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AI inside、製造業のデジタル化に関する実態調査を実施。9割がデータ入力の自動化ツール導入を希望

最終更新日:2024/09/17

AI insideは、製造業の受注業務における紙書類の利用状況に関する実態調査を実施。9割がAI-OCRなどのデータ入力自動化ツールの導入を希望していることが判明しました。

このニュースのポイント

  • AI inside株式会社、329名の受注業務担当者を対象に製造業のデジタル化に関する実態調査を実施
  • 7割以上が依然としてFAXで書類を受領しており、9割がAI-OCRなどのデータ入力自動化ツール導入を希望
  • 受注業務担当者はFAXの利用をやめたいが、取引先がFAXを使用しているため移行が難しい

AIプラットフォームを提供するAI inside株式会社は、製造業に勤務する受注業務担当者329名を対象に、受注業務における紙書類の利用状況に関する実態調査を実施しました。

調査の結果、329名の受注業務担当者のうち、7割以上が依然としてFAXで書類を受領しており、9割がAI-OCRなどのデータ入力自動化ツール導入を望んでいることが明らかになりました。

「Q1.現在紙ベースでやり取りがされている書類を教えてください。(複数回答)」(n=329)に質問に対し、全く紙書類がないと答えたのは2.4%で「わからない/答えられない」も含めると、少なくとも95.2%が紙書類を使用していることが判明しました。主な書類は「納品書」(60.5%)、「請求書」(56.5%)、「発注書」(51.7%)です。

また、紙書類のやり取りがある受注業務担当者の73.3%が、「FAXによる書類の受領が発生している業務がある」と回答。その中でも、FAXによる書類の受領が発生している業務が「かなりある」と回答したのは25.9%、47.4%が「ややある」と回答しています。

さらに、FAXで受領している書類の月平均枚数について43.0%が「1,000枚以上」と回答し、その中の11.5%が「5,000枚以上」と報告しており、かなりの量の紙帳票が発生していることが分かります。

FAXで受領した書類の内容を受注システムに入力する方法についての質問では、回答者の60.4%が「手入力している」と答え、34.0%が「システムによって自動入力がされている」と回答。

FAXで書類を受領している受注業務担当者の88.4%が、「FAXでのやり取りをやめたい」と回答しています。

FAXのやり取りをやめたいと思いつつやめられない理由として、最も多く挙げられたのは「取引先がFAXを利用しているため、他のツールに移行できない」という回答で全体の63.0%を占めました。その他の理由として「効果的な代替ツールがない」が32.2%、および「手書きの書類が多く、FAXの方が楽に送信できる」が30.3%という結果でした。

受注システムへの手入力を行っている担当者の88.1%が、データ入力業務を自動化できるサービスの導入を希望しています。手入力をしている142人に対する調査では、「非常にそう思う」が45.8%、「ややそう思う」が42.3%でした。

今回の調査結果では、製造業ではペーパーレス化が求められているものの、依然として紙書類の利用が多く、特に「納品書」「請求書」「発注書」が頻繁に取り交わされてることがわかりました。また、手入力を行っている担当者の88.1%が「データ入力業務の自動化」を希望しており、担当者が非効率な作業に課題を感じていることも判明。AI-OCRなどのサービス導入により、受注業務担当者の負荷軽減などが期待されます。

出典:AI inside 

AIsmiley編集部

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