旭化成とTIS 偽造防止デジタルプラットフォームAkliteiaを構築
最終更新日:2022/10/27
旭化成とTISは、偽造品問題へのソリューションとなる新しいデジタルプラットフォームAkliteiaを構築し、皮革製品・鞄などのアパレル業界に最適化したサービスを開始しました。
このAIニュースのポイント
- Akliteiaは真正性の担保と原本性の担保の両方を実現したプラットフォーム
- 偽造防止ラベルを用いることで、偽造品を排除するとともに真正品の数量を把握することが可能
- 真贋判定デバイスのスキャン結果でどの段階で偽造品が多く混入されたかなどを把握することができる
旭化成株式会社とTIS株式会社は、偽造品問題へのソリューションとなる新しいデジタルプラットフォームAkliteia(アクリティア)を構築し、皮革製品・鞄などのアパレル業界に最適化したサービスを10月より日本国内で開始しました。
Akliteiaは偽造防止ラベル、真贋判定デバイス、ブロックチェーンの3要素で構成されており、真正性の担保と原本性の担保の両方を実現したプラットフォームです。
偽造防止ラベルは旭化成独自の材料と技術を用いて製造された透明なラベルで、サブミクロン解像度の特殊パターンが印刷されています。
この偽造防止ラベルを対象の製品に実装し、製造工場、物流倉庫、小売店舗、EC倉庫など、サプライチェーンの各拠点で旭化成が提供する真贋判定デバイスにでスキャンすることで、各拠点でその製品が真正品であるかどうかを確認でき、偽造品を排除するとともに真正品の数量を把握することが可能になります。
真贋判定デバイスのスキャン結果は、TISがブロックチェーンプラットフォームCordaを用いて構築したクラウドサービスAkliteiaネットに記録されます。Akliteiaネットは、偽造品の発生状況をサプライチェーン全体で確実に共有することを可能にし、サプライチェーンのどの段階で偽造品が多く混入されたかなど、被害実態の定量的な把握・可視化が行えるようになります。
また、サプライチェーンの変化に応じて情報の共有範囲を柔軟に変更できるためビジネスプライバシーも確保できます。
出典:TIS
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