Getty Images、中小企業や個人向け画像生成AIツール「Generative AI by iStock」発表
最終更新日:2024/01/10
Getty Imagesは202年1月8日、安全に商用利用ができる生成AIツール「Generative AI by iStock」を発表しました。
このAIニュースのポイント
- 「Generative AI by iStock」は「NVIDIA Picasso」をベースに構築された生成AIツール
- モデルの学習は、Getty Imagesの独自データと「iStock」内のコンテンツのみを使ってトレーニングされているため、安全に商用利用が可能
- 利用価格は画像100点生成当たり2215円(税抜)で、1回のプロンプトで4つの異なる画像を生成できる
米Getty Imagesは1月8日、安全に商用利用ができる生成AIツール「Generative AI by iStock」を発表しました。このツールは、米NVIDIAとの提携により、ビジュアルデザイン用のカスタム生成AIモデルである「NVIDIA Picasso」をベースに構築されており、中小企業、デザイナー、マーケティング担当者向けに手頃な価格で提供されます。
「Generative AI by iStock」は、Getty Imagesのクリエイティブライブラリと、ストックフォトサービス「iStock」のフォトライブラリのみから学習したモデルを使用してトレーニングされた新しい画像生成AIツールです。
ユーザーが欲しい画像をテキストで入力すると、AIが自動で画像を生成し、生成された画像に対して修正を加えたり、サイズを変えることもできます。利用価格は画像100点生成当たり2215円(税抜)で、1回のプロンプトで4つの異なる画像を生成可能です。また、サービスには標準で 1万ドルまでの法的補償が含まれています。
また本ツールは、何百万ものオリジナル写真、イラスト、ビデオを含む iStockライブラリとシームレスに連携することで、マーケティング、SNS投稿、オンラインでのプロモーションなど幅広い用途で利用可能です。
Getty Imagesは2023年9月に「Generative AI by Getty Images」を発表しています。こちらは企業など複数ユーザーを対象としているのに対して、今回発表された「Generative AI by iStock」は中小企業やデザイナー、個人ユーザーなどを対象としています。いずれのサービスでも、学習モデルのトレーニングにコンテンツを採用されたクリエイターは、収益分配プログラムに参加できる予定です。
出典:Getty Images
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