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最終更新日:2024/04/10
革新的な製品で世界を牽引するソニーグループ株式会社(以下ソニー)は、2022年卒の新卒採用にNTTレゾナント株式会社(以下NTTレゾナント)が提供する「goo AI x DESIGN」を活用しました。「採用チャットボット」の導入で生まれた効果をソニーの採用担当者にお伺いしました。
左からソニー採用担当の山木梨沙さん、浅井孝和さん、猪熊大介さん
※写真撮影時のみマスクを外しています。
――今回「採用チャットボット」を導入しようと考えられた経緯を教えてください。
ソニーピープルソリューションズ株式会社 採用部 2課
猪熊大介さん
――猪熊さん
ソニーという会社は「
――浅井さん
就職活動の形がコロナ禍で大きく変わってしまい、学生さんが会社の「生の情報」を得る機会が減ってしまったと感じています。オフィスに来ることもできず、先輩社員と話をするのも「画面越し」という状況の中、ソニーとしてカジュアルに情報をお伝えできる手段はないかと模索していました。
今回はLINEのアプリケーションと連携する仕様を採用しました。LINEは学生さんの生活に非常に密着しており、敷居が高い電話やメールではなくチャットで気軽にコミュニケーションが可能です。そのため学生さんの課題感ともすごくマッチするのではないかと思ったところです。
――ありがとうございます。NTTレゾナントの「goo AI x DESIGN」を活用しようと思った決め手はありましたでしょうか。
――猪熊さん
入力される言葉のバリエーションへの対応力や、日常のコミュニケーションにも反応してくれる点がすごく良かったです。AIが質問を認識できない時も無機質な対応ではなく、何かしら反応をしてくれました。これはとても大事な点で、導入する決め手のひとつとなった感触を持っております。
私はNTTレゾナントが提供していたテレビ番組のチャットボットをユーザーとして使っていました。「こういったものを採用に使ったら面白いんじゃないかな」と考えたことがきっかけです。
採用チャットボット(イメージ画面)
提供:NTTレゾナント
――私もテレビ番組のチャットボットで会話を楽しみました。採用チャットボットの学生さんからの評価はいかがでしたか?
――山木さん
学生さんにはたくさんの会話をチャットボット上でしていただきました。利用者アンケートでは「LINEで就活の情報収集をすることが今までなかったので、ソニーという会社が身近に感じられた」というコメントを頂戴し、アカウントの運用終了の旨をLINEでお知らせした際も「寂しい」といった別れを惜しむ言葉をいただいております。
――浅井さん
普段聞けないような質問に加え、キャラクターとの雑談は、楽しくないと思える就職活動を少しでも楽しくする効果があったと考えています。
――学生さんからは良い反応を得られたんですね。いっぽうで社内からの反響はございましたでしょうか。
――猪熊さん
今回のチャットボットでは、
――ありがとうございます。今回、会話をしてくれるキャラクターには「aibo」を起用されたんですね!
aibo チョコ エディション(2019年限定カラーモデル)
提供:ソニーグループ株式会社
――山木さん
学生さんがより気軽に質問できるようなアイコンを考えた結果、愛嬌があるaiboに決まりました。実は採用部でも「きなこ」というチョコ エディションのaiboを飼っていて、今回採用部の一員としてLINEで情報をお伝えしました。「名前は?」「何歳?」といった言葉を投げ掛けると「きなこ」が好きなものや年齢などを教えてくれて雑談を楽しめます。
――画面上で雑談しながらソニーの魅力を楽しく知ることができる点は「goo AI x DESIGN」ならではですね。半年間の運用でしたが、そこで出た課題についても教えてください。
――猪熊さん
採用シーズンのピークになると毎日のようにイベントが開催されます。会場や集合時間といったイベント特有の質問にはシナリオを設計しておらず適切な回答ができませんでした。
――浅井さん
課題が残った一方で、通常こういったお問い合わせは多く寄せられません。チャットボットだからこそ気軽にお問い合わせをしてくれた結果だと思います。
――「採用チャットボット」の運用を振り返っての感想を教えてください。
ソニーピープルソリューションズ株式会社 採用部 2課
山木梨沙さん
――山木さん
この度、採用チャットボットを導入できて嬉しく思います。
私は2年前まで学生でした。就職活動は一つの会社に絞って企業研究するわけではないため、一社に大量の時間を割く時間はありません。就職活動を通して「情報を簡単に検索できる機能はないのか」、内定後に「就活中に知っておきたかった情報だった」と思うことがありました。採用チャットボットはこのような悩みをサポートできたと実感しております。
ただ、Q&Aを大量に用意してもすべての質問には対応できておらず、中には満足度が高くなかった学生さんもいらっしゃいました。今後も続けていくにあたって、より精度の高い返答をできるように改善したいです。また、LINEでお渡しできている情報は現状ごく一部ですので「辞書」のような形で「聞けばすべて返ってくる」チャットボットを目指したいと考えております。
ソニーピープルソリューションズ株式会社 採用部 2課 統括課長
浅井孝和さん
――浅井さん
ソニーらしさを伝える手段として採用チャットボットを導入して大変良かったです。この規模感でLINEチャットボットを運用している企業は多くないと思います。ソニーは新しいことをやってこそな会社で、こういった目新しさを学生さんに「いいね」と思っていただくことが我々の使命であります。
――猪熊さん
ソニーは多くの事業、さまざまな職種があり、国内外で多種多様なキャリアを歩むことができる会社です。新しいことへの挑戦に対して応援してくれる風土もあり、採用部として正しくソニーの姿を伝えていく必要があります。
学生さんに知って欲しいソニーの姿を我々からLINEで仕掛けることができる点は素晴らしかったです。半年間、遊び心も混ぜながら採用チャットボットを活用しましたが、多くの学生さんにソニーのありのままの姿を伝えられたと考えております。
――今回設計したシナリオは来年以降も活用することでより高い精度を発揮できますね。最後に、今後チャットボットをどのように活用していきたいですか?
――浅井さん
はい。ソニーのありのままの姿を伝えるハブとして採用チャットボットを活用したいです。今回は取り組んでおりませんが、動画を返答に差し込むなど会話を視覚的にも表現することで、学生さんに伝えたいポイントをより分かりやすい形で発信したいと考えております。
――本日は貴重なお時間をありがとうございました。
右からNTTレゾナントの松永みゆきさん、松野繁雄さん
「採用チャットボット」の導入はユーザーの企業イメージを身近なものし、人には直接聞けないような質問を生み出す効果がありました。ウォークマン® やサイバーショット®、aiboなど多くの人気商品を生み出してきたソニー。インタビューを通して、先進的な姿が印象に残りました。
高い回答精度と雑談機能を有し、利用者に親しみやすい印象を与えるNTTレゾナントの「goo AI x DESIGN」。今後の展開に注目です。
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