振り込め詐欺をAIで防止!AIカメラと音声検知による詐欺対策実証実験
最終更新日:2024/03/13
横浜信用金庫、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、ATMコーナーにおける振り込め詐欺抑止対策として、詐欺解析AIを活用した実証実験を実施しました。
このAIニュースのポイント
- 横浜信用金庫とNTT東日本が振り込め詐欺解析AIを活用した実証実験を実施
- AIカメラと音声検知により振り込め詐欺を未然に防止
- 振り込め詐欺の水際抑止およびATMコーナーの安全・安心を確保する取り組み
振り込め詐欺による被害は全国的に多発しており、2018年の神奈川県内における被害は2,604件、被害額は約59億円と依然として高い水準で推移しています。このような犯罪を未然に防止するべく、横浜信用金庫はNTT東日本と協力して、ATMコーナーに設置した監視カメラ・マイク等で収集した情報をもとに、AI技術を活用して振り込め詐欺被害者の可能性を診断する実証実験により、振り込め詐欺の水際抑止およびATMコーナーの安全・安心を確保する取り組みを行っています。
なお、映像監視に加え、クラウド音声検知による振り込め詐欺被害者の判定を行うのは全国初の取り組みです。
実証実験の実施内容は以下の2つとなっております。
(1)AIカメラを使った実証実験
ATMを利用するお客様の映像から、振り込め詐欺に遭っている可能性をAIにより判定し、不審な場合はアラームにより店舗に通知する実験。
(2)クラウド音声検知による音声監視システム
ATMをご利用するお客様の発話から、振り込め詐欺に遭っている可能性をAIにより判定し、不審な場合はアラームにより店舗に通知すると同時にディスプレイにて警告を表示する実験。
上記のような実証実験結果を踏まえ、振り込め詐欺抑止に有効なサービス・機器等の開発、更にAI精度の向上を目指しています。
出典:NTT東日本
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