サム・アルトマン氏、生体認証を使ってAIと人間を区別。ワールドコイン財団、仮想通貨を発行
最終更新日:2023/12/03
サム・アルトマン氏が最高経営責任者を務めるワールドコイン財団は、生体認証を使ってAIと人間を区別し、人間にIDを発行する仕組みを本格稼働します。
このAIニュースのポイント
- ワールドコイン財団、生体認証を使ってAIと人間を区別し、人間だけにIDを発行する仕組みを開始
- プロトコル対応ウォレットをダウンロードし、オーブと呼ばれる生体認証デバイスからIDを取得すると、プライバシーを保った上でオンライン上で実在する唯一の人物だと証明が可能
- ワールドコイン財団は、ワールドコインのネットワークは将来的に最低所得を保障する「ベーシックインカム」の実現を促す可能性がある
生成AI「ChatGPT」で知られるOpenAI社の最高責任者サム・アルトマン氏と、物理学者のアレックス・ブラニア氏が創設した「ワールドコイン財団」は、生体認証を使ってAIと人間を区別し、人間にIDを発行する仕組みの「ワールドコイン」のサービスを本格稼働します。
AI技術の普及が世界的に進む中、オンラインで自身が本物の人間であると証明する重要性が増しています。今回、本格稼働を発表した「ワールドコイン」は、World IDという、自身が実在する唯一の人物であることを証明できるデジタル身分証明を提供します。プロトコル互換のウォレット「World App」をダウンロードし、現在世界中で配布が広がっているオーブと呼ばれる生体認証デバイスで目の虹彩をスキャンするとWorld IDの取得が可能です。また、World IDの登録者にはデータ提供の対価として仮想通貨が発行されます。
サム・アルトマン氏とアレックス・ブラニア氏は「今回のプロジェクトが成功すれば、世界の経済的な機会を劇的に増加させ、グローバルでの民主的活動を可能にします。またワールドコインの普及は、最終的に全ての個人に対して最低所得を保障するベーシックインカム実現の可能性を指し示すと期待しています」とコメントしています。
出典:Worldcoin
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