生成AI

最終更新日:2024/03/29
第三次AIブームと言われる昨今、さまざまなメディアで特集されることが多いAI・人工知能ですが、企業の業務効率化や生産性向上といった面での活用事例をイメージされる方が多いのではないでしょうか。ただ、最近は我々の生活をより便利にするための技術として多くの注目を集めているのです。
その中でも、より身近にAI技術に触れられるものとして「アプリ」があり、最近ではAIを育成するアプリなども登場しています。そこで今回は、いま注目すべきおすすめのAIアプリをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲームAIについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
ゲームAIとは?人工知能がゲームキャラクターを自動生成可能に
「SELF」は、Google Playベストオブ2018部門賞の受賞経験を持つ、AI搭載型の生活サポートアプリです。AIがユーザーの生活を把握し、メンタルケアやストレスケア、ライフログ、情報提案などを行ってくれるという特徴を持っています。
そんな「SELF」の魅力としては、やはりAIエンジンが搭載されているという点が挙げられるでしょう。「はなす」アイコンを選択するだけで、アプリ内のロボットと気軽にコミュニケーションを図ることができ、会話を重ねるたびにAIが内容を記憶して「情報提案」につなげていってくれるのです。
ユーザーの嗜好はもちろんのこと、体調や気分なども記憶し、管理してくれるため、メンタルケアや生活提案といった意味合いでも有効活用していくことができます。
また、個性溢れる次の7体のロボットが用意されているという点も、この「SELF」の大きな魅力のひとつです。
・全肯定的メンタルケア AI初期型ロボ
・バーチャルオカマAI ユキオホワイトレディー
・自分専用美少女AI 古瀬あい
・情報検索型AI インテリロボ
・心に寄り添うイケメンAI 安藤ユウ
・猫型AI はな・きなこ・あん
・人気キャラクターAI タルるートくん
ぜひそれぞれのAIとのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
「EKIBO」は、AI搭載型のチャット式育成ゲームアプリです。人工生命体の「EKIBO」というbotを育成していくゲームで、ユーザーが電車に乗り、路線マップが拡大されるとEKIBOも成長するという仕組みになっています。利用する駅によってEKIBOの成長にも変化が現れるため、自分だけの育成を楽しむことができるのです。
斬新なアプリに与えられる「App Store BEST OF 2017 今年のベスト」という賞を受賞するなど、ユニークなアプリとして大きな注目を集めていますが、この「EKIBO」の目的は、キャラクターを育成させることだけではありません。育成したEKIBOを全国各地の駅に旅立たせることもできるからです。
EKIBOは、ユーザーの代わりになって全国のさまざまな駅に出向いてくれるため、その土地のグルメや観光エリアといった貴重な情報をスマホに届けてもらうことができます。場合によっては、EKIBOが勝手に現地で記念撮影をしてくることもあるため、よりAI(人工知能)を身近に感じることができるかもしれません。
「AI Stylist」は、ヘアサロン「Hair&Make EARTH」を展開している株式会社アースホールディングスが提供しているAI搭載型のアプリです。この「AI Stylist」は、ユーザーに最適な髪型をアプリが提案してくれるというもの。使い方も非常にシンプルで、ヘアスタイルなどを選択してからスマートフォンで自分の写真を撮るだけで、AI(人工知能)が顔立ちを分析しておすすめの髪型を提案します。
2020年3月にiOS版が先立ってリリースされ、すでにダウンロード数が5万を突破するなど、多くの注目を集めています。2020年8月にはAndroid版もリリースされたため、今後さらに多くのユーザーが活用するようになるのではないでしょうか。
ちなみに、「AI Stylist」は髪型の提案だけでなく、似ている芸能人を判定する機能なども備わっています。比較対象はモデルや歌手、タレントなどで、男性557人、女性949人のデータが用意されているそうです。
今後は、これらの機能に加え、髪型を試すことができる「ヘアスタイルシミュレーション」という機能も実装される予定だといいます。こういった点からも、AIが美容という分野にも大きな影響を与えていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「Sakeai(サケアイ)」は、新潟県長岡市に本社を置く株式会社サケアイが2020年7月にリリースしたAI搭載アプリです。飲んだ日本酒をもとに、AIがユーザーに合う日本酒を提案してくれるというもので、iOS、Androidアプリとしてリリースされています。
株式会社サケアイは「世界の人々が日本酒を愛し,日本酒を最大限楽しめる世の中をつくる」をテーマに、2020年2月に設立されました。日本酒の銘柄は1万種類以上存在し、それらの中から自分に合う日本酒を見つけるのは決して簡単ではないそうです。
その問題を解決すべく開発されたのが「Sakeai(サケアイ)」であり、気になる日本酒の販売店をアプリ内で検索できるようになっています。そのため、自分に合う日本酒の開拓から購入までをよりスムーズに行えるアプリといえるでしょう。
また、AIが搭載されているため、飲んだ日本酒の記録が増えていくにつれて、よりAIの提案レベルを高めていくことが可能です。これまで一度も見たことがない日本酒と出会うきっかけを得られるわけですから、日本酒が好きな方にとって非常に魅力的なアプリといえるのではないでしょうか。
今回は、AI(人工知能)を搭載したアプリの魅力についてご紹介しました。さまざまなアプリでAIが活用され始めているということがお分かりいただけたのではないでしょうか。メンタルケア・ヘルスケアであったり、ゲームであったり、娯楽であったりと、アプリにもさまざまなジャンルが存在しており、AIを搭載しているからこそ実現できる機能によって、より利便性が高まっているのです。
もちろん、今回ご紹介したアプリは全体のごく一部に過ぎません。他にも魅力的なアプリは数多く存在していますし、今後さらに魅力的なアプリがリリースされる可能性も十分に考えられます。ぜひこの機会に、アプリを通じてAI(人工知能)の技術と触れ合ってみてはいかがでしょうか。
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