生成AI

最終更新日:2025/06/17
Googleは「Gemini 2.5 Pro」のアップグレードを発表しました。スタイルや構成が改良され、Thinking budgets機能を追加。開発者はGoogle AI StudioやVertex AIで利用可能です。
このニュースのポイント
米Google社は、これまでで最もインテリジェントなAIモデル「Gemini 2.5 Pro」をアップグレードし、プレビュー版を発表しました。この新モデルは「Google AI Studio」や「Vertex AI」を通じて「Gemini API」で利用可能で、数週間以内にエンタープライズ向けの安定版が一般提供される予定です。
また、コストやレイテンシを柔軟に管理できる新機能「Thinking Budget」も導入され、「Gemini」アプリで使用可能です。
2025年5月に発表した「Gemini 2.5 Pro Preview I/O Edition」を基にアップグレードした「Gemini 2.5 Pro」は、LMArenaでのEloスコアが24ポイント上昇し、リーダーボードの首位を1470で維持。また、WebDevArenaではEloスコアが35ポイント上昇し、1443で首位を獲得しました。
コーディングにおいても優れたパフォーマンスを発揮し、Aider Polyglotなどの高難度のコーディングベンチマークではトップ。さらに、モデルの数学、科学、知識、推論能力を評価する非常に難しいベンチマークであるGPQAとHumanity’s Last Exam(HLE)でもトップクラスのパフォーマンスを示しています。
今回のアップグレードでは以前のリリースに対するフィードバックも反映し、スタイルや構成を改善しています。これにより、さらに創造的でフォーマットの整った応答が可能になります。
出典:Google
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら