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最終更新日:2025/05/21
OpenAI Codex β版公開
OpenAIは、クラウドベースのソフトウェアエンジニアリングエージェント「Codex」をリリースしました。
このニュースのポイント
OpenAIは、コーディングエージェント「Codex」のリサーチプレビュー版を発表しました。複数のタスクを並行して処理できるクラウドベースのソフトウェアエンジニアリングエージェントで、ChatGPT Pro、Enterprise、Teamユーザー向けに提供を開始しています。またPlusやEduに対しても公開予定です。
「Codex」は、ソフトウェア開発のタスクを並列処理できるクラウドベースのエージェントで、OpenAIの「o3」モデルをソフトウェア開発向けに最適化した「codex-1」を搭載しています。
コードの生成、バグ修正、テスト実行、プルリクエストの提案などをすることが可能で、これらのタスクを、リポジトリを事前に読み込んだ、独立したサンドボックス環境で実行できます。
OpenAIの社内ベンチマークで「codex-1」は、ソフトウェアエンジニアリングにおいて「o1-high」「o4-mini-high」「o3-high」といったモデルを上回る正確性を発揮しました。
「Codex」の設計にあたって安全性と透明性が最優先されており、ユーザーがその出力を検証できるようにしました。不明点や、テストに失敗した場合、それらの問題を明確に伝え、ユーザーは今後の対応について十分な情報をもとに判断することができます。

「codex-1」は、強化学習を用いて様々な環境での実際のコーディングタスクでトレーニングされており、人間のスタイルやプルリクエストの好みに近いコードの生成が可能です。
また「Codex」はマルウェアなどの悪意のあるソフトウェア開発を目的としたリクエストを識別することが可能で、そのようなリクエストが来た場合は拒否するように訓練されています。
OpenAIは、今後数週間以内は追加費用なしで「Codex」を提供し、それ以降はレート制限を設け、上限を超えて利用したいユーザー向けの料金形態を設定する方針です。
出典:OpenAI
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