生成AI

最終更新日:2025/02/14
松尾研究所は、東光電気工事と共同でAIを活用した設備設計支援システムの開発プロジェクトを開始しました。
このニュースのポイント
株式会社松尾研究所は、東光電気工事株式会社と共同で、AIを活用した設備設計支援システムの開発プロジェクトを開始しました。熟練者が持つ経験や知識をAIによって形式化し、建設業界の業務効率を向上させます。
建設業界では、働き方改革や労働力不足が大きな課題となっています。特に業務の多くが熟練者の経験に依存しており、ルールやデータに基づいた業務運営が十分に進んでいません。そこで松尾研究所と東光電気工事は、AI技術を活用して業務の自動化や効率化を進め、業界全体の課題解決を目指します。
今回のプロジェクトでは設備設計の図面作成を起点に、さまざまなAI技術を導入予定です。まず、見積もり依頼先から受領した設計図から間取りや設備の種類・位置を自動で読み取るAIを開発し、設計図ごとに異なる表記にも対応できるようにします。
また、電気設備の配置については熟練者のノウハウをデータ化し、AIが熟練者と同等レベルの設備配置を自動化できる仕組みを構築。熟練者の経験や法令情報を基に、AIがチャット形式で配置の根拠を説明する機能も導入します。さらに、大規模言語モデルを活用し、設備配置に対する根拠や質疑メモを質疑応答書として適切な文体に自動生成します。
本プロジェクトを通じて、業務の効率化だけではなく、労働環境の改善や人材育成の支援にもつなげていきます。得られた成果を基盤に、AIを活用した新たなソリューションの開発や他業界への展開も視野に入れていく方針です。
出典:PR TIMES
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら