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川崎汽船と日本IBM、船内での自動車と作業員を分別し、接近状況をAIで可視化

最終更新日:2024/03/12

川崎汽船と日本IBMは、IoT機器やAIを活用し、自動車船内における車両走行の情報、車両や作業員の位置情報、作業員のバイタル情報などを収集して分析することで、荷役作業の安全管理強化による作業品質の向上を目的とした実証実験を行いました。

このAIニュースのポイント

  • 川崎汽船と日本IBMは自動車船荷役作業の安全品質向上を目指しIoTやAIを活用した実証実験を実施
  • 自動車船内における車両走行の情報、車両や作業員の位置情報、作業員のバイタル情報などを収集して分析
  • 実証実験の結果を踏まえて、実装に向けた更なる検証を進める

川崎汽船株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社は、IoT機器やAIを活用し、自動車船内における車両走行の情報、車両や作業員の位置情報、作業員のバイタル情報などを収集して分析することで、荷役作業の安全管理強化による作業品質の向上を目的とした実証実験を行いました。

実証実験では、車両の走行スピード抑制、作業員と車両の接触防止、車両の追突防止、作業員のバイタル情報の収集について検証しました。具体的には、荷役会社協力の下、船内にビーコン(位置情報センサー)、状況監視カメラ、スピード計測機器を設置してデータを収集しました。また、AIによる画像認識技術を利用して、カメラ映像から自動車と作業員を分別し、接近状況が分かるようにしました。

さらに、ウェアラブルデバイスから心拍データを取得し、アルゴリズムを元に解析したデータから作業員のストレス傾向を把握しました。これらの多様で複雑なデータを分析し、船内でのスピード違反やヒヤリハットの発生件数、発生状況を可視化することで、安全管理強化による作業品質の向上を図ることを目指しています。

データの分析にはデータ基盤としてセキュアで多くの企業で実績のあるIBM Cloudを採用。日本IBMはセンサー情報の収集、管理、分析のため、大規模データのリアルタイム可視化、AIによる異常検知、構成可能なダッシュボードを提供するリモートモニタリングのソリューションであるIBM®︎ Maximo MonitorをIBM Cloud上に構築し、データサイエンティストが中心となり、IoTアプリケーションの設計やデータ分析などを支援しています。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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