TikTok、AI生成コンテンツに対して自動でラベル付けを開始。AIに関する透明性とリテラシー向上を目指す
最終更新日:2024/05/20
TikTokは、C2PAと連携しAI生成コンテンツがほかのプラットフォームからTikTokにアップロードされた際に、自動的にラベル付けすることを開始しました。
このAIニュースのポイント
- C2PAの「コンテンツクレデンシャル」機能を導入し、コンテンツに「メタデータ」を付与しAI生成コンテンツを識別
- ラベル付け機能は、画像と動画コンテンツに対して適用され、近日中に音声のみのコンテンツに対しても適用される予定
- 有害な誤解を招くようなコンテンツに対し、同業他社と共同で解決策を模索し、継続的な対応を行う
Bytedance株式会社が運営するTikTokは、コンテンツの出所と信頼性に関する標準化団Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)と連携し、C2PAの「コンテンツクレデンシャル」機能を動画プラットフォームとして初めて実装します。AI生成コンテンツが他のプラットフォームからTikTokにアップロードされた際に、自動的にラベル付けします。
コンテンツクレデンシャル機能は、コンテンツにメタデータを付加するもので、これを利用してAI生成コンテンツを即座に認識し、ラベルを付けることができます。本機能は画像と動画コンテンツに対して適用され、近日中に音声のみのコンテンツに対しても適用される予定です。
最初のうちは自動でラベル付けされたAI生成コンテンツは緩やかに増加することが予想されます。しかし、他のプラットフォームでもコンテンツクレデンシャル機能が実装されれば、より多くのコンテンツにラベルを付けることが可能です。
TikTokのポリシーでは、ラベルの有無にかかわらず、有害な誤解を招くようなAI生成コンテンツを固く禁じており、選挙における欺瞞的なAIの使用に対応する業界協定に署名しています。この背景には、TikTokはユニバーサル ミュージック グループ(UMG)と新たな多角的ライセンス契約をした経緯があります。
UMGは以前より、アーティストとソングライターへの適切な報酬の向上や、AIの有害な影響から人間のアーティストを守ること、TikTokユーザーのオンライン上の安全性は、アーティストの権利・創造性・価値を守るために必要と認識しており、TikTokに対してこれらの提案をしていました。今回、新たにライセンス契約をしたことで、UMGのソングライターやアーティストに対する報酬の向上、楽曲に対する新たなプロモーションとエンゲージメントの機会、生成AIに関する先進的な保護対策を実現します。
TikTokは、積極的に検出モデルを進化させ、専門家や同業他社と共同で解決策を模索することで、有害なAI生成コンテンツ対策への投資を続けるとともに、メディアリテラシーの向上を図るとコメントしています。
出典:PR TIMES
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