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最終更新日:2024/07/11
Googleから新しい画像生成AIツール「ImageFX」がリリースされました。
「ImageFX」には、画像生成ができる「ImageFX」、音楽が生成できる「musicFX」、類似単語の生成や提案をしてくれる「text FX」の3つの生成が使用できます。
今回は実際に「ImageFX」を使い、画像・音楽・テキストの生成を試してみました!
2024年6月現在、日本語にも対応され日本語プロンプトで生成が可能になりましたが、英語プロンプトより生成結果が少々精度が低いです。今回は英語プロンプトでの生成をご紹介いたします。
Googleの「imageFX」はテキストから画像生成ができる、2024年6月現在無料で使用できる画像生成AIツールです。
ユーザーインターフェースに「expressive chip(表現力チップ)」が使われており、イメージのバリエーション候補から選択することで、自分のイメージする画像により近づけることができます。
「expressive chip(表現力チップ)」については後述いたします。
早速ログインして使ってみましょう。
Googleアカウントを持っていれば簡単にアクセスし誰でも利用することができます。
まず、ImageFXのウェブサイトにアクセスします。ImageFXは、Googleのアカウントを持っていれば、2024年6月現在無料で使用できます。
※わかりやすいように画面を日本語表示しております。
全てを同意し進むと以下のようなTOP画面に切り替わります。
一部英語表記ですが、直感的に操作ができるように設計されているため、誰でも簡単に使うことができます。では実際に生成してみましょう。
今回は「お菓子の家」をテーマに生成していきます。以下のテキストを翻訳サイトから英語に変換して左にあるプロンプトBOXに入力します。
まずは「お菓子の家」を英語に翻訳し「candy house」と入力します。プロンプトBOXにテキストを入力すると「I’m Feeling Lucly」と記載のある青の「作成」ボタンをクリックします。
お菓子の家が生成されましたが、少し怖い雰囲気になってしまいました。プロンプトを入力する際には、できるだけ詳細に入力するとイメージに近づいていけます。
次にもっと詳細に指示するプロンプトを入力し生成します。
通信環境にもよりますが、10秒程度で可愛らしい森の中にあるお菓子の家が生成されました。
次に生成されたお菓子の家をベースに、Expressive Chips(表現力チップ)で画像を変更してみます。
画像を生成すると、いくつかの単語がハイライトされて表示されます。単語の右にある下矢印(▼)をクリックすると、別の候補となる単語が表示されます。試しに「chandy house」の▼をクリックすると、「gingerbread house」「chocolate house」「ice cream house」の候補が出てきました。
ジンジャーブレッド、チョコレート、アイスクリームと、お菓子の家にそぐう他の単語を候補に挙げます。一部のテキストを変更するとこで自分のイメージに合った画像に近づけることができます。
キュートなお菓子を家を生成してみたので、今度は表現力チップを以下に変更してホラーテイストなお菓子の家を生成してみます。
恐ろしい雰囲気の漂うお菓子の家に変貌しました。
最初の生成から、「Forest」(森)」を「beach」(海)に変更しただけで、夏らしいとても爽やかなビーチに佇むお菓子の家が生成されました。
次に、選択した範囲内だけ再度生成される「編集内容を生成」を試してみます。生成された画像を一つ選び、画像の右下にある「画像を編集」をクリックします。「画像を編集」できる画面に切り替わりました。
選択したい範囲を囲えるブラシサイズに調整しながら画像をなぞると、以下のように白透明が敷かれます。
今回囲ったチョコレートの箇所を「ビスケット」に変更します。「変更内容を記述します」BOXに「change to Biscuits(チョコレートをビスケットに変更して)」と入力し「編集内容を生成」をクリックします。
以下のように、選択箇所だけが変更された画像が4種生成されました。周りの画像はそのままにチョコレートがあった部分だけ種類の違うビスケットに変更されました。
このように変更したい箇所をピンポイント生成し直し微調整を繰り返すことができます。
生成された画像はダウンロードすることができます。
ダウンロードしたい画像にカーソルを置くと、右下に以下の表示が出ます。
続きまして「music FX」を使ってみます。
「image FX」から「music FX」への切り替えは、左上にある「imageFX(下矢印)」から切り替えることができます。
「music FX」は、ユーザーがイメージする任意の複数単語からオリジナルの音楽を生成できます。楽器が弾けなかったり音楽の知識がなくても自分だけの音楽を作ることができ、作曲家やミュージシャンにも新しいサウンドの追求に役立ちます。
誰もが簡単に音楽を生成できることで、音楽創造の障壁を低下させクリエイティブ表現を手助けしてくれます。
「imageFX」で生成した「お菓子の家」に合わせた音楽を生成してみます。
imageFX同様、10秒程度で2パターンの音楽が生成されました。
生成結果はこちら。
楽しげなイメージの明るい音楽が生成されました。
左下の「設定」から
次に「iamgeFX」と同じように単語を変更して生成し直すことができます。
生成された画面の上部にある「DJモード」をオンにすると「musicFX DJ」の画面に切り替わります。
DJモードではさまざまな楽器や音楽モードを追加・調整できます。
楽曲を再生しながらそれぞれのイメージをトグル調整すると曲のイメージが変化します。また、「もっと作成」横に候補に上がっているイメージを追加することもできます。
イメージの上にマウスを乗せると「ゴミ箱」「スピーカー」マークが現れます。削除したい場合には「ゴミ箱」マークをクリック、該当のイメージが曲にどのような影響を与えてるのか確認したい時には「スピーカー」マークのオン/オフを繰り返せば曲調の変化を確認できます。
TextFXは、ChatGPTやGeminiなどのように自動で単語や文章を生成するものではなく、言葉の置き換え行えるサービスです。ラッパーであり起業家のルーペ・フィアスコ氏の共同開発されたツールなので、歌詞、特に韻を踏む言葉のバリエーション生成できることが特徴です。
10種類のツールを通じて、入力したキーワードなどに対して別の意味やフレーズを提示し他の単語を提案してくれ、詩や作文の創作プロセスを向上させます。
右上メニューから説明文は以下になります。
Acronym=頭字語=指定した単語の文字を使ってフレーズを作成します。
RAP調にあった歌詞を生成することができます。
試しに「お菓子の家(Candy house)」と入力して「実行」してみました。
英語での生成を試しているので日本語に訳してしまうと不思議な意味になってしまいますが、テーマに沿ったRAP調で歌いやすい歌詞を生成してくれました。
Alliteration=頭韻=選択した文字で始まるカテゴリ内の単語を見つけます。
指定した単語と似た単語を頭文字を指定して提案してくれます。試しに「お菓子の家(Candy house)」と入力して「次の言葉で始まる単語」をプルダウンから「A」を指定し「実行」してみました。
「Candy house」の音と類似した「A」から始まる単語が生成されました。
Chain=鎖=それぞれの単語が最後の単語に関連している単語のシーケンスを作成します。
試しに「お菓子の家(Candy house)」と入力して「実行」してみました。
指定した「Candy house」のイメージにあった単語が生成されました。
Explode=爆発する=指定した単語に似た発音のフレーズを作成します。
試しに物事を入力:「お菓子の家(Candy house)」・別のものを入力:「森(forest)」と入力して「実行」してみました。
入力した2つの単語の共通点やイメージが生成されました。
試しに物事を入力:「お菓子の家(Candy house)」・別のものを入力:「森(forest)」と入力して「実行」してみました。
POV=視点=さまざまな視点からトピックを評価します。
試しに「お菓子の家(Candy house)」と入力して「実行」してみました。
一つ目は「食べ過ぎることの危険性」、二つ目は「家族の大切さ」、三つ目は「依存症の危険性」の結果が出ました。
「お菓子の家」をさまざまな視点から捉えたアイデアが生成されました。
Scene=シーン=シーンに関する感覚的な詳細を生成します。
試しに「お菓子の家(Candy house)」と入力して「実行」してみました。
「お菓子の家(Candy house)」と聞いてパッとイメージする感覚的な言葉が生成されました。
Simile=比喩=物事や概念について直喩を作成します。
試しに「お菓子の家(Candy house)」と入力して「実行」してみました。
物語の冒頭のようなストーリー性のあるテキストが生成されました。
Unexpect=予想外=シーンをよりクリエイティブで想像力に富んだものにします。試しに「お菓子の家(Candy house)」と入力して「実行」してみました。
「お菓子の家(Candy house)」という言葉からイメージを膨らませた具体的な言葉が生成されました。
Unfold=展開する=指定した単語を含む言葉またはフレーズを特定します。
単語での入力のため、試しに「キャンディ(Candy )」「家(house)」と入力して「実行」してみました。
「キャンディ(Candy )」「家(house)」を含んだ言葉がそれぞれに生成されました。
ご紹介しました「imageFX」「imageMusic」「imageText」の他にテキストプロンプトで動画を作成できる「videoFX」の機能がメニューに搭載されています。2024年6月現在、まだ使用することはできませんが、「順番待ちリストに登録する」ことができ、申し込みをすると順次試すことが可能です。
今まではそれぞれの専門家「絵が描ける専門家」「曲が作れる専門家」「作詞ができる専門家」 の成果物を合体させ一つの作品にしていました。今回imageFXを試してみて、それらの専門家にしかできなかったクリエイティブが一般の方でも手軽に自分オリジナルのPVが可能になると思いますが。
今後の機能追加にも期待しimageFXを注目していきます。
Imagen 2を利用した、テキストプロンプトを基に高品質な画像を生成する無料のAIツールです。 画像の他に音楽・言葉の提案の生成も可能です。 さらに、動画生成のメニューもリリースが予定されています。 ImageFXで作成されるすべての画像には、DeepMindの「SynthID」という肉眼では見えないAIで生成されたことを証明する電子透かしが埋め込まれています。
Googleの「Imagen」の最新世代である「Imagen 2」を利用し開発されました。
2024年6月現在、無料で利用できます。
Googleアカウントを持っていればログインするだけで簡単に利用可能です。 また、Googleアカウントをお持ちでない場合は、Googleアカウントを作成する必要があります。
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