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NEC、モビリティ向けAI通信最適化技術を開発。安定したマルチパス通信を実現

最終更新日:2025/06/23

マルチパス通信AI最適化

NECは、モビリティ社会に安心・安全・効率的な通信を届けるため、移動体向けAIによるリアルタイムなマルチパス通信最適化技術を開発しました。

このニュースのポイント

  • NECは、コネクテッドカーや鉄道、ドローンなど移動体向けに、AIを用いたリアルタイムなマルチパス通信最適化技術を開発
  • モバイル・衛星・Wi‑Fiなど複数回線の特性を活かし、遠隔監視や車両制御、エンタメなど用途別に最適な通信制御を実施
  • 時空間に応じた通信品質データを活用し、QoE予測を通じて地域ごとに最適な回線構成を導出。モビリティ基盤やRSP技術と連携し、2025年度内の実用化を図る

日本電気株式会社は、コネクテッドカーや鉄道、ドローン向けに安定した通信を提供するAIによるマルチパス通信の最適化技術を開発しました。この技術は、アプリケーションごとの通信品質を高信頼に維持しながら、移動中でも安定した通信を可能にするもので、場所・時間・移動状況が常に変化するモビリティ環境においても、切れ目のない接続を実現します。

近年、モビリティ分野ではコネクテッド化や自動運転の進展に伴い、複数のアプリケーションを同時に扱うシーンが増加。遠隔監視や車両制御など用途ごとに求められる通信品質が異なるため、通信の最適化が課題となっていました。

NECの新技術は、こうした不確定な通信環境下でもAIによってリアルタイムに最適な通信経路を選択することで、安定したマルチアプリ×マルチパス通信を可能にします。

また、モバイル回線、衛星回線、Wi‑Fiなど異なる通信手段の特性を把握し、遠隔監視や車両制御、エンタメなど用途の異なるアプリケーションに対し、それぞれに適した通信制御を実施します。これにより、通信の切替やハンドオーバー時の品質低下を抑えることを可能にします。

さらに、場所・時間・移動状況という膨大な組み合わせに対して、エリアごとに収集した通信品質データを活用し、時系列的な変化を踏まえたQoE予測により最適な回線構成を導出します。モビリティ基盤とRSP(Remote SIM Provisioning)などの技術を組み合わせることで、地域ごとに最適化された通信環境を構築することが可能です。

NECはこの技術を活用したソリューションの開発を進め、2025年度内の実用化を目指しています。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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