生成AI

最終更新日:2026/06/29
TIS 面接評価AI提供
TISは、商談領域での音声解析技術を活用した面接評価AIをワールドインテックに提供しました。合格基準や判断根拠の明確化と面接後の業務負荷の削減を目指します。
このニュースのポイント
TIS株式会社は、商談領域での音声解析技術を活用した面接評価AIをワールドインテック株式会社に提供しました。
近年、人手不足やオンライン面接の普及による採用活動の長期化と業務負担増に伴い、面接官の経験に左右されず、合格基準や判断根拠を明確にして的確に見極めることが採用現場の課題となっています。
ワールドインテックは、人財の「意欲」や「ポテンシャル」を重視した採用活動を行っており、合格基準や判断根拠を個人差なく明確に示すことが課題と考えていました。また、面接後の振り返りや申し送りでも手作業が発生し、業務負荷が増大していました。
これらの課題に対し、TISの特許取得技術である複合感情分析技術を搭載する営業管理ツール「SalesMAPs」を応用したPoCをワールドインテックと共同で実施しました。
この技術は、話す内容(テキスト)と声のトーンやスピード、抑揚(音声)など複数の要素を組み合わせて分析します。発話内容だけでは把握しにくい応答傾向や状態変化を整理して面接内容を振り返ることが可能となり、評価の平準化や見極め精度の向上に寄与します。
本PoCでは、熟練面接官の基準を体系化し、実際の面接データを分析し、コミュニケーション特性や評価観点の再現性を検証しました。採否の最終判断は面接官が行う前提で、AIを面接官の判断を支援する「第二の面接官」として位置づけ、実運用を想定した評価を行いました。
結果として、主に2つの評価ポイントを確認しました。1つ目は、AI評価による判断の平準化です。AI評価によってフィラーや発言割合などが見える化され、「第二の面接官」として多面的なデータを提示することで、経験の浅い面接官でも客観的な基準で「採るべき人材」を確実に見極められるようになり、採用成功率の向上に寄与しました。
2つ目は、事後業務の省力化による工数削減です。音声データから内容を要約し、6つの評価観点ごとにスコアやコメントを可視化します。これにより、面接官が行っていた振り返りや申し送り等の負担が軽減され、振り返り時間を15%削減できるなどの省力化効果を確認しました。
これらの評価ポイントから現場で受け入れ可能な運用であることを確認し、ワールドインテックでの本番導入が決定しました。

TISとワールドインテックは、面接時の情報と入社後のパフォーマンスや定着状況の相関を分析し、長期貢献する人財をデータで特定する「採用DX」を推進します。そしてこの知見を評価アルゴリズムに反映して精度を高め、採用から定着までを包括的にサポートする体制づくりを後押しするとしています。
出典:TIS株式会社
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