生成AI

最終更新日:2025/03/06
アルサーガパートナーズは、千代田区立九段中等教育学校が導入する校内生成AIツール「otomotto」の開発支援を行いました。
このニュースのポイント
企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社は、千代田区立九段中等教育学校が導入する校内生成AIツール「otomotto(オトモット)」の開発支援を行ったことを発表しました。
千代田区立九段中等教育学校は、生成AIパイロット校として先進的な教育DXの推進に取り組んでおり、2023年10月には、アルサーガパートナーズが提供する生成AIソリューションを活用した教員向けの「ChatGPT勉強会」を実施しました。
また、千代田区が実施する生成AI関連業務の公募型プロポーザルにおいて、アルサーガパートナーズが選定されたことを契機に、教員と生徒を対象とした校内生成AIのSaaS版ツールによるPoCを経て、本開発に至りました。
「otomotto」は多彩な生成AIを活用しており、OpenAIの「GPT-4o」だけでなく、Anthropicの「Claude 3 Opus」や、Googleの「Gemini Pro」といった複数の大規模言語モデルから適切なものを選択できます。また、チャット機能に加え、画像生成を自由に行える柔軟性を備えています。
さらに、生徒や教員が独自のプロンプトを作成・共有できる機能を搭載しており、共有されているプロンプトへ「いいね」を送るなどコミュニケーションが可能です。この機能により、生徒同士の創造的な会話が活発化し、学びの新しい形を実現します。他にも、教育目的を逸脱しないためのフィルタリング機能や、指定のフォルダにデータをアップロードするだけで、自動で内容を取り込み、回答に反映させることができる データ連携機能も搭載されています。
アルサーガパートナーズは、迅速かつ柔軟な対応を可能にする「アジャイル開発」により高い品質を保持し、中学生でも直感的に操作できるUI/UXを設計しました。また、教育現場と開発チームによる定例会議を設け、開発状況や提案内容を共有することで、プロジェクトのスムーズな進行を実現しました。
現在は、生徒向けの機能を中心に運用を行っていますが、今後は教員の業務改善に特化した機能を順次実装し、働き方改革の一環として教育現場の効率化に貢献していきます。
出典:PR TIMES
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら