生成AI

最終更新日:2026/10/29
Claude Coworkとは?
Claude Coworkとは、Anthropicが提供するClaudeのAIエージェント機能です。ゴールを伝えると、Claudeが手順を組み立て、ファイル整理や資料作成などの作業を最後まで進めます。
2026年9月16日には、Coworkとチャットを1つのClaudeに統合すると発表されました。統合後は、モードを選ばずに同じ会話から作業を任せられます。現在は、Pro・Maxプランから順次切り替わっています。
本記事では、Claude Coworkでできること、始め方、料金、セキュリティ上の注意点を解説します。内容は、2026年10月26日時点の公式情報にもとづいています。Claude Code、ChatGPT Work、Microsoft 365 Copilotとの違いも紹介します。

Claude Cowork(クロード・コワーク)は、ClaudeのAIエージェント機能です。Claude Codeと同じエージェントの仕組みを、ターミナルなしで一般の業務に使えるようにしました。
通常のチャットは、質問ごとに回答を返す仕組みです。一方Coworkは、ゴールから作業の手順を組み立て、複数の工程を自分で進めます。大きな作業は小さく分け、サブエージェントで並行して処理します。
| 項目 | 内容 |
| 提供元 | Anthropic |
| 位置づけ | ClaudeのAIエージェント機能(2026年9月からチャットと統合) |
| 対象プラン | Pro、Max、Team、Enterprise(Freeは対象外) |
| 利用環境 | デスクトップアプリ(macOS・Windows・Linux)、Web、モバイル |
| 料金 | 各有料プランに含まれる(使用量はプランの上限から消費) |
Claude Coworkでできること(一例)
具体的な活用シーンや自動化の機能は、後の章で詳しく解説します。
出典:Get started with Claude Cowork|Claude Help Center/Claude Cowork|Claude
関連記事:Claude(クロード)とは?できること・料金・使い方を解説
2026年9月16日、AnthropicはCoworkとチャットを1つのClaudeに統合すると発表しました。公式の料金ページにも「Claude Cowork is now just Claude」と表示されています。
統合後は、メッセージ欄で「Chat」と「Cowork」を選ぶ必要がありません。簡単な質問にはその場で答え、手順の多い作業はCoworkの機能で進めるなど、Claudeが使う道具を判断します。
既存のCoworkのタスクやプロジェクト、設定は、アカウントとともに引き継がれます。ただし、新しい画面に切り替わると、元の画面には戻せません。2026年10月26日時点の提供状況は次のとおりです。
| プラン | 統合後の画面の提供状況 |
| Pro・Max | Web・デスクトップ・モバイルで順次提供中(設定は不要) |
| Team | 管理設定「Chat and Cowork unified」がオンの組織でベータ提供 |
| Enterprise | 「Chat and Cowork unified」がオンの組織で提供 |
| Free | 公式ブログで「今後提供予定」と案内(時期は未定) |
メッセージ欄に「Chat」と「Cowork」の選択肢が残っていれば、まだ従来の画面です。本記事では、統合後に使えるタスク実行の機能も含めて「Cowork」と呼びます。
出典:Claude Cowork and chat are now one Claude|Claude/Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center/Plans & Pricing|Claude
Coworkの作業は、内容によって実行される場所が分かれます。大きめの作業の実行場所は、Anthropicのサーバー上のクラウドです。
クラウドでは、セッションごとに分けられた一時的な環境が使われ、セッションが終わると削除されます。この環境から、自宅や社内のネットワークには接続できません。パソコンを閉じたりページを離れたりしても作業は続き、終わると結果が会話に表示されます。
一方、パソコン内のファイルやアプリを使う作業は、パソコン上で実行されます。パソコン内のファイル、内蔵ブラウザ、コンピュータ操作を使うには、Claude Desktopの起動が必要です。アクセスできるのは、ユーザーが接続したフォルダの中だけです。
Desktopアプリを閉じても、クラウドのセッションは続きます。ただし、その間はパソコン内のファイルやアプリにアクセスできません。
セッションとファイルはClaudeアカウントに保存されるため、デスクトップ、Web、モバイルから同じ作業を確認できます。
出典:Get started with Claude Cowork|Claude Help Center/Use Claude Cowork safely|Claude Help Center

Claude Cowork、Claude Code、Claudeのチャットは、目的と作業の進め方が異なります。最終的に何を完成させたいかで選ぶと判断しやすくなります。
| 項目 | Claudeのチャット | Claude Code | Claude Cowork |
| 主な用途 | 質問、相談、文章の作成 | ソフトウェア開発 | 開発以外の業務・知的作業 |
| 主な利用画面 | Web、デスクトップ、モバイル | ターミナル、IDE、デスクトップ、Web、モバイル | Web、デスクトップ、モバイル |
| 作業スタイル | 対話を重ねて進める | 開発タスクを自律的に実行 | 多段階のタスクを自律的に実行 |
| ファイルの扱い | アップロードやプロジェクトで共有 | コードベースを読み書きし、コマンドを実行 | 接続したフォルダを読み書きし、成果物を作成 |
| 主な成果物 | 回答、文章、アーティファクト | コード、差分、テスト結果 | 文書、表計算、スライド、整理済みのファイル |
| 向いている場面 | 短い質問や単発の作業 | 実装、修正、レビュー、開発の自動化 | 調査、資料作成、データ処理、定型業務 |
Claude Codeは、コードベースを読み、ファイルを編集する開発向けのエージェントです。コマンドの実行や開発ツールとの連携にも対応します。
現在のClaude Codeは、ターミナルだけで動くツールではありません。IDE、デスクトップアプリ、Web、モバイルからも利用できます。
Coworkは、同じエージェントの仕組みを一般的な知的作業へ広げた機能です。資料作成、データ分析、ファイル整理などを、ターミナルなしで依頼できます。
両者の違いは、CLIかGUIかだけではありません。開発作業ならClaude Code、開発以外の業務ならCoworkが基本的な選び方です。なお、プラグインは両方で使えますが、プロジェクトは現時点でCowork側の機能です。
関連記事:Claude CodeとClaudeの違いを解説|用途・機能・料金を徹底比較
統合後の新しい画面では、チャットとCoworkを切り替える操作がなくなりました。同じ会話の中で、Claudeが作業の内容に合わせて進め方を選びます。
従来の画面では、メッセージ欄で「Chat」か「Cowork」を選んでから依頼します。その場で終わる質問や文章の下書きはChat、手順の多い作業はCoworkが向いています。
どちらの画面でも、Web検索やコードの実行、ファイルの作成を伴う作業は、簡単な質問より多くの使用量を消費します。短い用件と大きな作業を、同じ会話に詰め込みすぎないことも大切です。
3つの使い分けの目安は、次のとおりです。
迷った場合は、完成させたい成果物で判断しましょう。コードならClaude Code、業務ファイルならCowork、回答文ならチャットが適しています。統合後の画面では、チャットとCoworkの使い分けはClaudeに任せられます。
関連記事:Claude Codeとは?できること・料金・使い方を徹底解説
出典:Claude Code overview|Claude Code Docs/Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center/Use plugins in Cowork|Claude Help Center

Claude Coworkは、Web、デスクトップ、モバイルから利用できます。どの環境でも、ほしい成果物を伝えて任せるという基本の使い方は共通です。
利用できるのは、Pro、Max、Team、Enterpriseの有料プランです。デスクトップアプリでは、すべての有料プランでベータ提供されています。WebとモバイルはPro・Max・Team(Teamはベータ)が対象です。Enterpriseは、管理者が有効にした場合に使えます。
利用する環境に合わせて、次の準備を行います。
| 利用環境 | 準備するもの | 主な特徴 |
| Web | claude.aiにアクセスできるブラウザ | インストール不要で作業を始められる |
| macOS・Windows・Linux | 最新版のClaude Desktop | パソコン内のファイルやブラウザに接続できる |
| iOS・Android | 最新版のClaudeモバイルアプリ | 外出先から作業の開始・確認・修正ができる |
デスクトップアプリは、Claude公式ダウンロードページから入手できます。すでに導入済みの場合も、最新版へ更新してください。
パソコン内のファイルを使う作業では、Claude Desktopを開いておく必要があります。WebやモバイルからPCのファイルを使う場合も、Desktopアプリを経由して接続します。
統合後の新しい画面では、次の手順で作業を任せられます。
作業を細かい手順に分けたり、モードを選んだりする必要はありません。同僚に仕事を頼むように、目的と条件を伝えるのがポイントです。
従来の画面では、メッセージ欄で「Cowork」を選んでから依頼します。作業を始めた後も、別の端末で同じセッションを開き、進み具合を確認できます。
統合後は、Web検索のオン・オフの設定もなくなり、必要に応じてClaudeが検索する仕組みです。詳しい調査をしたい場合は、「/deep-research」と入力するか、「+」ボタンの「Research」から始めます。
Coworkは、Webサイトの閲覧や操作もこなします。使えるのは、Claude Desktopの内蔵ブラウザと、Chromeの拡張機能「Claude in Chrome」です。
内蔵ブラウザは、普段使っているブラウザのログイン情報やタブと切り離されています。どちらを使うかは、Coworkの設定の「Preferred browser」で選べます。
Claude in Chromeは、すべての有料プランで利用できます。拡張機能を入れると、ページの読み取り、クリック、入力、画面の移動をClaudeが代わりに行います。
Claude Desktopでは、設定の「Customize」にある「Connectors」から有効にしましょう。会話ごとに手動でオンにする仕組みなので、意図しない自動操作を防げます。
ログイン済みのサイトや、お金・個人情報を扱うページには、プロンプトインジェクションなどのリスクがあります。操作できるサイトは信頼できるものに絞り、送信や購入などの重要な操作は自分で確認しましょう。
出典:Get started with Claude in Chrome|Claude Help Center/Claude Cowork|Claude
Coworkでは、Claudeが操作の前にどこまで確認を求めるかを選べます。設定はメッセージ欄から変更でき、会話全体に適用されます。
| 承認モード | 動作 | 向いている場面 |
| Auto(自動で承認) | 自動の安全チェックを挟みながら、確認なしで作業を進める | 信頼できる資料を使う日常業務 |
| Manual(手動で承認) | 操作のたびに停止し、許可するかどうかを確認する | 初めての作業、重要なファイル、外部への送信 |
| Skip all approvals(すべての承認を省略) | 確認も自動の安全チェックも行わない | 内容と接続先を完全に信頼できる限定的な作業 |
統合後の画面では、Pro・Max・TeamはAuto、EnterpriseはManualが既定です。Skipは、従来のCoworkの安全ガイドで紹介されているモードです。
どのモードでも、ファイルを完全に削除する前には許可を求められます。迷う場合や、お金・メッセージ送信・重要なファイルを扱う場合は、Manualを選ぶと安全です。
出典:Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center/Use Claude Cowork safely|Claude Help Center
Coworkが見つからない場合は、プラン、画面、組織の設定の順に確認します。
まず、Coworkの対象はPro、Max、Team、Enterpriseです。Freeプランでは使えません。
次に、画面が統合後の新しいものかを確認しましょう。新しい画面では「Cowork」の選択肢がなくなりますが、不具合ではありません。同じ会話から作業を任せられます。
Team・Enterpriseでは、管理者がCoworkを無効にしている場合があります。Enterpriseでは、クラウドでCoworkを動かす設定(Cowork in the cloud)が既定でオフです。WebやモバイルでCoworkを使うには、管理者による有効化が必要です。HIPAA向けの設定をした組織では、Cowork自体が既定でオフになります。
パソコン内のファイルが使えない場合は、Claude Desktopが最新版か、起動しているかを確認します。シークレットチャットは従来の画面で開くため、ファイルの作成やコードの実行はできません。
以前のCoworkのタスクは、検索の対象外です。「Recents(最近の項目)」から名前で探しましょう。
出典:Get started with Claude Cowork|Claude Help Center/Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center/Use Claude Cowork on Team and Enterprise plans|Claude Help Center

Claude Coworkは、使う資料と完成形がはっきりした業務に向いています。対象のファイル、出力の形式、完了の条件を具体的に伝えることがポイントです。
初回は、コピーしたテスト用のフォルダで動作を確認しましょう。結果を確認してから、本番のデータへ広げると安全です。
接続したフォルダを分析し、ファイル名を統一できます。日付、取引先、書類の種類などを使った命名ルールも指定できます。
重複したファイルや古い版を見つけ、確認用の一覧を作ることも可能です。ファイルを完全に削除する場合は、ユーザーの明示的な許可が必要です。
依頼例:「請求書フォルダを確認し、ファイル名を日付・会社名・金額の順に統一してください。削除は行わず、重複候補を別表に出力してください」
複数のPDFや画像から、日付、金額、発行元、請求番号などを抽出できます。結果は、ExcelやCSV形式の一覧に整理されます。
Excelでは、合計やカテゴリ別の集計に使う数式も追加できます。ただし、画像の状態によって読み取りの精度が変わるため、人による確認は欠かせません。
依頼例:「領収書から日付・支払先・金額・税区分を抽出し、月別集計の数式を含むExcelを作成してください。判読できない項目は要確認と記録してください」
名刺や申込書の画像から、氏名、会社名、部署、連絡先を読み取れます。抽出した情報は、ExcelやCSVに整理して保存できます。
表記の揺れの統一や、重複候補の検出も依頼できます。文字が不鮮明な項目は推測させず、確認の対象として残すよう指示することが重要です。
依頼例:「名刺画像から連絡先を抽出し、会社名の表記を統一してください。不明な文字は補完せず、要確認列へ記録してください」
PDF、議事録、表計算など、形式の異なる資料を横断して分析できます。共通する論点、数値の違い、未解決の課題を整理する用途に向いています。
コネクタやWeb検索を組み合わせれば、社内の資料と最新の情報を比べられます。情報源のリンクと確認日を付けるよう指示すると、内容を確かめやすくなります。
依頼例:「過去6カ月の会議資料を分析し、KPIの推移と課題をまとめてください。根拠となる資料名とページも記載してください」
Google DriveやSlackなどのコネクタを設定すると、接続先の情報を検索できます。Claudeは最も正確な手段から順に使うため、コネクタがあればブラウザより優先されます。
コネクタがないサービスでは、内蔵ブラウザやClaude in Chrome、コンピュータ操作を使えます。アクセスできる範囲を絞り、信頼できるページだけを対象にしましょう。
依頼例:「接続した資料と公式Webサイトを確認し、競合3社の料金・機能・更新日を比較表にしてください」
複雑な作業では、Claudeが作業を小さく分けてサブエージェントに割り当てます。複数の分析を並行して進め、結果を1つの成果物にまとめられます。
文書、数式付きのExcel、PowerPointなどの作成にも対応しています。統合後のClaudeでは、会話の中で編集できるドキュメントやスライドも作れます(ベータ)。PowerPointやPDFとしてダウンロードすることも可能です。
完成後は数値、出典、レイアウトを確認し、必要な修正を追加で指示しましょう。
依頼例:「営業・財務・顧客対応の資料を別々に分析し、経営会議用のPowerPointへ統合してください。各スライドに根拠資料を記載してください」
出典:Get started with Claude Cowork|Claude Help Center/Let Claude use your computer in Cowork|Claude Help Center/Claude Cowork and chat are now one Claude|Claude

Claude Coworkは、依頼した直後に実行する作業だけでなく、定期的な業務や時間のかかる作業にも対応します。どこで実行され、どこにアクセスするかを理解して使い分けることが重要です。
スケジュールタスクは、保存した指示を決まった頻度で実行する機能です。デスクトップアプリでは、すべての有料プランで利用できます。
統合後の画面では、どの会話からでも、作業の内容と頻度を伝えるだけで作成できます。従来の画面では、左サイドバーの「Scheduled」から「New task」を選んで作ります。手動で設定する場合は、毎時、毎日、毎週、平日、手動実行から頻度を選べます。次のような定型業務に向いています。
スケジュールタスクは原則としてクラウドで実行されます。そのため、パソコンがスリープ中でも、Desktopアプリを閉じていても予定どおりに動きます。
一方、パソコン内のファイルやアプリが必要なタスクは、パソコン上でしか実行できません。その場合は、パソコンを起動しておく必要があります。
出典:Schedule recurring tasks in Claude Cowork|Claude Help Center
CoworkのセッションとファイルはClaudeアカウントに保存されます。パソコンで始めた作業を、Webやモバイルから確認したり、指示を加えたりできます。
クラウドで動くセッションは、端末を閉じてもAnthropicのサーバー上で続きます。完成した成果物は、別の端末から確認できます。
ただし、パソコン内のファイル、ブラウザ、アプリを使う間は、Claude Desktopが必要です。アプリを閉じると、セッションは続いても、パソコン内の情報にはアクセスできません。
プロジェクトは、関連するタスク、ファイル、指示、メモリを1つにまとめるワークスペースです。顧客別や案件別に分けると、文脈が混ざりにくくなります。
Coworkで作った新しいプロジェクトはClaudeアカウントに保存され、別の端末からも使えます。統合後の画面では、どの会話でもプロジェクトを使えます。
| 項目 | 内容 |
| 保存先 | Claudeアカウント(ローカルフォルダから移したものは、ファイルがパソコン内に残る) |
| メモリ | 同じプロジェクト内のタスクで文脈を引き継ぐ。他のプロジェクトには引き継がない |
| 共有 | Team・Enterpriseで「閲覧のみ」「編集可」を選んで共有できる(グループ共有はEnterpriseでベータ) |
| 対応範囲 | Coworkで利用可能。Claude Codeへの対応は予定 |
プロジェクトのメモリは、既定ではプロジェクト外のチャットと共有されます。分けたい場合は、プロジェクトのページで「Use account memory」をオフにしましょう。
なお、統合の設定がオフのTeam・Enterpriseでは、フォルダを使うプロジェクトはパソコン内だけに保存されます。
出典:Organize your tasks with projects in Claude Cowork|Claude Help Center
コンピュータ操作(Computer use)は、Claudeが画面をクリックし、文字を入力してアプリを操作する機能です。macOS・Windows版のClaude Desktopで使えます。
2026年10月26日時点では、Pro・Maxプラン向けのベータ機能です。Team・Enterpriseプランでは、現在は利用できません。Claudeは、次の順番で作業の手段を選びます。
コンピュータ操作を使う間は、パソコンを起動し、Claude Desktopを開いておく必要があります。Claudeは、初めて操作するアプリごとにアクセスの許可を求めます。
Claudeとアプリの間には、サンドボックス(隔離の仕組み)がありません。銀行、医療、行政など、機密情報を扱うアプリへのアクセスは許可しないことが推奨されています。
投資・取引や暗号資産に関するアプリは、初期状態でブロックされています。ただし、安全機能は完全ではないため、実行中の操作を見守りましょう。
出典:Let Claude use your computer in Cowork|Claude Help Center

プラグインは、役割やチームに合わせてClaudeの動きをカスタマイズする仕組みです。営業、法務、財務、マーケティングなどの業務手順を、まとめて導入できます。
プラグインは、Pro、Max、Team、Enterpriseのすべての有料プランで使えます。共有や公開ができるのは、Team・Enterpriseです。
プラグインは、スキル、コネクタ、サブエージェントなどを1つにまとめたパッケージです。主な要素を表にまとめました。
| 要素 | 役割 | 活用例 |
| スキル | 専門知識、判断基準、作業手順を定義する | 契約書のレビュー、商談の準備、データ分析 |
| コネクタ | 外部のサービスやデータに接続する | Google Drive、Gmail、Slack、CRM |
| サブエージェント | 特定の役割を担当し、作業結果を返す | 調査担当、分析担当、品質確認担当 |
| スラッシュコマンド | 「/」で呼び出す定型の操作を定義する | 定例レポートの作成、通話後のフォローアップ |
このほか、フックやローカルのMCPサーバーを含むプラグインもあります。使える範囲は、利用する画面によって異なります。
| 利用する画面 | 使える機能 |
| チャット(Web、デスクトップのチャット) | スキルとコマンド |
| CoworkとClaude Code | フック、サブエージェント、ローカルのMCPサーバーを含むすべての機能 |
コネクタを含むプラグインなら、必要なサービスを業務の流れと一緒に設定できます。ただし、外部サービス側の契約やアクセス権限は別途必要です。
出典:Use plugins in Cowork|Claude Help Center/Customize Cowork with plugins|Claude
プラグインは、次の手順で追加できます。
従来の画面でCoworkを使う場合は、先にCoworkのタブを開いてから進みます。自作したプラグインや、社内で共有されたプラグインを追加することも可能です。
Coworkでは、「/プラグイン名:コマンド名」の形でコマンドを実行できます。Claude Code v2.1.273以降では、サインインするとClaudeアカウントのプラグインが同期されます。
Anthropicが公開している公式のプラグインには、次のようなものがあります。
プラグインの入手先(マーケットプレイス)は、「Knowledge Work」が既定で追加されています。ほかにFinancial Services、Legal、Life Sciencesなども選べます。GitHubなどのリポジトリを、URLで追加することも可能です。
提供元がわからないプラグインは、追加しないでください。ローカルのMCPサーバーを含む場合、パソコン上の一般的なプログラムと同じ権限で動きます。
出典:Use plugins in Cowork|Claude Help Center/Knowledge Work Plugins|GitHub(Anthropic)
新しいプラグインを作るには、作成を支援する「Plugin Create」を使えます。Anthropicのテンプレートをもとに、社内の用語、判断基準、出力の形式などを加える方法もあります。
初回はテスト用のデータで動作を確認し、想定外のアクセスや出力がないか確認しましょう。重要な業務に使う前に、権限を最小限に絞ることも大切です。
Team・Enterpriseでは、管理者がマーケットプレイスを通じて組織向けのプラグインを配布できます。配布の方法は「既定でインストール」「利用可能」「必須」「利用不可」から選べます。
必須に設定されたプラグインは、オフにしたり削除したりできません。組織のプラグインは編集できず、Enterpriseの管理者はローカルのMCPサーバーを無効にすることもできます。
出典:Use plugins in Cowork|Claude Help Center/Use Claude Cowork on Team and Enterprise plans|Claude Help Center

Coworkを使えるのは有料プランだけです。Freeプランでは使えず、Pro、Max、Team、Enterpriseのプラン料金に含まれています。
ProとTeamは、月払いより年払いのほうが割安です。Teamは、StandardとPremiumで1席あたりの料金と使用量が異なります。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 備考 |
| Free | 0ドル | - | Coworkは使えない |
| Pro | 20ドル | 17ドル(200ドルを一括払い) | 個人向け |
| Max 5x | 100ドル | - | Proの5倍の使用量 |
| Max 20x | 200ドル | - | Proの20倍の使用量 |
| Team Standard | 1席25ドル | 1席20ドル | 2〜150席 |
| Team Premium | 1席125ドル | 1席100ドル | Standardの5倍の使用量 |
| Enterprise | - | 1席20ドル+使用量 | 年払いのみ。20席から。使用量はAPIの料金で課金 |
※税別。2026年10月26日時点の米国向けの料金ページの表示です。
料金は変わる可能性があるため、契約前には公式の料金ページで最新情報を確認してください。
出典:Plans & Pricing|Claude/Claude Cowork|Claude
関連記事:Claudeのプランを比較!料金・機能の違いと選び方を解説
Claudeの使用量は、決まったメッセージ数で数えるものではありません。次の要素によって、消費する量が変わります。
Coworkは多段階のタスクを実行するため、通常の質問より使用量が増えやすい機能です。Web検索やコードの実行、ファイルの作成を伴う作業は、特に多く消費します。
使用量は、claude.ai、Claude Code、Claude Desktopで共通です。Coworkだけに、別の利用枠があるわけではありません。
有料プランの使用量には、5時間ごとにリセットされるセッションの上限と、週ごとの上限があります。Maxでは、Proの5倍または20倍の使用量を選べるのが特徴です。
上限に達した場合も、使用量クレジットを有効にすれば作業を続けられます。対象はPro、Max、Team、席単位のEnterpriseです。使用量に応じて課金するEnterpriseは、使った分を支払います。
なお、MaxとTeamに付く月次のAPIクレジットは、Claude APIなどで使うものです。Claudeアプリの使用量の上限は変わらず、Coworkの追加利用にも使えません。
現在の使用量は、「設定」の「Usage」で確認できます。
出典:How do usage and length limits work?|Claude Help Center/Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center/API credits for Max and Team plans|Claude Platform Docs
Coworkの使用量を抑えるには、次の方法が有効です。
頻繁に上限に達する場合は、どの作業で使用量が増えたかを確認しましょう。利用の頻度と必要な処理量をもとに、プランを選ぶことが重要です。
出典:How do usage and length limits work?|Claude Help Center/Get started with Claude Cowork|Claude Help Center

3つのサービスは、得意な作業環境が異なります。普段使うファイルやアプリ、任せたい成果物を基準に選びましょう。
| 比較項目 | Claude Cowork | ChatGPT Work | Microsoft 365 Copilot |
| 提供元 | Anthropic | OpenAI | Microsoft |
| 主な役割 | ファイル処理や資料作成を自律的に実行 | 長い多段階の作業と、完成した成果物の作成 | Microsoft 365内の業務を支援。Copilot Coworkで作業の委任も可能 |
| 作業環境 | Anthropicのクラウド。Desktop経由でPCにも接続 | クラウド。デスクトップアプリではPCのフォルダにも接続 | Microsoft 365のクラウドと組織のデータ |
| 主な成果物 | 文書、表計算、スライド、整理済みのファイル | 文書、表計算、プレゼン、分析、Webサイト | Word、Excel、PowerPoint、メール、会議の要約 |
| 拡張方法 | スキル、コネクタ、サブエージェントを含むプラグイン | 1,400を超えるプラグイン、Sites、スケジュールタスク | Copilot Studioで作るエージェントなど |
| 向いているケース | PC内のファイルとクラウドの情報を横断したい | 調査から共有できる成果物まで1つの環境で進めたい | Word、Excel、Outlook、Teamsが業務の中心 |
Claude Coworkは、許可したパソコン内のフォルダを直接読み書きできる点が特徴です。2026年9月からはチャットと統合され、1つの会話で質問から作業の依頼までできます。
ChatGPT Workは、OpenAIが提供する、長い多段階の作業と成果物の完成に特化したエージェントです。作業前に手順を確認できるプランモード、内蔵ブラウザ、プラグイン、Webサイトを作るSitesなどを備えています。デスクトップアプリでは、許可したフォルダのファイルも扱えます。
Microsoft 365 Copilotは、WordやExcel、Outlook、Teamsを中心に働く組織向けです。OneDriveやSharePointの組織データを活用でき、既存の環境に組み込みやすい点が強みです。
Microsoft 365 Copilotには、「Copilot Cowork」という機能があります。MicrosoftはAnthropicと協力し、Claude Coworkの技術を組み込んだと説明しています。
Copilot Coworkは、2026年6月16日に一般提供が始まりました。Microsoft 365のクラウドで動き、メールや会議、ファイルの情報をもとに作業を進めます。
| 項目 | Claude Cowork | Copilot Cowork |
| 提供元 | Anthropic | Microsoft |
| 利用に必要な契約 | Claudeの有料プラン | Microsoft 365 Copilotのライセンス |
| 料金 | Claudeのプラン料金に含まれる | ライセンス料に加え、Copilot Creditsによる従量課金 |
| 有効にする方法 | 対象プランで利用可能 | 既定でオフ。管理者が組織で有効にする |
名前は似ていますが、契約も料金も別のサービスです。社内で検討する際は、どちらを指しているかを確認しましょう。
導入前には、データの保存場所、アクセス権限、監査の方法も比較してください。機密性の低いデータで試すと、実際の業務の流れとの相性を確認できます。
出典:Get started with Claude Cowork|Claude Help Center/ChatGPT Work|OpenAI/ChatGPT Work and Codex|OpenAI Help Center/Microsoft 365 Copilot Business|Microsoft/Copilot Cowork: A new way of getting work done|Microsoft/Copilot Cowork is now generally available|Microsoft

Claude Coworkは、ファイルの読み書きやWebの閲覧、アプリの操作まで行えます。そのため、通常のチャットより慎重な権限の管理が必要です。「何を読めるか」と「どこまで操作できるか」を必要最小限にしましょう。
クラウドで動く作業は、Anthropicのサーバー上に作られる、セッション専用の隔離された環境で実行されます。この環境は、自宅や社内のネットワークに接続できません。
パソコン内のファイルが必要な場合は、Claude Desktopを経由し、ユーザーが接続したフォルダだけにアクセスします。ただし、接続したフォルダの中では、ファイルの読み書きや削除ができます。
また、Desktopアプリで開いたパソコン内のファイルも、Anthropicのサーバー上で処理されます。次の対策で、影響の範囲を抑えてください。
Webページ、メール、PDFに埋め込まれた悪意ある指示でAIを誘導する攻撃を、プロンプトインジェクションと呼びます。攻撃が成立するのは、Claudeが信頼できない内容を読み、かつ害のある操作ができる場合です。
AnthropicはClaudeが悪意ある指示を拒否するよう訓練し、信頼できない内容を分類器で検査しています。それでも危険はゼロではないため、承認モードの選び方が重要です。
Autoモードは操作ごとに安全性を確認し、危険な操作を止めますが、完全ではありません。Skipモードでは、Claudeの操作を事前に確認する仕組みが何も働かないため、特にリスクが高くなります。
重要な業務ではManualモードを選び、依頼していないサイトやファイルにアクセスしたら止めましょう。想定外の動きは、Anthropicに報告することも推奨されています。
コンピュータ操作は、画面を見ながらクリックや入力を行うベータ機能です。Claudeとアプリの間にサンドボックスはなく、画面を理解するためにスクリーンショットを使います。
この機能では、Coworkの他のツールのような、ツールごとの許可の確認が働きません。リンクをクリックすると、許可していないアプリで開く場合もあります。
使う前に、機密情報を表示したアプリを閉じましょう。銀行、投資、医療、行政などのアプリには権限を与えず、最初は元に戻せる作業から試してください。
Team・Enterpriseでは、管理者がCoworkの機能を組織単位で管理できます。主な設定は次のとおりです。
| 設定 | 内容 |
| Cowork | 既定でオン。管理者が無効にできる(HIPAA向けの組織は既定でオフ) |
| Cowork in the cloud | WebやモバイルでのCowork。Teamは既定でオン、Enterpriseは既定でオフ |
| ブラウザ | 内蔵ブラウザとClaude in Chromeを、それぞれ管理できる |
| プラグイン | マーケットプレイスごとに配布の方法を設定できる |
| Web検索・通信先 | Web検索のオン・オフや、コード実行の通信先を制限できる |
監視には、役割の異なる2つの方法があります。
ただし、パソコン内に保存されるローカルのセッション履歴は、標準の保持ポリシーの対象外です。管理者が一括で管理・削除することもできません。また、HIPAA向けの設定をしない限り、CoworkはBAA(業務提携契約)の対象外です。
法人で導入する場合は、最小権限の設定、監視の体制、データの保存期間、機密情報のマスキングを、導入前に確認しておきましょう。
外部への送信、削除、購入、個人情報の処理では、人による最終確認を残してください。
出典:Use Claude Cowork safely|Claude Help Center/Let Claude use your computer in Cowork|Claude Help Center/Monitor Claude Cowork activity with OpenTelemetry|Claude Help Center/Use Claude Cowork on Team and Enterprise plans|Claude Help Center

Claudeは日本語に対応しており、Web版とデスクトップ版の表示言語も日本語に変えられます。画面左下のプロフィールアイコンから「Language」を開き、日本語を選びましょう。
複数のファイルやツールを扱う場合は、「何を使い、何を作り、どこまで操作してよいか」を具体的に伝えることが大切です。
| 項目 | 指定する内容 | 記載例 |
| 目的 | 達成したいこと | 月次会議用の売上報告書を作る |
| 入力 | 使うファイルや情報源 | salesフォルダ内の12個のCSV |
| 対象範囲 | 期間、フォルダ、シート | 2026年4〜6月の国内営業分 |
| 出力形式 | 形式、構成、保存先 | Excel形式でoutputフォルダへ保存 |
| 制約 | 変更の禁止、除外、表記のルール | 元のファイルは変更しない |
| 確認条件 | 実行前に止める操作 | 削除、上書き、外部への送信 |
次のように、最初の確認と完成の条件まで指定すると安全です。
プロンプト例
資料作成では、読み手、枚数、構成、根拠の示し方も指定します。Webの調査では、調査日、対象の地域、優先する情報源を伝えましょう。「確認できない情報は推測しない」という条件を加えるのも効果的です。
繰り返し使う内容は、あらかじめ登録しておくと、毎回の指示の手間を減らせます。登録先は、すべての作業に適用する共通の指示と、フォルダごとの指示の2種類です。
共通の指示には、トーン、出力の形式、役割など、案件をまたいで変わらないルールを書きます。たとえば「報告書は結論を先頭に置く」「ファイル名は英数字で統一する」といった内容です。
統合後は、Coworkの「Global instructions」が「Instructions for Claude」に移りました。「設定」の「Your Claude」で、内容が意図どおりか見直しましょう。
フォルダの指示(Folder instructions)は、案件ごとのルールや背景を加える機能です。デスクトップでパソコン内のフォルダを選んだときに使えます。たとえば「salesフォルダでは金額を税別で扱う」といった使い方ができます。
フォルダの指示は、セッション中の気づきをもとにClaude自身が更新する場合もあります。これまでCoworkに許可したフォルダは、「設定」の「Trusted folders」で確認できます。
毎回使う表記のルールや出力の形式は、共通の指示に登録しましょう。特定のフォルダだけに適用するルールは、フォルダの指示に設定します。
案件ごとにファイル、指示、メモリを分けたい場合は、プロジェクトが便利です。プロジェクトのメモリは別のプロジェクトに引き継がれないため、顧客別や部署別に分けると文脈が混ざりにくくなります。
ただし、料金や担当者などの重要な条件は、タスクごとに明記しましょう。
期待と違う結果になった場合は、「残す部分」「直す部分」「保存の方法」を指定します。たとえば「集計とグラフは残し、本文だけを初心者向けに修正する。上書きせず、末尾に_v2を付ける」と伝えます。
エラーが続く場合は、「一覧の作成」「分析」「成果物の作成」に工程を分け、対象のファイルを減らして試してください。日本語のファイル名を一律に変える必要はありません。ただし、古いアプリや外部のMCPで読み込めないときは、短い英数字の名前にして原因を切り分けます。
出典:How to use Claude in your preferred language|Claude Help Center/Get started with Claude Cowork|Claude Help Center/Claude Cowork and chat are one Claude|Claude Help Center/Organize your tasks with projects in Claude Cowork|Claude Help Center

Claude Coworkは、調査やファイル整理に加え、文書や表計算、プレゼン資料まで完成させるAIエージェント機能です。Pro、Max、Team、Enterpriseの有料プランで、デスクトップ、Web、モバイルから使えます。
2026年9月からはチャットとの統合が進み、1つの会話で質問から作業の依頼までできるようになりました。Pro・Maxから順次提供されています。プラグインやスケジュールタスクを組み合わせれば、毎週のレポート作成やデータの集計といった繰り返しの業務も自動化できます。
一方、ファイルの書き換えや外部サービスへの送信など、実際の業務環境に影響する操作も可能です。最初は専用のフォルダと機密性の低いデータを用意し、Manualモードで小さく試しましょう。出力と変更の内容を人が確認し、問題のない作業から段階的に範囲を広げることが、安全な活用につながります。
アイスマイリーでは、生成AI のサービス比較と企業一覧を無料配布しています。課題や目的に応じたサービスを比較検討できますので、ぜひこの機会にお問い合わせください。
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら