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最終更新日:2022/09/01
大和ハウス工業と大和リース、フジタの3社は、建設現場向けの自走掃除ロボットを共同開発しました。
このAIニュースのポイント
大和ハウス工業株式会社と大和リース株式会社、株式会社フジタの3社は、建設現場向けの自走掃除ロボットを共同開発しました。
建設業は作業員の高齢化や入職者減少による人手不足などが深刻になっています。また、国土交通省では就労環境改善のために作業員の4週8休を推進し、2024年度に開始する時間外労働の上限規制への対応も求められ、雇用確保の観点からも労働時間の削減が喫緊の課題となっています。
中でも建設現場では効率化が進んでいない業務が多く、散乱すると危険な釘などの掃除業務は作業員にとって日々の負担となっており、長時間労働の一因にもなっています。
こうした課題の解決に向けて、大和ハウス工業と大和リース、フジタは2021年4月に自走掃除ロボットの開発プロジェクトを立ち上げ、開発パートナーの株式会社KYOSOテクノロジと連携して、本ロボットを開発することとしました。
本ロボットは、作業員による床の清掃作業にかかる労働時間40時間/月に相当する業務の全てを自動化することが可能です。
砂利であれば15mm程度、小ねじ・釘なら50g程度のものまで、現場に散乱するさまざまなものを清掃できます。連続4時間稼働が可能で、一度に最大15リットル分のゴミを回収できます。移動速度は0.5m/sで、1日(8時間)当たり約3,000㎡を清掃できます。
これにより、作業の隙間に行っていた清掃をロボットが自動(無人)で行うことで、作業員が本業に専念できるため、生産性の向上が期待でき、衛生的な職場環境の維持も可能となります。
ロボット本体は、各ユニットに簡単に分割でき、軽量化・小型化して持ち運びが可能です。作業員が持ち運べるよう、4分割できる設計となっており、エレベーターのない多層の建設現場でも利用可能です。
今後は施設や部材に応じた実証実験を行うことでロボットの改良を重ね、2023年度より3社の全国の建設現場に順次導入、2023年度に3社合計30台導入する予定です。
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