日本連合警備とKIS、別府大学にてコロナワクチン保管庫の温度異常検知にAIを活用
最終更新日:2024/02/26
日本連合警備株式会社が、ITサービス会社である株式会社KISと、学校法人別府大学にて新型コロナワクチン保管冷蔵庫の温度異常検知にAIを活用しました。
警備会社として日本初の取り組みに、大きな注目が寄せられています。
このAIニュースのポイント
- 日本連合警備とKISが別府大学のコロナワクチン保管冷蔵庫に異常検知AIを活用
- ワクチン保管冷蔵庫内のデジタル温度計をカメラで撮影、規定温度から外れた画像を検知し異常発生を通知
- モバイル回線を利用して画像を転送するため設置場所や運用方法の変更は不要
ワクチン保管冷蔵庫内の温度表示をしているデジタル温度計をカメラで撮影し、温度が摂氏2度~8度から外れた画像がサーバー内に保存された際、AIにて異常を検出し、日本連合警備の管制室に異常発生を知らせるメールが自動通知される仕組みとなっています。
この取り組みは、職域接種用ワクチンの温度監視を行う別府大学が、職員での深夜におよぶ監視に課題を感じ、日本連合警備に警備員の巡回による温度監視を依頼したものです。日本連合警備はKISが提供する「AIを用いた画像による異常値検知システム」を用いての温度監視を提案し、8月27日からAIによる自動温度異常検知を開始しました。
このシステムは既設の温度計をカメラで撮影し撮影した画像を、モバイル回線を利用してサーバーへ飛ばす仕組みのため、設置場所や運用方法を変更することなく導入する事が可能です。万一温度異常が検知された際、日本連合警備の警備員が24時間365日ワクチン保管場所へ出動し、初動対応を行います。また何かしらの理由で遠隔監視が出来ない場合も、日本連合警備の警備員が巡回による温度監視を継続する事ができます。
貴重なワクチンの保管庫を、人的コストを削減しつつ正確に管理できるサービス、ワクチン接種の機会が広まっている今こそ、活用シーンが多くなりそうですね。
出典:PR TIMES
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