生成AI
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最終更新日:2024/11/07
東急リバブルとアルサーガパートナーズは、生成AIを活用してSNS投稿文章の作成業務を支援する独自の業務特化型システムを開発・構築し、運用を開始しました。
このニュースのポイント
東急リバブル株式会社とアルサーガパートナーズ株式会社は、生成AI(ChatGPT)を活用した独自の業務特化型システムを共同開発しました。その第一弾として、SNS投稿文章の作成業務を支援するシステムを構築し、2024年11月より運用を開始します。
従来、東急リバブルでは、SNS投稿を専門とする担当者が営業担当者の要望を受けて個別に投稿する文章を作成していました。そのため、投稿できる物件の数にも限界があり、一般的な販促手段としてのSNS活用が困難な状況でした。
そこで東急リバブルは、Z世代の顧客が増加する近い将来を見据え、効果的な情報発信の手段であるSNSにおいて、効率的かつ適切な文章を作成・投稿するために生成AI技術を活用する運びとなりました。
PoCの結果、本システムは担当者がゼロベースで作成したものと比較しても遜色なく、生成AIが作成した文章に対して多少の修正を加えることにより利用可能であることが確認されました。
具体的には、不動産情報の読取・理解からSNS投稿文章の原案作成までを生成AIが行い、それを担当者が修正することで、1件当たり45分の作業時間を10分にまで短縮することができました。これにより、SNS投稿件数を4倍程度まで拡大することが可能となります。
また、アルサーガパートナーズはこれまで培った生成AIとシステム開発の技術と知見によって、生成AIへのプロンプトをすべてパターン化した選択メニューにすることで、専門性の高い属人的業務を汎用的な生成AIシステムの支援を受けて、一般的な業務へと進化させることも目指しています。
なお、不動産広告表示に相応しくない表現などは「禁止ワード」として予め登録し、自動的に排除する機能を実装することで広告表示を適正化していきます。
東急リバブルでは、アルサーガパートナーズを「生成AI活用プロジェクト」のパートナーとして、今後は法務や広報など文章を取り扱う幅広い業務領域へと適用を進め、業務の効率化や顧客サービスの向上に継続して取り組んでいきます。
出典:PR TIMES
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