編集する場所が別画面から回答の中に移った点です。Canvasを選んで開く操作はなくなり、依頼内容に応じて回答内にブロックが表示されます。

ChatGPT Canvasの主な機能と代替操作

ChatGPT Canvasには、文章やコードの生成・編集を効率化するための機能が搭載されていました。現在の既定モデルでは、同じ作業をライティングブロック・コードブロックやチャットでの依頼で行うため、機能ごとに代わりの操作を併記します。

独立ウィンドウ表示

Canvasでは、独立ウィンドウを使用してコンテンツ編集を行っていました。画面が自動的に2つに分割され、左側には通常のチャットウィンドウが、右側には編集用のウィンドウが表示される仕組みです。

今までのようにプロンプトを入力すると、右側にコンテンツが生成されるので、左側のウィンドウで修正や編集を指示します。

また、右側のウィンドウで文章やコードを直接書き換えることもできました。

現在のChatGPTでは画面は分割されず、文章やコードは回答の中のライティングブロック・コードブロックに表示されます。長い文章は、Web版で全画面の編集ビューを開くと広い画面で編集できます。

一部分のみのリアルタイム編集

ChatGPT Canvasでは、文章やコードの一部分だけをリアルタイムで編集できました。従来のChatGPTでは、生成コンテンツ修正のためにプロンプトを与えても、全体が書き換わってしまうケースがありました。

Canvasでは、修正や編集が必要な部分を選択してから指示を出すと、選んだ部分に絞って書き換えられるため、それ以外の範囲をそのまま残せる仕組みでした。

現在のライティングブロックでも、ブロック内の文章を選択して修正を依頼できます。ブロックを選んで直接書き換えることも可能で、対応するコードブロックも同じように直接編集できます。

編集履歴・フィードバック管理

を復元できました。「誤って変更してしまった」「最初のバージョンから修正し直したい」といった場合にも、以前の状態に戻して作業をやり直せました。

また、フィードバック機能を用いて、ChatGPTにフィードバックや提案を依頼することも可能でした。フィードバックを適用すると該当部分がハイライトされ、内容を踏まえて書き換えられるため、改善点をひと目で確認できました。

現在のライティングブロックでは、直近のAIによる編集を「元に戻す」「やり直す」で取り消せます。編集した内容は少し時間をおいて会話とともに自動で保存され、続けて質問すると、ChatGPTは最新の内容を使って回答できます。Canvasのように過去のバージョンを選んで復元する操作は、公式ヘルプには記載がありません。

コメント追加

Canvasでは、コメント機能でChatGPTにアドバイスや提案を依頼することもできました。AIがコンテンツ全体を見て、文章の改善点を示したり、コードにコメントを追加したりする機能でした。

ユーザーはコメントの内容を確認し、提案を適用するかどうかを選べました。

公式ヘルプで案内されている現在のライティングブロック・コードブロックの操作には、本文の横にコメントを付ける機能は含まれていません。改善点を知りたいときは、チャットで「この下書きの分かりにくい箇所を指摘して」「このコードに説明のコメントを追加して」のように依頼します。

ショートカットメニュー

ChatGPT Canvasでは、ショートカットメニューから、よく使う編集をワンクリックで依頼できました。

文章編集のショートカットメニューとして用意されていた機能は、以下の通りです。

  • 編集の提案(修正案やフィードバックを表示)
  • 長さの調整(文章を短く、または長くする)
  • 最終仕上げの追加(文法・明瞭さ・一貫性のチェック)
  • 絵文字の追加
  • 読者レベルの変更(幼稚園から大学院まで)

コーディング向けのショートカットメニューには、以下のものがありました。

  • コードのレビュー(改善案を表示)
  • ログの追加(デバッグ用のprint文を挿入)
  • コメントの追加
  • バグの修正
  • 言語の変換(JavaScript・TypeScript・Python・Java・C++・PHP)

現在のライティングブロック・コードブロックの操作として、こうしたショートカットのメニューは案内されていません。同じ作業は「この下書きを300字程度に短くして」「高校生にも分かる言葉に直して」「このコードにデバッグ用のログを追加して」のように、チャットで依頼します。

コードの生成・実行とリアルタイムプレビュー

ChatGPT Canvasでは、Pythonのコードをその場で実行できるほか、HTMLやReactのコードを画面として表示するプレビュー(レンダリング)機能も使えました。フロントエンドのコードをCanvas上で生成すると、別のブラウザを立ち上げなくても、右側のウィンドウでWeb画面の見た目を確認できました。

左側のチャット画面で「ボタンの色を青にして」「この要素を右寄せにして」と指示を出すと、右側のプレビューに変更が反映される仕組みでした。Web制作のモックアップを作りながら見た目を調整できる点も特徴でした。

現在は、コードブロックが同じ役割を担っています。HTML・React・SVG・Mermaid・Vega・Vega-Liteに対応したコードブロックでは、「プレビュー」に切り替えると結果を表示できます。対応するPythonのコードは「実行」を選ぶと、コンソールで出力やエラーを確認できます。使える操作は、プラン・デバイス・ワークスペースの設定などによって異なります。

ChatGPT Canvasを活用するメリット

ChatGPT Canvasを利用することで、コンテンツ制作において以下のようなメリットが期待できました。これらは現在のライティングブロック・コードブロックにも引き継がれています。

  • 生産性の向上
  • 作業時間の短縮
  • 業務負担の軽減
  • コンテンツ品質の向上
  • 人的リソースなどコストの削減

生成された文章やコードをチャットとは別の枠で扱えるため、修正したい箇所を選んで直したり、直接書き換えたりしやすくなります。回答全体を読み直しながら修正を重ねる手間が減り、業務負担やコストの低減につながります。

ChatGPT Canvasの料金・ライセンス

ChatGPT Canvasは、2024年10月のベータ版ではモデルの選択画面で「GPT-4o with canvas」を選んで使う形式で、対象は有料プランのみでした。同年12月からは、無料・有料のすべてのプランで利用できるようになりました。

現在のライティングブロック・コードブロックは無料プランでも利用できますが、使える操作はプラン・デバイス・ワークスペースの設定によって異なります。無料プランとGoプランでは、既定モデルのGPT-5.6 Lunaで日常的なテキストチャットを不正利用防止の範囲内で無制限に使える一方、ファイルのアップロードや画像生成などのツールには個別の上限があります。GPT-5.6 Solは有料プランのみの提供です。

Canvasを旧モデルで使い続けられるのは有料プランのユーザーに限られますが、対象の旧モデルは順次提供を終えています。Canvasを使うことだけを目的に有料プランへ切り替えるより、ライティングブロック・コードブロックで目的の作業ができるかを先に確かめるほうが確実です。

本格的な業務利用やチームでの共同作業を想定している場合は、最新の高性能モデルや十分な利用枠が確保されている「Plus」「Pro」「Business」などの有料プランへのアップグレードを推奨します。

Canvasに代わるライティングブロック・コードブロックの使い方

現在のChatGPTでは、Canvasのようにツールを選んで起動する操作はありません。文章の下書きやコードを依頼すると、その内容に応じて回答の中にライティングブロックやコードブロックが表示されます。

ライティングブロックで文章を作成・編集する手順

  1. ChatGPTの入力欄に、「取引先への打ち合わせ日程調整メールの下書きを作成してください」のように、作りたい文章(プロンプト)を入力します。
  2. 回答の中に、件名などのタイトルが付いたライティングブロックが表示されます。表示されない場合は「下書きを作成して」と明示して依頼し直してください。
  3. ブロック右上の鉛筆アイコン(編集)をクリックすると、本文を直接書き換えられます。書き換えたらチェックマークのアイコン(保存)を、変更を取りやめる場合は「×」のアイコン(キャンセル)をクリックします。
  4. 一部だけを直したいときは、ブロック内の文章を選択してから修正内容を依頼します。下書き全体の書き直しも、チャットで依頼できます。
  5. 仕上がった文章は、ブロック右上の四角が2つ重なったアイコン(コピー)でコピーして使用します。

ライティングブロックでは、太字・斜体・見出し・リンク・箇条書き・番号付きリスト・チェックリストの書式を使えます。対応している文書の下書きはライブラリに保存できます。GmailまたはOutlookを連携している場合は、Web版の有料プラン(Plus・Pro・Business・Enterprise)でメールの下書きをChatGPTから直接送信することもできます。

コードブロックでプレビュー・実行する手順

  1. 「営業日報の入力フォームをHTMLで作成して」のように、作りたいものを依頼します。
  2. .回答の中にコードブロックが表示されます。ブロックに付いた言語ラベル(HTML・Pythonなど)で、コードの種類が分かります。
  3. HTML・React・SVG・Mermaid・Vega・Vega-Liteに対応したコードブロックでは、コードとプレビューを切り替えて、結果をChatGPT内で表示できます。
  4. 対応するPythonのコードは「実行」を選ぶとコードワークスペースが開き、コンソールで出力やエラーを確認できます。
  5. 修正したい点は「送信ボタンを大きくして」のようにチャットで伝えるか、対応するコードブロックを直接編集してください。

プレビューと実行は、サンドボックス環境(隔離された実行環境)で動きます。外部のリソースが必要な場合は、接続前に許可を求められることがあります。Business・Enterprise・Eduなどのワークスペースでは、管理者がコードの実行やネットワークへのアクセスを制限している場合もあります。

ChatGPT Canvasの活用シーン

ChatGPT Canvasで行っていた作業は、現在もライティングブロック・コードブロックとチャットでの依頼を組み合わせれば同じように進められます。文書作成における活用シーンは、以下の通りです。

  • 読解レベルに合わせた表現の工夫
  • 文章ボリュームの調整
  • プロジェクト提案書のリアルタイム修正や自動提案
  • 迅速なフィードバックによるキャッチコピーの最適化
  • カスタマーサポートの記録作成・短時間での修正
  • コンテンツアップデートにおける効率化

ソフトウェア開発やコード生成に関しては、以下のような活用が考えられます。

  • コードレビュー機能による品質向上
  • 迅速なデバッグ
  • リアルタイムのコード修正・提案
  • バグ修正やコード最適化による開発サイクルの効率化
  • 重要なプロセスに関するログの挿入
  • JavaScriptやPythonなど複数言語への適用

ChatGPT Canvas・ライティングブロック利用時の注意点

無料・Go・Plus・Proなどの個人向けプランでは、設定によって入力した内容がモデルの改善に使われる場合があります。業務の文章やコードを扱う場合は、Web版ではプロフィールアイコンから「設定」→「データコントロール」を開き、「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにしておきましょう。

履歴に残したくないやり取りには、一時チャットも使えます。一時チャットの内容は、保存して通常のチャットにしない限り、モデルの学習に使われず履歴にも残りません(不正利用の監視のため、最大30日間保持されたあと削除されます)。ただし一時チャットでは、ライティングブロックで編集した内容が会話の終了後に残らない場合があります。

法人向けのChatGPT Business・Enterprise・Eduでは、入力したデータはデフォルトでモデルの学習に使われません。どのプランでも、生成された文章やコードの事実関係や著作権の確認、機密情報を入力するかどうかの判断は、利用者側で行う必要があります。

また、Canvasの提供終了のように、ChatGPTの機能や対応モデルは短い期間で変わります。社内の手順書などにCanvasの操作を載せている場合は、OpenAIのリリースノートで最新の変更を確認し、ライティングブロック・コードブロックの操作に書き換えておきましょう。

まとめ

ChatGPT Canvasは、文章やコードをチャットとは別の画面で編集できる機能として、2024年10月に登場しました。部分的な編集・バージョン管理・ショートカットメニューなどを備えていました。2026年5月28日以降はGPT-5.5 Instant・GPT-5.5 Thinkingで使えなくなり、現在の既定モデルのGPT-5.6でも、文章やコードは回答の中のブロックで編集します。

Canvasで行っていた部分的な修正やコードのプレビューは、ライティングブロック・コードブロックで引き続き行えます。長い文章は全画面の編集ビュー、コードは「プレビュー」「実行」を使い分け、Canvasのショートカットで行っていた調整はチャットで依頼しましょう。

アイスマイリーでは「生成AIサービスの提供企業一覧」を無料でご請求いただけます。企業の生成AI活用を検討する上で必要な情報をまとめていますので、ぜひご活用ください。

生成AIのサービス比較と企業一覧

よくある質問

ChatGPT Canvasには利用制限がありますか?

ChatGPT Canvasは、2026年5月28日以降、GPT-5.5 Instant・GPT-5.5 Thinkingでは使えなくなりました。有料プランでは、旧モデルが提供終了するまでの限られた期間は旧モデルで利用できるとされています。現在の既定モデル(GPT-5.6)では、文章とコードの編集にライティングブロック・コードブロックを使います。使える操作や上限は、プラン・デバイス・ワークスペースの設定によって異なります。

ChatGPT Canvasが使えないときに考えられる原因と解決法は?

現在の既定モデルではCanvasが提供されていないため、メニューにCanvasが見当たらなくても不具合ではありません。文章の編集にはライティングブロック、コードの確認にはコードブロックを使います。ライティングブロックが表示されない場合は、「〜の下書きを作成して」と下書きであることを明示して依頼します。コードブロックに「プレビュー」が表示されない場合は、そのコードがプレビューの対象(HTML・React・SVG・Mermaid・Vega・Vega-Lite)かを確認してください。管理者がコードの実行を制限しているワークスペースでは、「実行」が使えないこともあります。

ChatGPT Canvasやライティングブロックはスマートフォンでも使えますか?

スマートフォンのアプリでも、文章の下書きやコードの作成をChatGPTに依頼できます。ただし、ライティングブロック・コードブロックで使える操作はデバイスによって異なり、2026年6月に追加された全画面の編集ビューはWeb版の機能として案内されています。長い文章の仕上げは、パソコンのブラウザで行うと操作しやすいでしょう。

AIsmiley編集部

株式会社アイスマイリーが運営するAIポータルメディア「AIsmiley」は、AIの専門家によるコンテンツ配信とプロダクト紹介を行うWebメディアです。AI資格を保有した編集部がDX推進の事例や人工知能ソリューションの活用方法、ニュース、トレンド情報を発信しています。

・Facebookでも発信しています
@AIsmiley.inc
・Xもフォローください
@AIsmiley_inc
・Youtubeのチャンネル登録もお願いいたします@aiaismiley1345

メルマガに登録する

DXトレンドマガジン メールマガジン登録

業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。

お名前 - 姓・名

お名前を入力してください

メールアドレス

メールアドレスを入力してください

AI・人工知能記事カテゴリ一覧

今注目のカテゴリー

生成AI

チャットボット

AI-OCR

フィジカルAI

生成AI

チャットボット

AI-OCR

フィジカルAI

AI活用のご相談したい企業様はこちら

03-6452-4750

AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら