生成AI

最終更新日:2026/05/20
世界AI普及レポート公開
Microsoftは、世界AI普及レポート2026年最新版を公開しました。世界のAI普及率は引き続き増加傾向で、日本におけるAI導入率は世界平均の3倍以上の速さで増加しています。
このニュースのポイント
米Microsoftは、世界AI普及レポートの2026年最新版を公開しました。
この指標は、集計し匿名化されたマイクロソフトのテレメトリから導き出され、OSとデバイスの市場シェア、インターネット普及率、および各国の人口の違いを反映するように調整されたものです。

2026年第1四半期も、世界における人工知能(AI)の導入は引き続き増加しました。AI普及率が高い国々での利用強度も高まり、現在26の国・地域で労働年齢人口の30%以上がAIを利用している状況です。

アラブ首長国連邦(UAE)のAI普及率は70.1%で、国別AI普及ランキングにおいて首位を維持しました。アメリカは24位から21位の上昇にとどまりました。利用率については、グローバル・ノースで27.5%、グローバル・サウスで15.4%と両者のAI格差が拡大し続けています。
また、この四半期の注目すべき動向として、アジアにおけるAI導入の加速が挙げられます。アジア言語におけるAI機能の向上が一因となり、特に韓国、タイ、日本で顕著な進展が見られました。特に、日本において多言語AI機能の強化が顕著に示されています。

日本におけるAI導入率は過去四半期で3.4ポイント上昇し、世界平均の3倍以上の速さで増加しています。AI普及率ランキングも2025年上半期の56位から2026年第1四半期の48位へと上昇しました。この急速な普及は、多言語機能の強化やモデル性能の向上、多様なエコシステムと国家政策の実施が要因と考えられます。
また、日本語による複雑な専門タスクを処理するAIの能力も大きく進歩しました。AIが日本の専門資格試験を解いた際の正答率は、モデルが世代を重ねるごとに進化しており、初期の約50.8%から最新システムでは90%超へと向上しています。

日本語の性能向上は標準ベンチマークでも明らかです。MMLUベンチマークでは日本語精度がGPT-3.5の約50%からGPT-4oの約80%へ向上し、英語との差も20ポイントから9ポイントに縮小しました。さらに高難易度のMMLU-Proベンチマークでは、GPT-5が87%の精度を達成し、英語の85%を上回りました。

日本語AIモデルの進歩は、開発者の働き方にも影響を与えています。日本の開発者によるGitHubへのコード変更件数は前年比で129%増加しており、世界全体の増加率78%を大きく上回っています。
また、世界のセクター別の結果では、AIのコーディング能力が強化されソフトウェアコードの生産量が大幅に増加しました。これは、Anthropicの「Claude Code」、OpenAIの「Codex」、Microsoftの「GitHub Copilot」の生産量に反映されています。
AIが労働市場に与える影響の全容把握は時期尚早ですが、開発者の雇用は拡大しています。2025年におけるアメリカのソフトウェア開発者の総雇用者数は、前年比8.5%増の約220万人と過去最高を記録しました。2026年3月のデータでも前年同月比約4%増となっています。
同社は引き続き、報告期間中に生成型AI製品を使用した世界中の15歳から64歳までの人々の割合として、AIの普及度を測定するとしています。
出典:Microsoft
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