自治体初、柏市が「悩み相談AIチャットシステム」を導入
最終更新日:2024/04/03
柏市は、悩みを気軽に相談できるツールとして「悩み相談AIチャットシステム」を本格導入します。
このAIニュースのポイント
- 柏市が多様な悩みを受け付ける対話型チャットAIを本格的に導入
- 公認心理師監修のカウンセリングAIが対応
- 時間、場所を問わずパソコン、スマートフォン、タブレットから相談可能
千葉県柏市は、悩みを気軽に相談できるツールとして「悩み相談AIチャットシステム」を令和6年4月1日より本格的に導入しました。自治体では初の取り組みです。
柏市は「福祉の総合相談窓口」の設置を開始し、多様な相談を受け付けています。しかし、時代と共に市民を取り巻く環境が変化しており、悩みを抱えた市民の方が孤立したり、それが社会制度にもうまくつながらず、状況が悪化する事例が見受けられます。
そこで柏市は、電話や対面で行う相談にハードルの高さを感じている人に向けて、メンタルヘルスをはじめとする様々な悩みを気軽に相談できる「悩み相談AIチャットシステム」の導入を開始しました。
このシステムは、公認心理師監修のAI技術を用いたチャット型のカウンセリングで、パソコン・タブレット・スマートフォンのどの端末からも利用でき、24時間365日いつでも悩み相談が可能です。また、柏市民の方は無料で相談が行えます。
今回のチャットボットの導入に先駆けて、柏市は令和5年8月22日から11月21日までの3か月間、実証実験を行っています。この実証実験によると、相談者の年齢層は10代と20代が全体の4分の3を占めており、相談内容としては、健康・メンタル、恋愛・性、学校・いじめに関する相談が多く寄せられました。
柏市は、現在は傾聴に特化したチャットボットを、今後は必要に応じて対応できる行政窓口や支援機関と連携し、課題解決に向けて相談員が寄り添える仕組みづくりを進める方針です。
出典:PR TIMES
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