南紀白浜空港での滑走路検査に自動運転技術とAIを活用した実証実験開始
最終更新日:2023/10/27
南紀白浜空港、マクニカ、NECが自動運転技術とAIを活用した滑走路検査の実証実験を開始。AIは滑走路の損傷を自動検出します。
このAIニュースのポイント
- 南紀白浜空港で自動運転技術とAIを活用した滑走路検査の実証実験が開始
- マクニカ運用の自動運転車両とNECが開発したAIで滑走路の表面の状態の画像を分析し、損傷を自動的に検出
- 実証実験を通じて、空港での自動運転とスマートメンテナンスの実現を目指す
2023年10月17日、株式会社南紀白浜エアポート、株式会社マクニカおよび日本電気株式会社は、南紀白浜空港での滑走路検査に自動運転技術とAIを活用する実証実験を開始したと発表しました。
今回の実験では、マクニカが運用する自動運転車「macniCAR-01」が空港の制限区域、特に滑走路での運転を行います。この車両にはドライブレコーダーが装備されており、NECが開発したAI技術によってそれらの画像をリアルタイムで分析。滑走路路面状況の画像を撮影し、滑走路上のひび割れや損傷などの異常を自動的に検出する能力を持っています。
この技術の導入により、従来人間が行っていた滑走路の検査作業の効率化や精度の向上が期待されます。さらに、この実証実験は、将来的に空港内での自動運転の安全性や実用性を確認するための重要なステップとなります。
実証実験を通して、空港制限区域内の自動走行に係る知見の蓄積や課題の抽出を行い、レベル4相当の自動運転走行の実現、および空港におけるスマートメンテナンスによる運用の効率化を目指します。引き続き、南紀白浜空港、マクニカ、およびNECは、この技術のさらなる発展と実用化を目指して、連携して取り組みを進めていく方針です。
出典:株式会社マクニカ
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