生成AI

最終更新日:2024/04/03
マーケティングオートメーション(MAツール)が生まれた米国をはじめ、海外ではデジタルマーケティングの効率化を目指す先進的な取り組みが行われています。今回は、海外から見るマーケティングオートメーションの活用事例を5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア” width=”1024″ height=”404″ />
ウエディンググッズ販売の「Paper Style」は、マーケティングオートメーション(MAツール)の導入で売上330%増を達成しました。
ウエディンググッズを購入する顧客は2パターンに分かれます。「自分のウエディングのため」、もしくは「友だちのウエディングのため」です。同社はまず、Eメールシステムに加入した顧客をこの2パターンに分け、パターンごとにタイムラインを作成し、マーケティングオートメーションを活用した顧客へのアプローチに努めました。
例えば、結婚式の招待状を作成するキットを購入した花嫁は、次に結婚式の準備のためのグッズを購入するでしょう。さらに、当日来てくれたゲストのための引き出物、パーティが終わったらお礼状の送付……というように、準備段階ごとに必要となる購入物が変わってきます。こうしたタイムリーなアプローチが奏功し、DMの開封率は244%増、売上げ330%増を達成しました。
マーケティングオートメーションであれば、複雑なアプローチも自動化することが可能なのです。
プロフェッショナル向けにビジネス・金融情報を配信するトムソン・ロイターは、長年画一的なEメールマーケティングに依存していました。しかし、大企業でよくあるように、ロイターの営業・マーケティング部門は、効率的に顧客へのアプローチができていないと感じていたそうです。
そこで、マーケティングオートメーションツールを利用し、リード(見込み客)スコア付けと選別を実施。さらに、営業・マーケティング部門の全てのスタッフに同じ評価基準での顧客アプローチをさせたところ、見込み客からの売り上げが175%増となり、見込み客数自体も23%増になったのです。一方で、顧客対応時間は75%減となり、効率的に売り上げを拡大する手法を確立しました。
IT分野でのワンストップソリューションサービスを提供するCentricsITは従来、Eメールでのマーケティングに依存していました。しかし、旧来的なEメールマーケティングでは同社の強みが訴求できず、マーケティングオートメーションツールを導入することを決断しました。
マーケティングオートメーション(MAツール)の導入により、Eメールマーケティングの再構築、顧客のスコアリング、CRM(customer relationship management)システムとの統合といった施策を図った結果、1年間で見込み客が59%増加し、150万米ドルの売上高を生み出すことに成功したのです。
インターネットやソーシャルメディア全盛の現代、マスメディアは苦境を迎えています。ビジネス情報を配信するCrainの「Crain’s Business Insurance」も例外ではありませんでした。
Crainが直面していた課題は2つあり、1つはメディア業界全体を襲う不況。もう1つは顧客の購買行動の変化でした。インターネットの普及で、顧客は購買前の入念なリサーチが可能になったのです。
そこでCrainはマーケティングオートメーションツールを導入し、顧客のエンゲージメントによる4段階のスコアリングに加え、パーソナライズされたマーケティング活動を実施。結果として、メルマガの購読者が43%増、印刷媒体の購読者が2%増、WEBサイト訪問者のコンバージョン率2.6%増という結果が得られ、55万米ドルの新規売り上げを獲得しました。
IT企業Managed Maintenanceでは、営業、効果的なリード(見込み客)スコアリングシステム、見込み客の育成といくつもの複雑な課題を抱えていました。とくに、マーケティングオートメーションツールとCRMツールの2つを同時に運用していたことが混乱を招いていました。2つのシステムは互いにデータをシェアすることなく、独立して運用していたのです。
そこで、現状のシステムを見直してマーケティングオートメーションツールとCRMツールを連携させ、マーケティングオートメーションツールで見込み度が高いと判断した顧客をCRMツールに共有したところ、75%の見込み客増加につながりました。
マーケティングオートメーションツールは、大企業でも中小企業でも、企業規模を問わず活用できるものです。マーケティングを効率化するためのツール導入を検討してみてはいかがでしょうか。
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら