生成AI

最終更新日:2026/03/23
東大とNEC 産学協創協定締結
NECと東京大学は、人とAIが豊かに共生する信頼社会の実現に向け、産学協創協定を締結しました。同時にNEC東大ラボを設置し、人とAIが共生する未来の実現を目指します。
このニュースのポイント
日本電気株式会社と国立大学法人東京大学は、「AIと共生する未来の協奏ー信頼ある社会実装に向けてー」をビジョンに掲げ、2026年3月17日に産学協創協定を締結し、NEC東大ラボを設置しました。

近年、AIは急速な進化を遂げ、社会や産業のあり方を大きく変革しようとしています。一方で、AI活用を巡る倫理や社会受容性、人とAIの関係性など多岐にわたる課題も顕在化しています。
こうしたAIネイティブ社会への移行期においては、個別の技術開発や部分的な制度整備にとどまらず、社会全体を俯瞰したビジョンのもとで未来社会をデザインし、実装まで一貫して進める枠組みが不可欠です。
本協定では、NECと東京大学が法制度の整備、技術開発、人材育成、そして社会実装までを総合的に推進。併せて、成果の海外展開を通じ、日本の産業競争力の強化とデジタル赤字の解消への貢献も目指します。
今回設置されたNEC東大ラボでは、多様な取り組みを実施予定です。
まず、産業界のリーダーや倫理学者、法制度の専門家など多様なステークホルダーが集結し議論する場を設けます。NECと東京大学の知を融合し、多角的な視点からAIとの共生をテーマに「問い」を探究します。
この活動を通じて、社会全体を俯瞰しながら、日本と世界の未来像や解決すべき重要課題を提言として発信します。その成果を社会連携講座での研究や人材育成に還元し、社会実装へとつなげます。
また、人とAIが共生する未来社会のデザインと技術の社会実装を担う社会連携講座を開設します。データやAIを基盤とするデジタル空間と、人々が暮らす物理空間の境界は次第に薄れています。近い将来には、AIエージェントが経済活動の主体となるエージェント経済圏の展開など、両者が一体化した社会の実現が見込まれています。
こうした新たな社会・経済システムを健全に実現するには、技術だけでなく社会システム、倫理、法制度が複合的かつ有機的に進化することが不可欠です。
NECは、複数のAIエージェント間で最適な合意形成を行う「自動交渉AI」を重要技術と位置付けています。この技術の高度化とともに、あるべき社会システムや倫理、法制度のあり方について東京大学と検討し、社会実装を推進。将来的には研究テーマを拡大し、持続可能で信頼されるAIネイティブ社会の構築に向けた取り組みを加速します。
さらに両者は、AIと共生する信頼社会の実現を担う次世代リーダーの育成にも取り組みます。この取り組みの一環として、東京大学が設置を目指す新学部「UTokyo College of Design」において、長期インターンシップやデザイン教育プログラムを通じた人材育成に参画予定です。
加えて、研究者の相互交流を推進し、有機的な連携を強化します。これにより、「問い」の探究から社会実装までの取り組みをさらに加速させます。
NECと東京大学は、本産学協創によりAIネイティブ社会における安全・安心を基盤とした新たな社会像を確立し、持続可能な未来社会の実現に貢献します。
出典:日本電気株式会社
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