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チューリング、完全自動運転開発のための専用計算基盤「Gaggle Cluster」の運用開始を発表

最終更新日:2024/11/07

チューリングは、完全自動運転のための専用計算基盤「Gaggle Cluster」を構築し、運用を開始したと発表しました。

このニュースのポイント

  • チューリング、完全自動運転開発のための専用計算基盤「Gaggle Cluster」を構築し、運用開始を発表
  • 96基のNVIDIA H100 GPUを搭載した専用計算基盤で、サーバー間の通信速度を最適化
  • 「Gaggle Cluster」の計算基盤は、自動運転AI開発や生成AI開発にも活用される

チューリング株式会社は、完全自動運転のための専用計算基盤「Gaggle Cluster」を構築し、運用を開始したと発表しました。本プロジェクトは、NTTPCコミュニケーションズの技術支援や、NTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)の出資により実現しました。

「Gaggle Cluster」は、96基のNVIDIA H100 GPUを搭載した専用計算基盤で、NVIDIA InfiniBand/NDR400を利用することでサーバー間の通信速度を最適化し、All-Flash分散ストレージにより分散学習の性能を向上させています。このクラスタは、深層学習タスクに最適化されています。

また「Gaggle Cluster」を活用して独自の自動運転AI「TD-1」を開発し、Tokyo30プロジェクトのため走行試験を開始しました。「TD-1」は、カメラ映像を入力として周辺の認識や運転操作を一つのモデルで実現します。

この計算基盤は、自動運転AIと生成AIの開発に利用されています。今年8月に自動運転向け生成世界モデル「Terra」を、9月にはVLAモデルデータセット「CoVLA Dataset」を国内初として発表しました。これにより高度な判断を可能にする自動運転システムの開発が進められています。

チューリングは、完全自動運転AIの実現に向けて「Gaggle Cluster」を2023年11月から構築しており、これは大規模モデル学習のための分散学習環境です。NTTPCは、GPU計算基盤の提供を通じてこのプロジェクトに協力しており、高速通信のインターコネクト技術やストレージ設計などのノウハウを活用しています。

さらに、NDVはチューリングに出資し、モビリティビジネスにおけるイノベーションの創出を目指して長期的な協業を図っています。今後も「CoVLA Dataset」を活用して、完全自動運転の実現に向けたモデル開発が加速される予定です。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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